小説によく登場する 「武蔵野」 って何ですか?
少し前の小説家の作品を読むと 「武蔵野の面影が残る ・・」 というような場所というか地形の描写がありますよね?
よく読むと、大体のイメージとして東京西部にある丘陵地で、あちらこちらに古くからの雑木林が多い ・・ こんな感じで良いと思うのですが、読むたびに不思議に感じています。
Wikipedia で 「武蔵野台地」 というものに関して、地理学的説明はあったのですが、なぜ小説の題材になるのか理解できませんでした。
考えてみたのですが、大都市近郊の丘陵地で起伏がある場所なんて日本中、どこにもあるでしょう?
それに雑木林なんて、私は武蔵野とは縁も縁もない町に住んでいますが、今でのウチの近所にたくさん残っていますよ。
関東ローム層? 小説に何の関係があるの?
大都市近郊の丘陵地で雑木林が多い場所 ・・ たとえば東京で言えば、川崎や横浜でも同じような地理的環境にある場所なんて、それこそ腐るくらいあると思います。
というわけで、作品によく登場する 「武蔵野」 って、何なのですか?
そして、なぜ東京西部に限って 「武蔵野」 という名前をつけられ、いかにも 「古き良き時代の名残り」 がある場所として扱われるのはなぜですか?
もうひとつ、小説家たちは、どこかの丘陵地 + 雑木林の写真を見せると 「ああ、これは間違いなく武蔵野の名残りがある場所だなあ」 と感じますか? 実は大阪近郊の場所だったりして ・・・