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暴風警報などの“発令”という表現の由来
暴風警報が発令された、津波注意報が発令されたなどとよく言います(Goo辞書で「発令」を引くと用例としても出ています)が、ご存知のように気象庁(と各地の気象台)では「発表」といいます。また、気象業務法では単に「警報をする」という表現になっています。 一般に「発令」とよく言うのは、なぜでしょうか。私の考えでは、これは「空襲警報」から来ていて、戦争体験者が広めたような気がするのですがどうでしょう。 関連質問 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1553225
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おっしゃるとおり「空襲警報発令」からの思い込みが主な原因と思われます。 しかし、「発令」は現在でも、国や市町村などの命令がともなうものには(有事法など)「警報の発令」という用語が残っています。 また、総務省の「豪雨対策に関する行政評価・監視結果に基づく勧告」にも「『災害に関する予報又は警報の発令及び伝達、避難』等について」などとあります。避難勧告についてはだいたい発令を使っているようです。 さらに、国土交通省の用語集でも、気象庁の洪水予報は「発表」ですが、国土交通省または都道府県から水防管理団体への「水防警報」は「発令」となっています。水防警報は命令ではなく指針なのですが、このあたりからの思い込みにも因果関係があるような気がします。
お礼
わかりやすい回答ありがとうございます。「発令」という語が用いられている他の行政上の措置と混同されているということですね。