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欠陥住宅やリフォーム詐欺が横行するのは何故ですか?
欠陥住宅などは何年も前から問題になり報道されています。 最近はリフォームに関する詐欺事件などが多くなっているようです。 このように建築業界で、手抜き工事や詐欺行為がなくならないのはどうしてでしょうか? 構造的な問題があるのでしょうか? またどのような手立てをとればなくなるのでしょうか? よろしくお願いします。
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新築する業者は免許が必要ですので、本質的に悪徳業者はいないと思います。ただ手抜きにつながる事例はたくさんあります。以下に書きにします。 ○元請け会社が利益率を上げようとするため、実際施工す る職人さんに必要な工賃がいきわたらない。 ○元請け会社、またはその会社の営業マンがミスをして予 定金額を超えたにもかかわらず、それをお客さんに請求 できないため、分からないように質を落としたり、職人 さんの工賃を落としたりするため。 ○職人さんを機械の駒のようにしか思っていない住宅会社 では職人さんもその会社のためや施主さんのために頑張 ろうなんて事は思わず、ひたすら早く仕上げて効率を上 げることしか考えない。 ○上記のような会社では腕の良いベテランの職人さんはま ずいません。腕の良い職人さんはどこからともなく仕事 が舞い込んできて年柄年中忙しいのです。結局だれでも 腕の良い人に施工してもらいたいからでしょう。また条 件のきつい仕事が多いと、会社は立派でも、職人さんが ころころ変わり、会社や営業マンと職人さんとの意志疎 通がうまくいきません。あうんの呼吸がないのです。長 く関係を築いていれば、会社や営業マンのミスを職人さ んが何も言わなくてもカバーしてくれたりします。 ○お客さんが他社を引き合いに出して、住宅会社の弱みに つけ込み、あまりにも値切って契約した場合、熟練の高 級取りの職人さんに仕事を廻せない事もあります。 ※とりとめもなく書きましたが、上記のように感じています リフォーム業者は免許制でなく、500万円以下の工事なら申請する必要もないですから、その業者のモラル一つで悪い事(詐欺行為)も平気で出来ます。会社を興して2,3年してクレームが増えてきたら、会社を自ら潰してまた別の名前や、別の地域で会社を興せばいいのですから。 消費者の対策としては、絶対にその場で契約(即決)しないこと。相談出来る人(建築関係者、法律家)を薄い付き合いでもいいので作ること。このホームページを活用する事。一人で解決しようとしないこと。ですかね。
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- apdc
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設計事務所の者です。まず欠陥住宅と悪質リフォーム業者とを分けてお話すると欠陥住宅とは築1~3年以内に起きる不具合の事だと思います。築5年や10年も経ってからあれこれ言われてもそれは欠陥とは言えないと思います。日本住宅の基本は木造です。木は乾燥収縮で動きます。自然素材になればなるほどそうです。床下の束が浮いてるなんて極端に言えば珍しい事ではありません。固定してないのはおかしいですが・・・ 悪徳業者についてはまずは相談する相手を間違っているからです。専門家(設計事務所など)に見てもらうのが一番です。
欠陥住宅や悪質リフォームの問題は、建築専門家による確実な現況の調査がまず必要です。その上で問題が明らかであるなら、(1)相手業者などに対して適切な方法によって申入れあるいは説明を求めるなどによってほとんどは解決します。(ここで、「適切な方法によって」という適切とはどのような方法かについては長くなるので省略します。)それでも無理な場合に初めて(2)裁判などに訴えることになります。建築専門家の調査が確実なものであって内容が素人でも十分に理解できるものであることが極めて重要ですが、そのように進めることによってほとんどの場合は被害回復ができています。欠陥問題などに詳しい建築の専門家にまず相談することが先決です。その上で、問題が明らかになって相手業者の対応も悪いという場合に初めて法的手続きに入るのですが、その時には弁護士さんが必要です。
- nobugs
- ベストアンサー率31% (1061/3349)
これまでにも、手抜き工事・欠陥工事では裁判が数多く行われています。 よくあるのが、施主が不満を持ち代金の支払いを停止し、債務不履行で工事業者が訴える場合です。 この判例では、ほとんど施主側が負けています。 なぜならば、手抜き・欠陥があっても、資材・人件費は掛かっており、支払うべき理由があるとされています。 そのため、手抜き・欠陥を証明することが困難な事と、問題があっても支払いを受けられる法的環境がある事が、詐欺を横行させている原因です。 また、500万円以下の工事では、建設業の登録が必要が無く、リフォーム業者も建設業とは見なされていないと言う法律的不備があります。
悪質リフォームの多くの被害者から相談を受けて、その工事契約の内容と現状との照合をしたり、必要であった工事かどうか、不要な工事であればそれを除去する場合の方法や費用などの調査あるいは解決する場合の手段などの助言を行なっています。 これらの被害者は本当にお気の毒です。 なぜ、こんな事件が多く起こるのかということですが、 <一般社会の住まいに関する情報や知識があまりにも不足している> からです。また、専門知識というと一般に工事業者などから情報を入手することが多いと思いますが、市民の立場で市民のために住まいに関する仕事をしている人があまりにも少ないことも大きな要因です。 (難しいことは誰かに任せておこう。)(専門家であればなおさら安心だ。)という意識が強すぎて、悪質な営業マンや工事業者の良否などを全く考えようとしない。その結果が数百万・数千万もの被害を生んでいるのです。 このような社会である以上は、(うまく説明して仕事を取って儲けていこう。)(仕事さえ取れたら、どこかの小規模業者に丸投げしよう。)(どうせ開いては素人だから何も言わない。)という意識の人が多く出てくることも当然といえます。 つまり、市民が市民としても知識を身につけることが大切です。住まいの問題ばかりでなく医療でも教育でも政治でもいっしょと思いますよ。
- ipa222
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施工者と施主が信頼という絆で結ばれている時代は、こんな事件はありませんでした、 素人が、テレビのいい加減な番組を真に受けたり、素人同然の営業マンや、無料点検という手法の脅迫を信じるようになったのでこうした詐欺が横行しているのです。 これは、オレオレ詐欺や、ネズミ講や、新興宗教にはまる人が増えたことと同じ原因があると思います。 身近な人よりも、自分に都合がいい情報(不安な情報は実は嬉しいのです)を持ってきてくれる人にお金を払ってしまうのです。 未知の事態→不安になる→お金で解決する→喜んでお金を払う というサイクルです。 そういうネガティブなタイプの人は、不安にさせれば、いくらでもお金を払っていますね。 お金で安心を買っているので、本人が満足していれば問題ないと思うのですが、、、 そんな人は今後の別の手口のものに、定期的にお金を払い続けると思います。
- syunmaru
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土地だけでは、儲けにならない為に、家の方で利益を出そうとします。 そうすれば、おのずと欠陥住宅で安く仕上げます。 リフォームは、新築の仕事が少なくなったせいです。 昔は、リフォームは儲けが少なく手間暇ばかり掛かるため、敬遠されていました。 それが、新築の仕事が減ってきた当たりから、リフォーム業者が増えました。 手っ取り早く設ける為には、嘘を言い騙すのが1番だからです。 予防処置は、ひとりひとりが、インターネット等を駆使して、知識を付ける事以外に無いと思います。 世間でも、悪い事を平気で行う社会ですから、人間の本質部分も、関係しているのでは・・・???。と、思っています。