今回(10/02/28)の津波警報/予測の妥当性。<長文です>
掲題の質問について、ご意見をお聞かせください。原則としては、以下の質問回答規格(Q1-Q3)に従ってご回答ください。Q3については負担が大きいので、Q2までの御回答でも結構です。
質問者(私)の勘違い/間違いは、妥当な範囲で解釈/訂正していただいてご回答ください。質問文等の解釈が曖昧な場合や回答が条件によって異なる場合は、回答者側で場合分けしていただき、それが煩雑な場合は補足要求をしてください。
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Q1. 評価対象と結論
評価対象は津波の最大波高であり、到達時間等は対象外とします。下記12予報区またはそれ以上について、回答者がQ2でお答えいただいた評価基準に従って、予測が妥当であった予報区とそうでない予報区を分けてください。
参照:
http://www.jma.go.jp/jp/tsunami/info.html
http://www.jma.go.jp/jp/tsunami/observation_2_03_20100301103329.html
I. 北海道太平洋沿岸東部(警報: 2m): 根室市花咲で1.0m
II. 青森県太平洋沿岸(大津波警報: 3m): 八戸で0.9m
III. 岩手県(大津波警報: 3m): 久慈港で1.2m
IV. 宮城県(大津波警報: 3m): 仙台港で1.1m
V. 福島県/茨城県(警報: 2m): いわき市小名浜, 相馬, 神栖市鹿島港で0.8m
VI. 千葉県九十九里/外房(警報: 1m): 銚子で0.6m
VII. 千葉県内房(警報: 2m): 館山市布良で0.8m
VIII. 伊豆諸島(警報: 2m): 三宅島坪田で0.5m
IX. 愛知県外海(警報: 2m): 田原市赤羽根で0.7m
X. 和歌山県(警報: 1m): 串本町袋港で0.9m
XI. 高知県(警報: 2m): 須崎港で1.2m
XII. 沖縄本島地方(警報: 2m): 南城市安座真で0.3m
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Q2. 予測値と観測値の評価基準
観測値bから、予測値aの妥当性を判断する基準をa,bを用いた数式や場合分けで定義してください。単位は[m]とします。
回答例: b/1.3<a<1.3bであれば妥当である。
警報行政との親和性に留意しつつご検討ください。発表される津波の高さ(予測)は、0.5m, 1m, 2m, 3m, 4m、6m、8m、10m以上の8区分に区分されます。従って、例えば10%程度に収まるような精緻な予測を求めるのは妥当でないでしょう。その逆も然りで、上記区分を前提とするなら、6mの津波を予想して0.5mの津波が観測された場合に妥当な予測であったとするとするならば、上記区分の存在意義が問われかねません。
一方これらの場合であっても、前提となる警報行政(前記8区分など)を問題視するなら、親和性は担保されえますので、そのようなご意見をお持ちの方はその点記載いただければ結構です。
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Q3. 評価の根拠
Q2で挙げた評価基準の算定根拠をご説明願います。下記3点のいずれかまたは全てから検討し、ご説明いただければありがたいと思います。下記3点は指標であって、それ以外の根拠でも結構です。
Q3.1. 科学的/技術的側面からの根拠です。現在の科学的知見を前提として、Q2で回答いただいた根拠が妥当だと思われる理由です。
Q3.2. 科学行政からの根拠です。過去の気象庁その他研究機関に投資された(人的・経済的)資本や気象庁の役割を前提として、Q2で回答いただいた根拠が妥当だと思われる理由です。
Q3.3. 防災行政からの根拠です。現在の防災行政の実体を前提として、Q2で回答いただいた根拠が妥当だと思われる理由です。
Q3.1.は、主に現在の科学的知見を知っている回答者を想定しています。それ以外の方で、「Q3.2.前提の下では、これぐらいの精度で予測できるべきだ[この程度の精度で十分だ]。」といったように、「科学的知見のあるべき状態」を根拠とする場合は、Q3.2.の回答としてお書きください。ちなみに、Q3.2.の前提そのものに疑義をはさむ意見(もっと研究投資を拡充すべきだ等)は、質問対象外とします。Q3.3.も同様に、前提そのものに疑義をはさむ意見は、質問対象外とします。
これらの趣旨は、過去から現在までの気象庁または津波関連研究者がコントロールできる範囲で最大限努力すると、どの程度の精度で津波予測をすべきかという問題提起だとお考えください。そのため、彼らがコントロールできないと思われる、防災行政/社会状況全般, 研究に対する投下資本の多寡に関しては、所与としてQ2を算定してください。
お礼
回答ありがとうございました。