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自己導尿について
神経因性膀胱で自己導尿をするかたの看護について、注意事項や指導の方法、 又自己導尿の方法をおしえてください
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一般的な注意事項についての記述にとどめます。 患者さん毎にスケデュール決定、方法の組み合わせを行わなければならないため、一般論で全てを解決することは不可能です。 ■導入の条件 患者の理解度(家族が関与する場合には家族の) 患者の手技的な可能性、及び体位(挿入に際し)の可能性 ■注意事項 『清潔の概念』 清潔さは必要であるが、施行回数を左右するほど重要ではない。極端な話、砂やホコリさえついていなければ水道水で洗って使うだけでも良い。旅行中は汚れるとか…こういった考え方は無意味です。 施行回数の判断は、自尿の有無、遺尿の有無、感染の有無、VURの存在など多くの医学的な考慮を要します。 『危険の概念』 挿入に関しては、尿道の異常さえ無ければ、無理に挿入すること以外は事故の可能性は少ない、特に本人がする場合は括約筋の収縮を自分でコントロールできるため、他者が行うよりも痛みは少ない。血尿や膿尿が続く場合や尿路感染症による発熱などがなければ特に問題はない。一番怖いのは感染症であると考えて、水分摂取については十分啓蒙する必要がある。 これらを十分に理解させてあげてください。 ■指導の方法・注意 男性の場合、外尿道口は直接見ることが可能であるが、女性の場合、外陰部に隠れて確認が困難である。老人の場合、女性は視力の問題、可能な体位の問題で導入が難しい場合がある。鏡を使うなど、訓練次第だが、絶対に失敗を責めない…医療従事者はもとより考えないが、家族については注意が必要。患者のモチベーションを奪うことになる。 できるだけ使用するカテーテルは患者に選択させる。セルフカテーテルは太いものが多い(挿入の容易さと詰まり防止、携帯の容易さを考慮した結果だが、患者によっては太さに恐怖する場合もある)、ネラトンの自費購入も含めて色々な道具を可能な限り示すこと。場合によっては夜間のみ留置カテーテルの使用など、実際の生活に配慮したプランニングが望ましい。 実際の指導中はアルコールガーゼなどでの清浄を指導すると思いますが、『清潔』の概念よりも『とにかくする』の方がよほど重要なので患者にもそのように接してください。 自己導尿の方法は、あなたが看護婦その他の医療従事者であれば、泌尿器科専門医より直接指導を受けてください。患者およびその家族であれば病院から指導があるはずです。文章のみで誤解が生じた場合の不利益を考えてあえて書き込みません。 以上泌尿器科専門医として
お礼
she-sさん詳しい回答ありがとうございます。 看護婦1年目で自己導尿、ストーマのある患者さんを受け持つこととなり 資料をあつめていたので、とても助かりました。 患者さん自信に方法を聞いてみて、足りないところをサポートできるように勉強していきたいとおもっています。 本当にありがとうございました。