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カンパニー制と持ち株会社について
- カンパニー制とは、各事業部門を独立した会社のように分け、事業を運営する制度です。
- カンパニー制では、経営資源を各カンパニーに分配し、独立採算を徹底するとともに、権限を大幅に委譲します。
- 持ち株会社とは、複数の事業会社を統括する会社であり、各事業会社の株式を保有します。
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カンパニー制は”社内”で権限を分割してそれぞれの事業を行います。 たとえば、ある会社ではテレビとパソコンの製造販売を行っているとします。以前は設計部、製造部、営業部、総務部といった組織になっていた。そこから、まず会社全体をテレビ事業部とパソコン事業部に分けます。設計部と製造部はそれぞれの事業部へ分割されます。事業部制の導入ですね。さらに進んで営業部もテレビ営業部とパソコン営業部に分割し、人事や経費などの決済などの権限を事業部に割り振り、売上や利益の経常は事業部ごとに行い互いに競わせます。 こうなった場合、事業部ごとの成績が明確に現れる独立採算なので、同じ会社の社員なのにボーナス支給が一方はたくさんでもう一方はなしなんてこともありえます。透明化と社員を特化させることが出来ますが、営業のひとが家電量販店に行ってテレビだけ営業するなんていう人的無駄が出てくる可能性もありえます。ですので総務や経理などの補助部門はほとんどの場合分割しません。 持ち株会社はある会社が他の会社の株を買って、経営権を握り、子会社とするなどして、別の会社の株を買ったり出資することでグループ会社を形成したりします。何とかホールディングとか言われる会社はほとんど持ち株会社です。A社がBテレビ社とCパソコン社に分社したり出資やするなどして子会社化すると持ち株会社制度に当てはまります。日本では旧財閥の経営形態で、各会社で経営し管理するので親会社は会社の経営状況を見れば済みますし、状況に応じて合併したり切り捨てたり上場して売るなんてことも可能なので都合がいい面もありますが、分社しているのでお互いに協力は出来ますがやはり他社なので人員や工場などの資産が重複してても整理できず無駄に必要になったりもします。また同じグループがお金でひとつの産業や地域を支配することも可能になるという社会的弊害の可能性もあります。 qazxsw21qaさんが言われるソニーの場合、ソニーがどのくらいソニーエンターテイメントなどの株を保有しているのかわかりませんが、持ち株会社でカンパニー制ではありません。 参考URLの記事はかなり参考になると思います。