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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:10月22日の日経新聞の経済教室の野口悠紀雄論文の評価は?)

野口悠紀雄論文の評価は?

このQ&Aのポイント
  • 日本経済が直面する問題の本質は、アジアや中国の工業化と新しい技術(IT)の進展に対処できず、企業収益が低下したこと。
  • 構造改革も大事だが、現実には金融緩和で、非効率な企業が温存されており、不良債権の最終処理をしたところで事態は改善しない。
  • 企業収益の回復こそが、経済回復の鍵。特殊法人の改革はそれ自体は大事だが経済の活性化には関係無い。現在のこれまでの、経済政策は、「大山鳴動ねずみ一匹」である。

質問者が選んだベストアンサー

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  • heichan
  • ベストアンサー率39% (41/104)
回答No.1

私も経済学は全く素人ですが、個人的にこの内容にはおおむね賛成です。 その通りだと思います。 近年日本の製造業の実質的な競争力が徐々に下がってきているように感じていました(製造業以外はもっと低い)。日本は技術力の面で相当周辺諸国に追い上げられていると思いますし、非効率・高コストな体質の企業の淘汰も進んでいないようです。イチ勤労者の立場としては言いにくいのですが、労働者一般の給与が高すぎるとも思います(もちろん物価もです)。 これでは儲けが出る訳がないですよね。 別の見方をすれば、経済の規模や所得に国全体の実質的な生産力が見合っていないのだと思います。 政治家や経営者には(時にはマスコミも?)現状の経済不振を景気の問題とみなして金融緩和や政府支出でカバーしようとする一種の”景気万能論”が根強いようですが、賛成できません。好況・不況は単に需給バランスの問題ですが、対外的な競争力の低下は次元の違う問題でしょうから。 貿易だけを見ればまだまだ日本は黒字のようですが、資本の流出や土地や債権が高めに見積もられている点などを引くと、本当にまだ黒字なのか疑問に感じます(専門的な知識が無いので確言は避けます…)。 そもそも天然資源の無い国なのですから、赤字になったらもうジリ貧ですしね。 不良再建処理や特殊法人の改革が解決策にならないというのも同感です。単に資本・雇用の流動性を高め競争を促進させる、いわばブレーキを外して油を差すようなものだと理解しています。金融機関も政府部門もそれ自体が”生産”を行うわけではありませんから、これらをいくら改革してもそれだけではダメで、サービス業を含めた産業全体が体質改善しなければ”貨車に機関車を曳かせる”ようなものでしょうね。 現在の金融緩和政策は逆に企業や市場の合理化の動きを遅らせ、長期的には経済全体を減速させていると考えています。 ただし単なる自由放任が必ず経済好転につながるかは何とも言えないと思っています。 私見ですが、米国などは市場のインフラの整備や政府主導の技術開発(軍需もふくめて)を市場経済と上手く組み合わせているようにも見えます。日本は米・EUに比べてそれ自体の市場が小さいことや、言語や文化の特殊性などの非関税障壁(経済全体でみればマイナス要因にもなるハズです)によるハンデも無視できないでしょう。 産業の足腰が弱ってきている現状で企業努力のみに任せる方針を取るのは、日本全体の経済的地位が急落して”中進国”レベルで市場が均衡するという”縮小均衡のシナリオ”に陥る危険性もあり得ると思っています。それが日本の実力であるならまぁ”それでも良い”とも言えるかもしれませんが、概してこのプロセスにはインフレと貧富の格差の増大が伴うと予想されるのが心配です。 ただ、私自身はそれほど悲観ばかりしてはいません。 世界一の経済大国の座を狙うのならともかく、それなりに健全で豊かな経済体質の国家運営を実現するというだけでしたら、”収益力の弱い企業は淘汰させる。貧富の差は政策的に抑えて個人の生活と権利は守る”という教科書的な原則が忠実に実行されるようになれば、まだまだ日本経済は十分イケるのではないかと思っています。野口氏の”民間に任せるべき”という論がそういう意味で言われているのでしたら、私は大賛成です。 大きな障害があるとすれば政府部門の累積赤字と、少子化・高齢化でしょうかね…。 素人の立場で無責任な論をつらつらと書いてしまいました。 他の方のご意見を伺うのが楽しみです。

akarilove
質問者

お礼

 最近、青木建設も民事再生法を申請しました。 今後、本格的淘汰が始まりますね。 そして、中国に日本がやられないかが心配です。 ご回答ありがとうございました。

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