- ベストアンサー
「男はつらいよ」の良さについて
「男はつらいよ」が好きな方に質問です。 親戚の叔父がファンなのをきっかけにビデオで観て、 今、テレビでシリーズをやっていて観ているのですが すごく面白いと思います。 なんだか知らないけれど寅さんに惹かれてしまいます 何故なんでしょうか。 人それそれ感じ方が違うと思うのですが みなさんは「男はつらいよ」のどこが好きですか どういったところにこの映画の魅力を感じますか? 私は、泣けて、笑えて、辛くても一生懸命明るくがんばる人たちとか、情というか、そういうところです。 上手く表現できないのですが・・・。 ※最初、映画のカテゴリーで質問してしまいましたが こちらで改めて、質問させていただきます
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
寅さん、好きです。 高校の頃は、まだ寅さんがお盆と正月の両方で上映されていたのですが、(ひとりで)よく見に行きました。(だって友達は誰も付き合ってくれなかったから(^^; ・・・) 映画見ながら、げらげら笑ってわんわん泣いてました。(女子高生が・・・ちょっと怖い絵柄ですよね) 寅さんの、1つのところで落ち着いて生きていけない、でも本当はさくらやおいちゃんおばちゃんのそばで落ち着いた暮らしをしたいとも思ってる、だけど俺には結局こういう生き方しか出来ないんだ。というような寅さんの中にある自己矛盾(ちょっと大げさな言い方?)が、泣けて笑えて仕方ないんです。 それと、毎回楽しみにしてるのが、寅さんの物を売るときの口上です。 「四角四面は豆腐の・・・粋なねぇちゃんたちしょんべん・・・云々」 あれが長いと「ラッキー!今回はいっぱい聞けた!」 井上ひさしさんの著書の中で読んだ記憶があるのですが、渥美さんは子どもの頃、縁日に出かけては出店の人の口上を一生懸命口真似して覚えたのだそうです。 渥美さんの芸があってこその寅さんなんだなぁ~と思いました。
その他の回答 (6)
ちなみにANo.6さん、私爆笑しまいました。「現代の寅さん」ですね(笑)。 今やっていますよね、BS-2で寅さんフェア。連日楽しみに見ています。 ヨーロッパ映画ばかり憧れていた頃は寅さんシリーズはあまり興味はありませんでした。葛飾区とか足立区界隈の東京の下町の雰囲気が好きではないし(それは今でも変わらないけれど)、あのゴミゴミとした感じ、たとえば裏庭から隣人(タコ社長)がドカドカと気安く入ってくるような狭い住宅事情とか、私が日本のイヤなところと意識している所帯じみさがまず好きではありませんでした。でも現代ではマンションの壁一枚隔てた隣人の顔さえも知らないご時世、逆にあれだけの地域社会との密着に憧れますし、同じように薄れてしまった「人情」に縁がない私だからでしょうか(笑)。「下町人情悲喜劇」、今は夢中で見ています。もちろん48作全部見るつもりです。 それよりも主人公寅次郎の魅力がいちばんですよね。どんなに二枚目を気取っても三枚目、四枚目に陥ってしまうところでしょうか。また年甲斐も「よく」子供っぽいところ。現実では「イイ人」で終わってしまう寅さんが惚れるマドンナ達も周囲の人々も心底の悪人はいませんから、「あゝ失恋48連発」でも救われるんですよね。バカ言っても皆が皆最後には温かく受け止めてくれるから本当に幸福な男だと思います。現実にいたら敬遠されるか芸人になるかどちらかしかないでしょうね。普通「道化役」というのは脇役なのですが、これほどバカやれる道化が主役になって、その上これほど国民に愛され続けるというのは珍しいことでしょう。ユーモアの下地には必ず哀しみや切なさがある。それを際立たすために「失恋」という寅さんの世界には欠かせない定石があるわけですが、「マンネリ」「焼き直し」にならないのは「悲喜こもごも」という相反性をきちんと描いているからではないでいしょうか。 寅さんが最後までなしえなかったことは「定職」ですが、時は江戸時代、その頃一生決まった同じ職についた人というのは地方上京者が多く、生粋の江戸っ子はお金がなくなっては何かを売って日銭を稼ぎ、底がつけばまた何かを売って糊口をしのぐ、というようにまさにフーテン家業をしていた人が多かったようですね。また東京は地方出身者が作り上げた都会です。「わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又の・・・」の寅さんはまさに江戸っ子の伝統を守っているわけですよね。 寅さんの映画が誕生したのが1969年で、私は1971年生まれなのでこのシリーズとは同世代なんです。まさに高度成長期真っ只中、それから受験戦争やバブル時代と共に寅さんと歩んできましたけれど、そういう時代的な背景って映画の中ではまったくでてきませんよね。どころか(今でも?)まったく変わらない商店街の風景や人情などは、本当にあの頃の東京の一部なのか?と思われるくらい、日本の古きよき時代で、よい意味で時代性を感じさせないんです。もっとも荒川の風景が写し出されると、もちろん今よりは殺風景ですが、次の1作ごとにポツリポツリと工場などが増えているのを認めるとやっぱり東京なんだなと感じさせます。これが寅さんの一番の魅力であるのでしょうが、そんな「古きよき」時代の人情を体現する寅さんにはそのまま東京の埃にまみれてほしくなく、トラブったり失恋したりをきっかけで再び旅に出る彼にほっとします。 寅さんが永遠のたびに出てしまう1996年にはバブルも崩壊し、科学万能主義、物質主義、受験戦争に偏差値教育、環境汚染、希薄な人間関係や恋愛からようやく「心の時代」にシフトしました。この界隈だけは加速で変化し続ける時代の混沌さなんてどこ吹く風で、現在でもギネスブックの記録でも他の追随を許さないこのシリーズは一貫して「人情」を謳うことは忘れない。寅さんは人よりも少し、いや、かなり濃くユーモアと優しさと切なさを凝縮してその象徴として存在し続けた。また時代の異端児ではなく、イデオロギーへの反逆児でもあった。それが国民的ヒーローであったゆえんではないでしょうか。 昔はテレビで見かけるごとに何本か見てきましたが、大人たちが笑っててもどこがオカシイの?と思ってきたベタなユーモアやジョークに、今では声を出すほど笑ってしまうのはやはり歳をとってきたせいでしょうか(笑)。
お礼
熱い想いを書いていただいてありがとうございます 寅さんが好きみたいですね 寅さんの背景、大変勉強になりました。 寅さんの魅力がこの映画の魅力でもありますよね 柴又は、また映画まんまの世界が大切にされていて とても素敵なところですよね(寅さん好きには?) 私は結構、下町も好きですよ。 時々遊びに行くだけで、住んでないからかな? ご回答ありがとうございました
- kanpati
- ベストアンサー率27% (166/599)
仕事の都合で色々なところへ一人で行きます。年間で200日以上出張する場合もあります。 仕事が早く片付いたり、休日をはさんだりして時間が有る時は散歩がてらに観光めぐりをします。 そんな時寅さんの映画で見た場所に出くわしたりすると、みょうに家に帰りたくなります。 で、実際家に帰って普通の生活に戻ると、始めはホッとするのですが、慣れて来るとうるさい家族(タコ社長?、オイチャン?)とケンカして、口もきかずに次の出張に出かけます。(残念ながら後を追ってくれるさくらのような妹がいません) 結局『人情』でしょうか?私も理由がわかりませんが、ビデオテープ40本ほど持っています。
お礼
まんま、寅さんみたいですね 寅さんも色んなところに行けて、 楽しい半分淋しい半分なんでしょうね まっている家族がいるのは素敵な事ですね ご回答ありがとうございました。
「男はつらいよ」良いですよね。年初めの真夜中にしか見られないのが悲しいくらいです。今のドラマや映画にはなかなか無い特別な人情があります。今ではなくなった汽車や田舎の情景も引き立てますね。家族を思う気持ちと、中年(?)の男の恋愛に一途な気持ちがあるのですが、しかし照れ屋がゆえになかなか叶わない空しさのようなものに情がうつります。・・・(高校生の書くことではないですが) あとは、コメディーの入っていることも惹かれるポイントだと思います。基本的に恋愛がテーマのドラマには興味がないのですが、「男はつらいよ」は別です。
お礼
高校生にしては 渋いご回答ですね! いいですね! これからも寅さん好きでいてくださいね 中年の一途な思いって素敵ですよね ご回答ありがとうございました
- taetae2005
- ベストアンサー率7% (4/57)
夕暮れ時 幸せそうな家から匂うカレーの香り 寂しさが募る。。 寂しそうな寅が好きです 彼は・・漂泊の詩人なのかな。。
お礼
詩人ですか なるほど・・・ カレーの匂いしそうですね~ 淋しそうな人には惹かれますよね ご回答ありがとうございました
- yubuccho
- ベストアンサー率8% (126/1550)
寅さんが大好きです。寅さん(渥美さん自体が魅力かな) 小学生の時から父に連れられて映画館へ行ってました。 ワンパターンといえばワンパターンなんだけど、寅さんがマドンナに恋をし、上手くいくはずないんだけど上手く行ってほしい・・・でも今回もまただめだった・・・と胸を痛めながら見てました。 笑いもあり、涙もあり、人情モノがスキっていうことでしょうか。 私も第1作を見ましたが、最初はさくらさんもこんなに若かったんだ、きれい~と思いました。
お礼
人情物っていいですよね ワンパターンなんですけど ワンパターンだからこそ なんか安心してみていられるのかもしれませんね 8-40-15 さくらさん、若いですよね! すごく綺麗ですよね! あんなに可愛い妹がいるから 寅さんは面食いなのかな? ご回答ありがとうございました
- neko_mama
- ベストアンサー率39% (979/2462)
彼が自由人だから惹かれるのでしょう 縛られることなく自由に生きてる姿が羨ましく思えます 労働者諸君!
お礼
そうですね それもあるでしょうね! 放浪は、放浪で大変そうだけど 誰にも縛られていないですものね ご回答ありがとうございました
お礼
>寅さんの、1つのところで落ち着いて生きていけない、でも本当はさくらやおいちゃんおばちゃんのそばで落ち着いた暮らしをしたいとも思ってる、だけど俺には結局こういう生き方しか出来ないんだ。というような寅さんの中にある自己矛盾(ちょっと大げさな言い方?)が、泣けて笑えて仕方ないんです。 って、どんぴしゃり、私もそう思います それに、「おいらはもうかえらねぇよ」 っていいながら、誰か引き止めてくんないかなぁ って感じで、なんかものすごく足取り重く 去って行くのが 馬鹿だなぁ・・・と思います。いい意味で。 寅さんはもともと、あんな風にしゃべれたのですか なんかすごいですね。 ご回答ありがとうございました