おそらくワンルームマンションの経営の話ではないでしょうか。「月々の支払いの持ち出しが数百円とか数千円で貴方もマンション経営ができます。さらには、老後の年金代わりに、さらには、生命保険の代わりに。」みたいな内容だと思います。
節税という意味では、減価償却の関係上5年前後で、その効果は薄れてくるといえるのではないでしょうか。バブル時は、節税効果が薄れてくると高値で売却して、マンション経営が成功していた例もありますが、現在のように値上がりよりも、値下がりのリスクがある場合は、その手は使えません。
また、地震でマンションが毀損した場合は、その度合いによっては、ローンだけ残り、マンションという資産は無くなるというリスクも生じます。
また、通常ローンは20年~30年組みますので、ローンを返済し終えた時は、購入したときが新築だったとしても、築20年~30年のマンションとなります。現在既に築20年~30年のマンションは人気があるでしょうか?それを考えると、20年~30年後の自分自身の状態が見えてくると思います。
さらに、幼稚園、小学校、予備校などの状態を見てもわかるように、現在急速に若年層の人口が減っています。あと、6年前後で、2~3年前の20歳~29歳の人口と比較した場合、同世代で38%程度世代人口が減少します。ワンルームマンションの借り手は確実に減少するのではないでしょうか。特に、立地が悪いところや、狭いワンルームマンション(20平米以下)は借り手を探すのに苦労するようになると考えられます。
税金対策として、ローンを組むのであれば、様々なリスクが多すぎます。
唯一、成功すると考えられるのは、税金対策ではなく、現金で10%~15%の利回りの立地のよい中古マンションを購入することです。
例えば、600万円の中古マンションを現金で購入して、家賃が手取りで7万円あるとすると、7年で元金分を回収できることとなります。
立地の良い中古の大手デベロッパーの広めのワンルームマンションを600万円前後で10%~15%の利回りを確保して購入することが損をしないこととなると思います。但し、地震のリスクは・・・