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銀行融資元金の支払いを一年凍結する方法とは?
- 10年前に25年の不動産融資を受けたが、現在預金がなくなりつつあり、経済状況が厳しい。明日、銀行に出向いて元金の一年間の凍結を申し出る予定。凍結により1000万円近くの預金を作りたい。
- 元金は月々80万円で、融資の返済もあるが、一年後に他の融資の返済も終わるため、預金ができ余裕が生まれると考えている。凍結は事故扱いになるが、経済状況を正直に話す予定。
- 売り上げは昨年比で3割アップし、6月までは順調だったが、7月以降が心配。アドバイスを求めている。
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一方的に想定される銀行の考え方を書きますのでご自身の判断で参考にしていただければ、と思います。 1.事業者向けの25年の不動産担保融資はかなり特殊です。10年前には実行できても、金融庁マニュアル全盛の現在では実行できない形態です。毎月返済80万円・期間25年・10年経過というコメントから推測すると当初借入金額2.5億円、現在残高1.5億円という所でしょうか? 2.返済条件の猶予・緩和はその事実自体が金融庁検査への案件抽出事項になります。今まで返済が順調でだった借入が金融庁説明の対象になる可能性があります。(金額基準のバーは有りますが、) 3.従来継続できていた返済ができない、という事象について経営の中身を細かく見ていくと、「要注意債権」に該当するのでは、という見方をすることになります。事象に応じて返済計画の策定、個人資産の投入、処分可能資産の売却というようにあれこれと畳み掛けることになるきっかけになります。銀行側が過去10年ノーチェックであったことを棚に上げて、悪い事実が表面化したことを全て借入人に押し付けるのが今の銀行の考え方です。 4.基本的には、借入した資金の使途が何であったか、その使途通りに使った資金が10年を経過してどういう事態から返済継続が難しくなったのか、今の借入人の収入・支出含めた財務状態と残りの借入金の返済が客観的に見て可能かどうかということになると思います。1年待てば1000万円のストックができる(80万×12=960万)のは確かでしょうが、その理屈だと2年後には又返済ができなくなることにならないでしょうか? 収入から総経費(除く減価償却)を差し引いて税金を支払った残りで1000万円が残り15年間に亘って安定的に計上できることを銀行が納得できるかどうかがポイントだと考えます。 5.担保の見地からは、対象物件の10年間での価値下落と返済分とで微妙な水準かと思います。融資の現在残高が銀行側の担保評価内(時価×70%)に納まっていると上記の対応は緩やかになります。銀行の評価の場合は建物への評価が低いのと賃貸物件の場合の評価が厳しくなるケースが多いです。銀行によっては1件当り10万円程度評価見直しの手数料を借入人に求めるケースも有ります。「評価額×100% < 融資残高」のケースでは、より締め付けが厳しくなると思います。
お礼
mahopieさん 丁寧な回答、ありがとうございます。 銀行に相談に、行ってきましたが、やはりmahopieさんの言われるような、受け止め方をするようです。 素人のコチラの考えでは、十年間キチンと滞りなくしてきましたが。 チョット一息つかせてもらって、貯蓄を増やしたいな。って感じでしたが、銀行側は厳しい感じで見るみたいですね。 まぁー、このままなんとか頑張ってみます。 それにしても、銀行業界のトップの言われているのはホント・タテマエだけって感じを受けました。 ありがとうございました。