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株主総会の議決権売買は可能か?

題名の通りの質問です。株主総会の議決権売買は可能なんでしょうか?方法については貸し株等手段はかまいません。 次に可能であるならば、高いケースで時価のどのくらいの割合で売買できるのでしょうか?宜しくお願いします。

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  • makachinn
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回答No.2

追加のご質問について解答します。 貸株取引の世界にワープします、yakyutukuさんが、株式取引・信用取引・貸借取引の 基礎知識をお持ちであるならば、即ご理解頂けるのですが、ここでは、 まったく知識をお持ちでない場合を前提に、長文となりますが以下に書き込みます。 宜しかったらお付き合い下さい。 まず、追加のご質問について >例えば金融機関同士で空売り目的のため、貸し株という行為があると思います。 金融機関同士の貸株は、あります。 信用取引(正確には制度信用取引)における貸借取引で、空売りが増加し、 貸株超過状態(貸株残>融資残)となった時に、 証券金融会社(代表は日証金)が、主に証券会社・生損保・銀行から株式を入札で 調達・借入れし、貸借取引の帳尻を合わせます。この株式の借入れ・返済は、原則 貸付日の翌日が返済日(但し最長6か月まで延長可)です。 今日借りて、明日返すということです。 さて、お答えです、決算日=株主権利確定日には、この貸し借りは存在しないのです。 金融機関は、だれも、株主権利確定日に株式の貸借をしていないのです。 具体例にて解説します、少しミクロの世界に入ります。 (尚、以下は制度信用取引・貸借銘柄についての説明です、また、  信用取引&貸借取引の2階建て構造を説明するため、簡略的に説明します。) (1)株式の受渡し・決済は、約定日を含め、4営業日目に取引所の清算機構を通じて   決済されます。これは、現物・信用の区別なく、すべての株式の売買は、   必ず株券(原株)で決済されます。もちろん、『ほふり』の発達により、   今日、大半は、帳簿上の移動で行なわれますが、原則は、株券と現金での決済です。 (2)さて、今、2006年3月下旬とします、ある3月決算銘柄に空売りが増加しました。  3/25(金)   1日の取引が終わりました、各証券会社は、銘柄ごとに自社内の信用取引の   買残・売残を調べます、今、A証券会社では、調べた結果、   買残70万株、売残120万株でした。売残が買残より50万株超過しています。   買残と売残の等しい部分70万株は、『店内食合い』(テンナイクイアイ)と言い、   信用買い方の買った株式を、信用売り方の売却株式に充当させることができます。   しかし、超過している50万株は、どこからか調達しなければ、4営業日後の   受渡し決済に支障をきたします。その証券会社が自社で保有したり、自社で調達   できるならば、それを充当させますが(自己貸株といいます)、   充当できない場合、証券金融会社に株式の借入れを申込みます。   A社は、50万株借入れを申込みました。   次に、B証券会社も同じ作業をしたら、買残180万株、売残150万株でした。   買残が30万株超過しています、『店内食合い』部分150万株は、   信用売り方の売却代金を信用買い方の買付け代金に充当させることができますが、   超過分の30万株の買付代金は、どこからか調達しなければ、4営業日目の   受渡し決済に支障をきたします。その証券会社が自己資金をこれに充当する   (自己融資と言います)場合もあれば、証券金融会社に資金の融資を   申込む場合もあります。B社は30万株の資金融資を申込みました。 (3)各証券会社から、借株・融資の申込みを受付けた証券金融会社は、  それらを集計します。集計した結果、借株申込み850万株、融資申込み500万株でした。  これが、いわゆる、貸借残高で、発表ベースでは、貸株○○株、融資××株と  売買当日の夕方、速報が発表されます。さて、ここで、証券金融会社も  証券会社と同じ作業をします。すなわち、借株申込みと融資申込みの等しい部分  500万株は食合っています、この部分は、融資申し込み側が差し出す  担保株式(買付株券)を借株申し込み側の受渡しに必要な株式に  充当させる事ができますし、借株申込み側が担保として差し出す売却代金を  融資申込み側の受渡しに必要な買付資金に充当させる事ができます。  しかし、超過分350万株の株式は、調達しなければ、4営業日目の受渡しに  支障がでます。 (3)翌営業日3/28(月)午前中に、証券金融会社は、この350万株を  主に証券会社・生損保・銀行等を中心に、入札方式で調達します。  この時、場合により『逆日歩』が発生します。  さて、この株式(株券)の貸借ですが、  3/25(金)の約定分についてですから、受渡しは4営業日目の3/30(水)です。  従って、3/30(水)に株式(株券)を借りて3/31(木)に返す約定となります。  証券金融会社は、全貸借銘柄について、日々残高を洗い直し、  貸株超過(借株申込超過)銘柄について、この作業を日々行ないます。   (4)さて、3月下旬の約定・受渡しスケジュールを見て見ましょう  3/25(金)権利付き最終売買日  3/28(月)権利落ち日  3/29(火)  3/30(水)  3/31(木)権利確定日  4/ 1(金)  上記事例は、3/25(金)約定→3/30(水)受渡しでした、3/28(月)約定分は、  通常ならば3/31(木)受渡しなのですが、4/1(金)受渡しとする慣例になっています。  すなわち、3/28(月)約定分の貸借取引・貸株超過状態における、金融機関からの  株式(株券)の調達は、4/1(金)借入れ、4/4(月)返済となります。  すなわち、3/31(木)=権利確定日には受渡しは行なわれない、従って  この日に株式(株券)の貸し借りが発生していないのです。   (5)残る問題は、証券会社の顧客で、信用買い方の買付けた株式です、  これは、証券会社が自己融資している場合は、証券会社が担保として  押さえていますので、証券会社が実質株主となります。また、証券会社が、  証券金融会社に融資を申込、その担保として買株券を提供している場合は、  証券金融会社が実質株主となります。信用買い付けをした顧客には、  信用配当金=配当金×93%(7%分は所得税減徴収相当額)が  証券会社(証券金融会社経由後)から支払われます。 以上です、信用・貸借取引のミクロの世界に足を踏み入れ、さぞや、 戸惑っておられる事と思います。また、ご質問の金融機関同士で空売り目的の ために株券を貸し借りする、ということを、私は、 顧客⇔証券会社⇔証券金融会社⇔金融機関・機関投資家の株式・株券の 貸し借りとしてご説明しましたが、お尋ねの”金融機関同士が空売り目的で、貸し株 という行為を聞いたことがなかったので、おそらく、証券金融会社と 金融機関・機関投資家との株式・株券の貸し借りのことではないかと想像し、 上記長文にしたためました。また、よくよくお読み頂ければ、信用取引・貸借取引・ 逆日歩について、その裏側の仕組みが少しご理解いただけるという 副産物もあると思います。 では、では、がんばって下さい。 最後に、証券会社が行なう預株取引のことを省略しています、 情報の洪水となると思い省略しました。 ”図解”できない、”図解”ツールがないのが、”教えてgoo!”最大の欠陥ですね。(^^)  

yakyutuku
質問者

お礼

あるがとうございます。ただ申し訳ないのは最近M&Aがはやってるので興味をもっただけで、実際には(まだ?)株には手を出しておりません。フジテレビとSBIとの関係とかすこし興味をもったもので。大変丁寧な説明をしていただき概略は理解できたつもりです。あとここには含まれていない金融機関でもなく、証券会社でもない、普通の企業間ではどうなのでしょうか? なおただ興味をもっている一般人なのでお暇なときで結構です。

その他の回答 (1)

  • makachinn
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回答No.1

回答 1.株式とは、株主としての地位・権利・義務を表象したものである 2.株券とは、株主としの地位・権利・義務を化体した有価証券である 3.商法205条(1)、『株式を譲渡するには株券を交付することを要す』、   すなわち株式の譲渡には株券が必要である ご質問は、株式の売買とは別に、株主総会の議決権を切り離して、その権利を対象として 売買できないか?という意味だと考えますが、上記1・2・3の如く、 株券の売買と切り離して議決権のみを売買することはできません。 うー苦しい、あまり良い喩えではありません、漫画・映画の見過ぎか、 株式=魂、株券=肉体、肉体の売買と切り離して、魂だけを売買できない。 もっとうまい喩えがあれば良いのですが、急には思いつきましぇん_(._.)_

yakyutuku
質問者

補足

例えば金融機関同士で空売り目的のため、貸し株という行為があると思います。このとき、議決権はどこに存在するのでしょうか?

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