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レンゲソウの栽培に必要な根粒菌と植え方について
- レンゲソウには根粒菌が必要であり、根粒菌のない土地では生育が悪いことがあります。
- 根粒菌は別途購入する必要があるため、100円ショップで買った土だけでは栄養を得られません。
- レンゲソウの種子は一定の間隔で植える必要がありますが、過密に植えると十分な成長ができません。
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前・後の質問に重なるかもしれませんが、 秋播き、春すき込みの緑肥作物としては、レンゲの他にヘアリーベッチなどのマメ科の作物がよく用いられます。 マメ科作物の特徴は、質問にあるように、根粒菌と共生することにより、空気中の窒素を固定して肥料分として利用し、生長することです。 通常、レンゲを緑肥として植える水田などの土の中には、根粒菌が居るのですが、プランターなどの土として売られている培養土は、滅菌処理がされている場合もあり、根粒菌がいないと考えた方がいいと思います。 そのため、根粒菌を散布したり、種子に直接まぶしたりしてやる必要があります。 さて、この根粒菌なのですが、同じマメ科でも植物の種類によって、それに対応した菌の種類があるため、例えば大豆のための根粒菌では、レンゲには上手く共生関係になってくれないということが起こります。 いろいろなマメ科植物に対応が出来るような商品もあるので、もし購入するのであれば、そういうものを選んでください。 もし、水田の土を入手できるようなら(近くの農家の方から分けてもらえるようなら)、プランターの土と混ぜてやることによって、根粒菌をタダで入手できることになります。 根粒菌が居なくても、レンゲは育てることは可能です。その場合は、育つために必要な肥料を施せばOKです。しかし、これではわざわざ緑肥作物を育てる意味はないことになってしまいます。 レンゲの種子をどのくらいの間隔で播くか、という質問ですが、通常のレンゲ栽培では、おおよそ10アール(1,000m2)に3kg~5kgの播種が良いとされていますので、種子の1粒あたりの重量がわかれば計算は出来ます・・・が、面倒くさいので、適当にパラパラと播く程度で十分だと思います。 どんな植物でも、あまり播きすぎると、生育が悪くなりますので。 緑肥の効能としては、レンゲのようなマメ科作物の場合は、根粒菌が空気中の窒素を肥料分にするということと、植物の葉や茎などが土の構造を良くする(ふわふわにしたり)という効果があります。 したがって、完全に枯れてしまったレンゲをすき込むよりも、ある程度、葉や茎が残っている状態ですき込むことをお勧めします。
お礼
回答ありがとうございました。 非常に参考になりました。根粒菌がいなくても枯れるわけではないのですね。ショップの土は、殺菌などしていてあまり期待できないのですね。お百姓さんに一握りの土でもお願いしてみます。売っているところもあるようですし。