何度も申し訳ありません。
実際に第五層がデータを送信するかしないかについてですが、SMTPやtelnet、ftp等のアプリケーションはコネクションを確立したり、データを実際に交換したり、コネクションを終了する際に、それぞれアプリケーションごとに規定されたコマンドを発行します。しかしこれらのアプリケーションプロトコルは通信経路情報を持ちませんし(通信経路情報は第三層が制御)、そのままではデータの送受信の信頼性がありません(データの分割/再構築、パケットのエラー処理/再送処理は第四層が制御)ので結果的にコマンドは第四層で圧縮され、第四層以下(TCP/IP等)のヘッダーが付けられて送信される事になります。
簡単に言うと、コネクション開始時やデータ交換時、コネクション終了時などに各アプリケーションが第五層レベルにてコマンドデータを発行し、第四層のレベルでパケット化されて運ばれ、相手側が第四層レベルでパケットを解凍し、それを第五層レベルで受け取るという処理行程を辿る為、実際にデータを送受信しているのは第四層の機能であるという風に理解していただければ結構だと思います。
#第三層~第七層の機能は別々に覚えるより一括して覚えた方が分りやすいです。
以上、多少分かりにくいかもしれませんが、追加で参考になりましたら幸いです。
お礼
ようするに認証が必要ないデータのやり取りには、 セッション層は絡んでこないということなんですね。 なるほどなるほど、それなら納得がいきます。 ありがとうございました。