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先物取引の失敗の原因
いまさらなんですけど最近ナニワ金融道を読んで気になりました。 先物取引で失敗する人は何が原因なんですか?たとえば小豆を例にすると、人間が生きている限り需要がなくなることはないですよね。ってことは、いつかは相場が上がりますよね。それまで待てば、株と違って倒産することもないから絶対に失敗することなんかないはずですよね。どうしてなんでしょうか?気になるので教えてください。お願いします。
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まず、先物取引でも株などの現物取引でも、投資では失敗する人の方が成功する人より多いです。 その上でですが、先物取引や信用取引をする人の方が、現物取引をする人より失敗することが多いです。理由は、レバレッジをかけることができるからです。 商品は倒産しませんが、上場会社だって倒産する会社の数なんかものすごく少ないです。株の方が商品と比べて倒産する分リスクが高い、なんていうのは現実的な問題ではない。うちのメインバンクは普通預金金利が0.001%で、B銀行の0.002%より50%も不利だ、なんて言ってるようなもんです(100万円預けて年10円か20円という差)。 100万円持ってるとします。 儲かるか損するかは別にして、運用資金の年間の変動幅が平均10%ぐらいの方法で運用をしたとします。ある年には110万円になってるけど、翌々年には90万円になっているかもしれない。10連敗しないと10年後にも0円にはなりません。上がる確率と下がる確率がそれぞれ50%だとすると、運悪く10年連続で10%下落する可能性は、1000年に1回ぐらいしかありません。(50%の10乗) 取引コストを考えず上のような確率対等なゲームをするなら、10年後に儲かっているか損しているかという確率は五分五分です。ゼロになっている可能性は限りなく少なく、倍になっている可能性もほとんどありません。75万円~115万円の範囲内に納まっている確率が大きい、といった感じです。 ところで、先物取引や信用取引でレバレッジをかけるということが上記のゲームの構造と違ってい部分は、1ヶ月の価格変動幅が平均100%とか200%、といった投資をしている場合がある、という点です。 資金が200万円になっても300万円になってもゲームは終わりませんが、100万円無くなったらゲーム終了です。この違いはわかるでしょうか。儲かるか損するかではなくて、損得による運用資金の期待変動幅が、たとえば1年で100%を超えるなら1年以内に1回、1ヶ月で100%を超えるなら1ヶ月に1回、資金が倍になるか若しくはゼロになる可能性がある、という意味です。 先物で失敗する人は、予想が外れるということとは本質的に無関係に、お金が無くなるべくして無くなるような運用をしている場合が多いです。 70万円のキャッシュを持っている人が今日の相場で小豆を1枚買って、6ヵ月後に70万円が無くなっている可能性はゼロです。6ヵ月後に儲かっているか損してるのかは空けてびっくり玉手箱ですが、損している確率が非常に高いと考えるべき合理的な理由は、どこにもありません。
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- karuhuru
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たとえば今12月の小豆を買ったとしましょう。 12月まで売らなければ現物が届いてしまいます。 ということは12月までに売らなければなりません。 12月までに大きく値上がりすればよいですが実際のところはそうでもありません。 小豆の需要というのはあまり変化しないです。 為替や天候でたまに荒れたりしますが。 結果、利益が出るほど値動きしないといえます。手数料を入れたら損するのがほとんどです。 そして先物は証拠金取引といって100万のモノを取引するのに実際に支払う金額は1万といった仕方で取引します。これは大げさに言えば実際には手元に100万しかない人が1億の取引ができるというようなことです。 うまい具合に利益が出ればよいですが損が出た場合には損も倍になって帰ってくるということです。 素人が手を出すものではありません。
お礼
そうだったんですか。期限のことを知りませんでした。だから先物取引は危ないんですね。 いや自分はまだ16だからもちろんやらないですよ。気になっただけだったんで・・・。
- sittaka-kun
- ベストアンサー率22% (153/686)
先物は株と違って買わなければならない期限が決まってます。 あと,証拠金の何倍もの資金を遊ばせて先物をやっても意味が無いでしょう。
お礼
期限が決まってたんですか。 ありがとうございました。
お礼
すいませんでした。先物の流れが全くわかっていませんでした。でもこの説明でかなりわかりましたよ!! 本当にありがとうございました。商品先物取引をやってらっしゃるんですか?