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合金
合金は純金属にくらべ抵抗が大きいのはなぜですか?
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純金属だと結晶は比較的きれい。原子は周期的に並んでいる。そういう周期構造は電子はすいすい通過できるんだそうです。なぜかっていうとそれは難しい(量子力学までさかのぼる)んだそうです。とりあえず天下り。 金属の温度が上がると抵抗率は上がりますよね。なぜかというと熱運動で周期構造が乱れるから。一瞬一瞬をとらえれば原子の位置は正確な格子位置から熱運動で変位してます。そういう状態では電子は通りにくい。古典的には原子から電子が散乱されてしまうといういいかたをしてますね。 で、合金。これは異種の原子がでたらめに混じり合っています。きれいな周期構造が崩れています。崩れた周期構造は電子が通りにくい。電子は、原子A、原子A、原子Aと調子よく進んできたとする、でもそこで突然原子Bという素性の違うやつに遭遇する、散乱されてしまう。なので、合金は純金属より抵抗率が高い。 定性的にはこんな感じ。どこかわかりやすいweb siteでもあればいいんですが、心当たり有りません。