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モノクロ向けのレンズ?
カメラ雑誌など見てると「このレンズはモノクロ向け・・・」みたいな文章見ることがあります。 モノクロ向けのレンズって具体的にはどんなレンズなんでしょうか?
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ご質問を読んでいて、大昔の経験を思い出しました。ご参考になるかどうかはわかりませんが、書いてみます。 今から30年くらい前に、キヤノンのFLレンズ(ワイドから望遠まで4種類)とコニパンのモノクロフィルムを使ってモノクロのプリントを焼いていました。ところが、その後FDレンズを買い足して手持ちのレンズのバリエーションを増やしていくうちに、FDレンズで撮影したコマはモノクロ印画の調子再現が違うという経験をしました。FLレンズの方が軟調で、モノクロのポートレートなどは魅力的な表現ができていました。FDレンズの方はヌケが良く、カラーの再現が美しく、そのかわりモノクロ印画の調子をまとめにくくて苦労した記憶があります。 なぜそうなるのか、技術的な事は全然わかりませんが、No.3の回答者さんの解説を読んでいると、何となく思い当たるふしはあります。多分、カラー感材の技術が急速に進歩した時期に、レンズメーカーでもカラー対応を進めた結果、それまでモノクロ分野で蓄積してきた何かが消えていったのではないかと考えたりしますが、これは私の感慨であって、具体的な根拠はありません。 現在では、モノクロフィルムの特性もモノクロ印画紙の乳剤も当時とは全く違いますから、あの現象を再現しようとしても、多分できないと思います。結論として、かつてはカラーは苦手だがモノクロでは良い再現をするようなレンズが存在したと思います。しかし、あえて「モノクロ向け」に設計されたレンズがあるかどうかは疑問で、この点ではNo.7の回答者さんの御意見と重複します。 レンズの名前に「カラー××」というのは、カラーヤシノンとかカラーリケノンがおなじみですね。プロも使う一眼レフ用のレンズと違い、コンパクトカメラは価格の制約が厳しいので、レンズの設計や材料に充分なコストをかけられないのが普通です。そんな中でも頑張ってカラー特性に力を入れていることをアピールしたネーミングだと思います。別途モノクロ向けの製品があるという訳ではなさそうです。
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- EKTAR
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わたし個人の意見ですが、基本的に「モノクロ向け」というレンズはないと考えています。 実際に古い組立暗箱なんかで使われていたレンズで撮影しても、いまのレンズとなんら代わりがないか、それ以上のレンズは存在します。ただ、色の表現の問題でカラーにはあまり向いていないレンズがあり、それはその色の発色傾向でモノトーンに向いている(色を抜いたときに、コントラストがはっきりしてくる。というのかな?)といわれるのではないかな?と思っておりますが。 実際、茶色いレンズなんていうのもありますが、撮影するとなんともないとか、きれいな普通のレンズが撮影すると色収差でぐちゃぐちゃとかいうのもありますし…。
お礼
ありがとうございます。 自分のもっているカメラの中にヤシカエレクトロ35CCというカメラがあります。 このレンズには「CALOR-YASHINON」と書いてあります。それもあってレンズにはカラー向けとモノクロ向けがあるんかいな?と思ってました。 あれは単なる名前だけなんでしょうか?
- hirakawa
- ベストアンサー率27% (509/1821)
極論のような言い方になってしまいますが…。 その昔、世の中にカラー写真と言うものが存在しなかった時代があります。そのころは、色収差(プリズムで光の色成分が別れる)というものを、一切考える必要は無かったんですね。そんな時代のレンズは、レンズ(光学ガラス)にうっすらと色がついていても、問題無かったんです。 こんなレンズで、現在の高性能なカラーフィルムを使った撮影をすると、色々と問題点が出てきます。 具体例としては、下の方々がお書きになっていますので、省略します。
お礼
ありがとうございます。
- bokewo
- ベストアンサー率30% (4/13)
話が少しズレてしまいますが、、、。 「モノクロ」とは「モノクローム」のことと思いますが、これは「カラー」に対する「単一色」のことで、「モノクロ」=「白黒(シロクロ)」ではありません。言葉の韻が似ているのでそう思っている人が多いようです。「白黒」は「単一色」ですので「モノクロ」ですが、「白赤」「白青」「白緑」なども「モノクロ」です。フィルムとしての「モノクロ」は「白黒」しか無いようですが、写真としての「モノクロ」は、通常の白黒写真を化学薬品で調色処理すれば他の色の「モノクロ」が出来ます(黒の部分が他の色に変わります)。調色として最もポピュラーなのが「セピア調色」ですが、これは元々は写真の長期保存(変色、色落ち防止)を狙ったものです。
- Pesuko
- ベストアンサー率30% (2017/6702)
親父が持っていた古いレンズシャッターのコニカがモノクロ専用でした。 黄色のレンズです。
お礼
ありがとうございます。 そういうのもあったんですね。まだ見たことないので今度新宿いったとき探してみます。
- ikkyu3
- ベストアンサー率43% (535/1229)
カラーに使用すると色が付いてしまう(色が変わってしまう)レンズのことと思います。 カラーフィルターの様に可視部に周波数の吸収帯を持ち色が付いたレンズになっているものと思います。 結構有名なメーカー製のレンズで解像力はすばらしいが黄色になってしまうレンズがありました。 これと紛らわしいものに色収差があります。 光がレンズで屈折するときに生じる色収差を補正することを色消しと言います。 色収差があると、光の異なる波長により結像の位置と大きさが違ってきますから、カラーでもモノクロでもシャープさが失われ問題になります。 このときカラーでは、諸収差の他に色が混じるようになりますから、色が汚くなり使い物にならなくてもモノクロならば、ボケになるので、そのボケ方がソフトな感じで、感じがよければ面白い表現になるので、カラーには向かないがモノクロ向けといえるかもしれません。 ちなみに1枚のレンズでは、色消しはできなくて、複数枚を必要とします。
お礼
ありがとうございます。 そういえば自分が持ってる古いツァイス(ヤシコンではなく)はポジ使うと色のにじみを感じます。 カメラに詳しい知人は「クラシックな色だねえ」と言ってましたがこれのことなんでしょうか。 今度モノクロ入れて試してみます。
雑誌のライターもあからさまにスポンサーの悪口も書けませんから 言い方を工夫するんでしょうね、きっと。 「モノクロ向け」とは、読み替えれば 「カラー撮影には向かない」と言うことではないでしょうか。 特別にモノクロ向けのレンズ特性なんて思い浮かびませんし。 パソコンやクルマの雑誌でも「うーん、無理してるな~」という 書き方がたくさんありますから。
お礼
一番氏のお礼にも書きましたが「古い」レンズです。 車雑誌でも現在売ってない車は厳しいこと書かれますよね。 対象が半分骨とう品みたいなカメラですから。
- SCNK
- ベストアンサー率18% (514/2762)
フィルタの間違いではありませんか。フィルタなら風景用の黄色、ポートレート用の緑、遠景用の赤などを使用します。これは撮影に邪魔になる周波数帯の光を除去してコントラストを調整するために取り付けます。
お礼
さっそくありがとうございます。 フィルタではありません。ちょっと古いレンズ、たとえばタクマーとかロッコールなどの解説でそういう文章がありました。
お礼
ありがとうございます。 「モノクロ向け」というか「カラーには不適かも」くらいの意味なんだと今は思っています。 どうも最近昔の金属製のカメラに興味あって自分の生まれる前のころのカメラばっか買ってます。 エンジンの馬力とかスピードみたいに数字できっちり出るものではないから最終的にはそのひとの感じ方なのかな、と思います。 貴重な経験談ありがとうございました。