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麻酔薬の量の決め方
1.親不知の抜歯時に、麻酔をすると思うのですが、その際の麻酔薬の量は、患者の身長や体重によってそれぞれ計算された量ですか? それとも、大人と子供で違うくらいで、皆同じ量なのでしょうか? 2.こういうこと(麻酔薬の量の決め方)は、一般的にきちんと決められているのでしょうか?それとも医院によって異なるのでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたらご教示下さい。よろしくおねがいします。
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- 高見澤 豊(@t-kodomo)
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親知らずの抜歯に用いる局所麻酔は、伝達麻酔か浸潤麻酔かにより使用量に若干異なるように思いますが、いずれにせよ使用薬剤はリドカイン(商品名:キシロカイン)で2%のものを用います。リドカインが中枢神経症状を量は体重1kgあたり6.4mgとされています。成人男子60kgであれば、384mgと推定されます。通常キシロカインは1本1.8mlで濃度2%ですから、1本あたり36mg入っていることになります。 言い換えると、体重10kgの小児に2本使うと中枢神経症状がでますが、成人60kgであれば10本まで大丈夫ということになります。 実際の処置で2本まではあっても3本以上使いことは先ずありえませんから、使用本数については、体重の軽い小児以外では中毒を心配して使用する必要がない訳です。 ご納得いただけましたでしょうか。
- manma_chan
- ベストアンサー率40% (6/15)
麻酔科医ですが、歯科医ではないので、参考程度に聞いてください。 親知らずの抜歯時にする麻酔は、局所麻酔が大半ですが、 病院によっては、全身麻酔も可能な場合があります。 おそらく聞かれているのは、局所麻酔のことであると、断定して話を進めていきます。局所麻酔薬の過量投与になると、最終的には、心停止に至りますが、そこまでの量は使用しません。(当たり前ですが) 致死量はLD50(50%が死ぬ量(Lethal Dose ))として、動物で計測された値があります。人の場合では、教科書を読めば、体重あたり、何mgと書かれていることは、書店で、立ち読みすればわかりますが、致死量は書かれていません。(人で実験できませんから。) 実際、臨床(病院)で使う量は、これまでの経験から求められた量であると思います。特に局所麻酔で、浸潤麻酔の場合は、浸透させて、効かせるので、基本的に効くまで使うというのが実際であると思います。 しかし、極量はきわめて大量である(言い方を変えれば、それだけ安全である)ので、中毒になることはまずありません。 これまで、大学病院やほかの病院で勤務していて、局所麻酔中毒かもしれないから、助けて欲しいと呼ばれたことはありますが、歯科では、ないです。 以前、論文を検索してみたこともありますが、歯科で使う麻酔薬は、非常に安全な薬を使用しているため、血管内に万一、全量入った場合でさえ大丈夫であると、考えてもいいと思います。(実際の臨床で使う量では) 麻酔科医が、手術中に使用する硬膜外麻酔や、脊椎麻酔で使用する薬剤は、比較的安全ですが、血管内に入ると、心抑制や、痙攣を起こしえます。ですから、血管内に入っていないことを常に確認しながら使用していますが。 これでお答えになったでしょうか?
- takker7
- ベストアンサー率63% (50/79)
質問者さんの考えに基本的な誤りがあります。 それは、歯科の麻酔の場合、内科などで筋肉注射や、点滴・静脈注射などと違って、薬液の100%が、注入されないんです。平たく言うと、歯肉縁や、組織の疎なところから、結構、麻酔薬はもれるんです。ですから、注入した薬液の量は、正確にはわかりません。 それと、歯科の場合麻酔薬の注射ですから、麻酔が効かないと意味無いんです。普通、「必要最小限の量」という言い方をしますが、最小限にするためには、少量の麻酔薬を注射して、痛いかどうか、削ったりして、確かめて、痛かったら追加する・・って方法しかないでしょ(^.^)b でも、患者さんからすれば、いちいち、痛みを確かめられるのはイヤでしょ?ですから、充分効いてるであろう量を、臨床的な経験で各先生方は割り出されてるんだと思います。注射時の漏れもありますから・・・
補足
レスを頂いてありがとうございました。 歯科での麻酔薬の量は、年齢や体型などによって特に決まっているわけではないんですね。 そこは、医師の目分量というか効くであろう適当な量を注射するわけで・・。 局所麻酔ということもあるのかしら、体型などに関係なくほとんどみんな似たような量を注射されると考えてもいいのでしょうか・・。