これは私も不思議に思っていました。
一例ですが、磐越西線には停車する列車が極端に少ない駅があります。
会津若松・喜多方の間にある堂島・笈川・姥堂・会津豊川の4つの駅です。
この区間を走る列車は上下15本ずつありますが、上記の4駅に停まるのは、上下各4本のみです。いずれも朝と夕方の時間帯です。
他の上下各11本の列車はこの区間のほぼ中間にある塩川駅のみに停まります。
しかし、塩川駅のみに停車する列車を「快速」と呼ぶかというと、そう呼ばないらしいのです。
磐越西線の会津若松以西の列車は、新潟直通の「あがの号」以外は、駅の放送でも「普通列車」として案内しています。
(会津若松駅のライブカメラ画像が↓のサイトで見られます。駅の放送も聞くことができます。)
つまり、上記の4駅のように、「停まらない列車のほうが多い」駅の場合、停まらないのがむしろ当たり前なので、こういう駅を通過しても「快速」とは言わないのではないでしょうか。
地元の方々はどのように考えていらっしゃるのか、お聞きしてみたいと思います。
「普通列車」と言う言葉も、曖昧な言葉ですね。
厳密に言えば、JRでは特急・急行以外の列車は、すべて「普通列車」ですから、快速を「普通列車」と言っても間違いではありません。
しかし、乗客は「普通列車」と聞くと、各駅停車だと思う人もいるでしょうから、乗客にとっては不親切な案内だと思います。
No.3の方へのお礼の中でおっしゃっているように、常磐線では最近まで、「快速より停車駅の少ない普通列車」も存在していました。
これは歴史的な事情があると思います。同じ常磐線でも、昔は上野・取手間は「電車」、取手より北(土浦・水戸方面)に行く列車は「汽車」でした。その「汽車」も電車に変わってしまったため、かつての「汽車」を表す言葉がなくなってしまったのだと思います。(業界用語では「中距離電車(略して中電)という言葉がありますが。)
しかも千代田線直通の電車が常磐線各駅停車と呼ばれるようになり、さらにややこしくなりました。
その結果、上野と取手より北を結ぶ列車を「普通列車」という曖昧な言葉でしか呼べなくなってしまったのだと思います。
最近は常磐線中電も取手までの停車駅が同じと言う理由で、東京側では「快速」と呼んでいるようですね。しかし、土浦辺りでは快速とは呼んでいません。
JR東日本の列車種別は、何とも不統一ですね。
お礼
もはや停まらないのが当たり前ということはそれほど利用者が少ないのですか。 地方の鉄道事情を如実にあらわしていると思います。ただ、駅として存在しているということはやはり時間によって極端に差が出るということでしょうか。 常磐線の英語のアナウンスを聞くと常磐線快速線と各駅停車のアナウンスが両方Localといっていたので外人にはとことんわかりにくいという心配も昔はしてしまいました。 どうもありがとうございました。