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過去勤務債務が資産の部に記入される理由
「アクチュアリー資格試験H4 年金数理 2」で 資産の部 積立金、過去勤務債務 負債の部 責任準備金 という記載を見かけたのですが、過去勤務債務は「債務」なのになぜ、資産の部に記入されるのでしょうか。 どなたか有識者の方、教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします
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- cobra2005
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回答No.1
アクチュアリー資格試験ですか・・・。 私自身あまり詳しくないですが、その記載というのは適格年金などの財政状態を貸借対照表(資産を左、負債を右)のようにしたものですよね、きっと。 まず「積立金」は資産、「責任準備金」は負債ですが、それぞれの金額は別のところ(積立金は年金資産の評価額、責任準備金は数理計算結果)で決定されます。しかし「過去勤務債務」は「責任準備金」の中の未積立の部分であり、「責任準備金」と「積立金」の差額でしかありません。というより、その例ではこの「責任準備金と積立金の差額」を「過去勤務債務」と呼ぶわけですよね。 (当たり前のことしか説明してませんが、この「差額」という概念が重要です。) そして、これら3つを貸借一致した貸借対照表のような形で記載すると、構造上、「差額」の部分はその性質とは貸方・借方、逆の側に出てきてしまいます。これは構造上どうしようもないことです。 ちなみに、損益計算書を借方(左)=費用、貸方(右)=収益として貸借一致させるように作成すると、差額で計算される利益は借方側(費用側)に出てきてしまいます。これも同じような理由によるものです。 なんか説明になっていないようですが、こんな回答でどうでしょうか。
お礼
過去勤務債務は「差額」だから逆に出る、ですか。納得です。ありがとうございました。