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防毒マスクの効果
例えば家の近くでサリンがまかれた時にマスクがあったら付けると思うんですが・・・一般人が買うとなるとミリタリーショップになると思うんですが、マスクでもピンキリですよね。防げるでしょうか?その辺の知識がない僕なんかからすると漠然とですが「無理なんじゃないの?」と思うんです。サリンとかVXガスとかの化学兵器とかが相手だと。猛毒すぎるガスですもんね。どうなんでしょうか?(質問カテゴリーに悩んだんですが、あぶない時代ということで社会問題とさせていただきました)
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毒ガスにも種類があるので.分けて書きます。 青十字戦剤は.酸性ですので.酸性ガス用ろ過缶で肺は守れますが汗に溶けて皮膚炎を起こすでしょう。 白十字洗剤ハ.簡単に言えば催涙弾ですが.安田講堂の時に使用された白十字洗剤と放水車からの放水で全身皮膚炎となり.皮膚炎で病院にかかった時点で身元が特定され逮捕.事情聴取中に瞳孔反射はあるものの他の反射がない状態(意識不明の重体.意識度300で本来ならばこうなる前に集中治療室に収容するのが普通であるにもかかわらず.警察は事情聴取を続けたので.日本国民は同程度の意識障害が出るまで被疑者を取り押さえることができます。つまり.なぐって返事をする場合には事情聴取に絶えうると判断されます)でになりました。水との接触があると.全身皮膚炎を生成する性質があるようです。 黄十字洗剤は有機ガスで水と反応し酸性ガスとなるものですから.酸性ガス用ろ過缶で十分でしょうか。 緑十字洗剤は水と反応しにくく肺の奥に入り.実験中間違えてフラスコを割り.洗剤を吸入.翌朝登校してこないので同級生が下宿に行ったら死んでいたのは.横浜国立大学の学生さんではなかったかと思います。有機ガス用ろ過缶でしょうか。 赤十字洗剤も有機ガス用ろ過缶でしょう。たぶん。 最近のさりんとかvxとかは良く分かりませんが.横浜国大の例では.すった直後自覚症状はなく.そのまま下宿に帰り翌朝死んでいたので.慌てて防毒マスクをつけても間に合わないと思います。むしろ.家庭内に比較的気密性を保って住宅を作り.付近に被弾したらマスクをつけて逃げる程度でしょう。これら洗剤は低いところに.谷間などに貯まる傾向がありますので.屋根に登るのが簡単な逃げ道のようです。 毒ガスは非人道的兵器とはいわれていますが.これは使い方次第で人道的兵器になるというのが.東京工業大学の林教授の持論です。 もし.見つけられたらば読んでみてください。 林茂助 毒ガス化学 共立出版.昭和15年発行 付近一帯の空気が汚染されていますから.ろ過缶をついていないできれいな空気を送る形の防毒マスクはまったく使い物になりません。また.複数の数をませて使用するのが最新の技術(2次対戦で日本は2種類のカスを混ぜて中国地区で使用した)です。複数のかすに対応できなければ意味を持ちません。 それと.日本TVで使用していたサリン報道時の防毒マスクは火災の時には使えません。火災の時に消防士がつかうのは.フィルター付き有機ガス用ろ過缶で.日本TVではふぃるたーのついていない有機ガス用防毒マスクを使っていました。一方一酸化炭素の場合には.一酸化炭素専用のろ過缶を使います。火災と化学兵器の場合では.ろ過缶の選択が異なります。
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- spirit
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こんにちわ、spiritと言います。 マスクは、大きく分けると「給気式」と「濾過式」があります。 さらに それぞれに、細かい種類があります。 防毒マスクは、濾過式で、マスクにガスの吸収缶が付いており、 ガスの種類によって使い分けます。 (サリンやVXガスに対応した吸収缶があるかどうか分かりませんが、) ガス濃度が高い場合、「濾過式」は使用できず、「給気式」になります。 長いホースからマスクに空気を送る(エアライン式)と背中に圧縮空気 を背負う(自呼吸式)があります。 詳しくは、「特定化学物質」の本に書いてあります。 しかし、このような事件が起こらないことが一番ですが、
お礼
こんにちはspiritさん、これからもよろしくお願いします。 なるほど、濾過式・給気式ですか。サリンとかになると給気式になりそうですね。でも一般人では手に入りにくそうですね。 >このような事件が起こらないことが一番ですが 確かに事件が起こらないのが一番ですね。まったくです。 「特定化学物質」調べてみます。ありがとうございます。
- taka113
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毒ガスは皮膚からも吸収されますのでマスク程度では防ぎようが有りません。活性炭カードリッジ式の本格的なものなら構造は基本的に軍で使用されているものに近い構造ですので、全く役に立たないものでは有りません。
お礼
んー、たしかに皮膚からも吸収されますね。こわいですね。活性炭カートリッジ式ですね、おぼえておきます。ありがとうございました。
- Moon_Dance
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私も専門家ではないので、曖昧な回答しかできないのですが・・・ 防毒マスクに関しましては、最近『興研』という会社がオンラインショッピング でに防毒マスクの取り扱いもはじめたようです。 下記にURL入れておきますので、ご参照戴ければと思います。 毒ガスですが、一口に毒ガスといいましても、サリンやソマン等のいわゆる G剤系もあれば、VXのようにV剤系、またイペリットやマスタードのような マスタード糜爛系というように様々な種類がありますので、防毒マスクにも それぞれに対応した解毒剤だったかフィルターが必要であったと思います。 総ての毒ガスに対応したものは現在のところないと思います。 あくまで曖昧な知識なので鵜呑みにしないで下さいね(^^;)
- 参考URL:
- http://www.koken-ltd.co.jp/
お礼
なるほど、いろいろあってそれぞれ対応しなくてはならないんですね。 マスクが消化器と同レベルの設備常識になってもおかしくないんでしょうね。いやですね。興研さんホームページ参考になりました。 ありがとうございます。
- nayuta
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たしかニュースでやってました。アメリカのショップでガスマスクとかが売り切れ続出だとかで。ショップの人が言うには、毒ガスなどが撒かれてからマスクつけたって無意味だって。 それ以上の知識はないのでお答えできなくてすみません。
お礼
いえいえ、とんでもございません。ありがとうございます。 撒かれてからでは遅いですよね。それにマスクの効果も数十分のようですね。やな時代です。
お礼
う~む、大変勉強になりました。各洗剤にもいろいろあるんですね。 「屋根にのぼる」はおぼえておきます。役に立ちますね。 安田講堂や下宿生の話は貴重でした。質問の内容から少しはずれてもいいのでこれからもこのようなお話を聞かせていただくと嬉しいです。 ありがとうございました。