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日本の神々にまつわる本
先日、友人からの強い勧めで映画「もののけ姫」を見、そして強く心動かされるものがありました。 しかし一度見ただけでは全てを理解しきることは難しく、 それには日本の神々の話や戦国時代の民の生き方などが背景知識として 必要であると感じ、またそれについて単純に興味をも持ちました。 なので日本の神々のあり方(別にもののけ姫とはまた違う傾向でもかまいません) について書いてある本を読んでみたいのですがお勧めのものがあったら 教えてください。よろしくお願いします。
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ひとことにもののけ姫の背景にある日本の神々のあり方を物語ることができる本というのは、No1さんのお勧めの本以外には難しいかもしれません。 民話、昔物語に基づいた基盤も必要かも。八百万の神に対する、あるいは未知に対する日本人の畏怖という観念でお勧めするのは ・古事記 ・日本書紀 においてはは日本の神の話が、 ・小泉八雲ことラフカディオハーンの著書(雨月物語など) ・遠野物語 においては日本の民俗文化がうかがい知れるのではないかと。 また少し興味がおありでしたら ・アイヌ民話 ・仏教民話 などもお勧めします。 もののけ姫の背景がぼんやりみえるかもしれません。
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- haru-san
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専門書ではないですが。 高田崇史さんのQEDシリーズ。神話なら「六歌仙の暗号」「式の密室」「竹取伝説」「鬼ノ城伝説」「熊野残照」あたりでしょうか。神話の世界を現実的に解釈して当時の日本はこういう世界だったと、主要登場人物、桑原崇が語るスタイルです。
お礼
QEDシリーズは読んだことはないですが評判は聞いたことがあります。 是非一度読んでみようと思います。ありがとうございます!
- JunYosh
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質問の趣旨とはやや違いますが… 「もののけ姫」を見て感動なさったのであれば、手塚治虫の「火の鳥」や「ブッダ」も読んでみてはいかがでしょうか。考えされられることが多い作品なので、自信を持っておすすめします。
お礼
手塚治虫ですか!ブラックジャック以来です。 是非読んでみます。ありがとうございます!
- tachan28goo
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※『君は弥生人か縄文人か~梅原日本学講義~』(集英社文庫) 哲学者梅原猛と作家中上健次の対談形式の本です。記紀神話、熊野、倭人、アイヌ、カムイ、朝鮮、琉球、文学の中の神々・・・古代日本を知る魅力的な一冊です。 対談形式なのでとってもわかりやすい内容です。「もののけ姫」の時代の日本の息吹が聞えてきます。 本著の中には「古事記」、「万葉集」、「源氏物語」などの古典からから太宰治、川端康成、宮沢賢治、柳田國男などの近代の作家の作品名がふんだんに出てきますから興味があるものを熟読されるのもいいかもしれません。 ご参考までに。
お礼
面白そうですね。このような本はベッドの中で集中して読んでみたいです。 ありがとうございました!
- pyon1956
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まず、日本の神々といえば、「日本書紀」「古事記」・・・・といいたいところですが、初心者にはちときついかも。8世紀の王朝の「正史」ですので、物語風な叙述のなかにも政治的意図があふれまくってますので、実はわかりにくいです。 その上、中世の日本ではこの日本書紀あたりはかなり変形して伝えられていました。真言系の仏教と習合してかなり違ったものとして伝わっています。また中世以降に神仏習合系の神としてうまれたなんだか良くわからない神様もいます(牛頭天王とか、稲荷とか。またダキニ天なんかもインドの神格とはかなり違っちゃってます)。 なのでまず通俗的ですが「八百万の神々」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883172996/qid=1126217563/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-4254894-3593156 「神道の本」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4051060241/qid=1126217563/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/249-4254894-3593156 あたりから。 また中世での神のありよう・神仏習合による変容についてはたとえば 「中世神話」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004305934/qid=1126217725/sr=1-4/ref=sr_1_10_4/249-4254894-3593156 「神仏習合」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004304539/qid=1126217801/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-4254894-3593156 といったあたりが示唆的です。 また中世以降の民の生き方、という点では網野善彦さんの一連の著作が深いです。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/249-4254894-3593156
お礼
真ん中の3つはなかなか複雑そうなお話ですね。 でも確かにそういう話題なのかもしれません。 興味としても教養としても一度読んでおく価値がありそうです。
- yamikuro3
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梅原猛「神々の流竄」は必読ではと思います。 それまでの神話の捉え方を根本的に覆すエポックメイキングな一冊です。 日本が誇る哲学者による著作で(それでも当初はかなり異端扱いでした)、一見敷居は高そうですが読み始めたら止められません。
お礼
アマゾンで調べてみました。 確かにレベル高そうな話ですが面白そうな本を紹介してくださってありがとうございます!
- keroroko
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私も「もののけ姫」を何度か観ました。外国で観たこともあるのですが、向こうでは、「エコ映画」的なものとして捉えられていたと思います。しかし私は、テーマを「自然保護」と括ることは出来ない何かをこの映画の中に感じ、映画の中の「荒ぶる神たち」の存在をはじめとする物語背景を知ることで、その何かについての理解を得られるのではないか?と考えました。 そこで、購入した本がズバリ、 「もののけ姫を読み解く」です。かなり詳しく物語背景について書かれている本です。 下記サイトで概要を読めますので、一度訪れてみてください。 http://ghibli-fc.net/rabo/monoke_yo/yomitoku.html
お礼
お返事ありがとうございます。 流し読みしてみましたが蝦夷の話など特に好奇心を引かれます。 一度古代の日本に行ってみたいです笑。
お礼
いえ、このようなお勧めで全然オッケーです。 小泉八雲や遠野物語、探してみます。ありがとうございました!