高齢者の債務について

質問

高齢の父（84歳）と同居を始めたのですが、
数日前に、父にクレジットカードの債務
約70万（キャッシング50万、ショッピング20万）
がある事が発覚しました。
父は現在入院中で、
医療費を払うとクレジットカードの支払ができません。

それで法律扶助協会を通じて、
昨日弁護士さんに相談したのですが、
「入院中であると事情を説明して、支払わずに放っておけばいいんじゃないですか」
「保証人になっていなければあなたに支払義務は無いし、収入が年金だけなら年金の差し押さえはできないから、それほど心配するような問題じゃないと思うけど」
「あなたが変わりに支払うと言うのなら債務整理してもいいと思うけど、そうでなければ債務整理する必要はないでしょう」
「もしお父さんが亡くなった時には、相続放棄すればよい」

と…　この回答は妥当でしょうか…？
年金の差し押さえについては、完全ではないですが理解しました。が、
カードで購入した物品の扱いは、どうなるのでしょう？
また同居している私個人の持ち物を差し押さえられようなことはないでしょうか？
ご存知の方、宜しくお願いします。。

回答No.1

businesslawyer · ベストアンサー

弁護士さんの言われるとおりだと考えます。まず、お父さんの債務は、あくまで「お父さんの債務」であって「質問者さんの債務」ではありません。したがって、この債務のために、お父さんの財産が差し押さえられる事はあっても、質問者さんの財産が差し押さえられる事は、あなたが保証人にでもなっていない限りありません。当然、あなたにお父さんの債務の支払い義務はありません。また、お父さんの「国等に対する年金支払い請求権」も「差押禁止債権」（民事執行法152条1項・国税徴収法77条等）なので、差押できません。そして、お父さんが亡くなられた時は、お父さんの財産が、お父さんの債務より多くない限り、相続放棄を家庭裁判所に申述すれば、あなたがお父さんの債務を承継する事はありません。

お礼

businesslawyer様
早々のご回答、ありがとうございます！
とても解かりやすく説明して頂き、安心する事ができました。
本当にありがとうございました。（多謝）