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ロケットの打ち上げ速度2
前回たくさんのご回答ありがとうございました。 打ち上げ速度については、宇宙速度に短時間で到達する目的ということで理解できました。 それで再度質問なのですが...(笑い エンジンをだらだらと噴かす方法の例を挙げると ジェット機の上にシャトルを乗せて飛行して 上空でシャトルを発射する方法があったように思いますが なぜこの方法は使用されていないのでしょうか? この方法だと外部燃料タンクなどのロスが少なくて 費用の面で効率がいいと思うのですが... 重ねての質問申し訳ございません。
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こんばんは。 いわゆる「スペースプレーン」を利用した計画ですね。 すでに計画発動から20年程経過していますが、なかなか具体的な成功例は出てません。 しかしながら、一応ゆっくりではあっても前進しているようです。 現在盛んに議論されている民間宇宙旅行計画の重要な位置を占めるのがこの技術ですから。 ちなみにこの計画の長所は「でかい燃料タンクがいらない」所です。コンコルドなどを見ても分かる様に、成層圏内であれば酸化剤が必要ないので、通常のジェットエンジン(と燃料)で十分になる訳です。 こういう感じ↓ http://spaceinfo.jaxa.jp/note/rocket/j/roc0009_spceplane_j.html 年々宇宙開発の予算が削られている現状や、有人飛行以外の事業(衛星や宇宙ステーション)もあって、なかなか進みませんが、全体としては仰る方向へ進んでいると考えてもらって良いかと思います。
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- maikosandos
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フランスとの共同開発が、上手く行けば改良型を1段目に使えそうです。 単独開発だと費用が掛かり過ぎるため、1国では無理だと思います。 スペースプレーンは、シャトル側の燃料を減らそうとすればするほど、1段目の速度を上げて高空まで到達する必要が出てくるので、普通のジェット機から、かけ離れてきます。 ジャンボジェット機クラスでは、固体ブースター1本分になるかどうかだと思います。 単純に費用だけ見ると、昔のカプセル型宇宙船に戻るのでしょうね。
- ElectricGamo
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費用の点でメリットがないからです。 技術的にあれだけ巨大なものを空中で発射出来るかという点も問題となりますが、コストは下がりません。 まず、シャトルを乗せるためのジェット機とその改修費用、またこれから先のメンテナンス費用が必要になることを考えなくてはなりません。またシステムも複雑化します。これに見合うだけのメリットがあるかです。 シャトルを軌道に投入するにはおよそ秒速10km程度まで加速する必要があるのですが、シャトルを積めるほど大きなジェット機の速度は秒速0.3km程度です。つまり残りの大半をシャトルが負担しなくてはならず、これは推進剤が5~10%程度減るかどうかの差です。この場合推進剤とタンクの長さが減ることによる費用削減効果はわずかです。(もし推進剤が半分減るようなことがあったら別でしょうが。) つまり、シャトルを乗せるためのジェット機を確保し、それを改修し、メンテナンスの費用をこれから先払うのか、あるいはタンクを若干伸ばして推進剤を増やすのかであったら、後者にメリットがあるということです。
- asuca
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ジェット機の上にのせた状態で体験脱出速度に達し得る燃料がシャトルにはなくあのでかい燃料タンク(オレンジ)を積む必要がありますがそうなると重さ的にジェット機は発進できません。 ジェット機の上にのせてというのは今後民間会社で宇宙飛行に「近い」ことをするのに使われる可能性は高いですが。
お礼
リンク大変参考になりました。 非化学ロケットも参考になりました。 M6の超音速機ですか... 結局の所、運用コストは安いが、開発費が膨大にかかるので 既存の開発済みのロケット打ち上げ方式でと言うことなんですね。 ありがとうございました。