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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ラベリング)

PCRプロダクトのラベリングについての方法とキットの必要性について

このQ&Aのポイント
  • PCRプロダクトのラベリングにはTakaraのBcaBestrabelingkitを使用しているが、他の方法もあるか
  • TakaraのキットではランダムプライマーとKlenowフラグメントを使用しているが、他のプライマーやポリメラーゼでもラベリング可能か
  • PCRプロダクトとラベルとTaqとdNTPsを混ぜた後に、特定の温度に保持することでラベリング可能か

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回答No.1

PCRを利用して、インプットしたテンプレートDNAよりも大量のプローブのアウトプットを得るという方法もありますから、原理的には可能です。しかし、考慮すべき点がいくつかあります。 1.ランダムプライマーだと、出来上がったプローブは数百bpに断片化しています。PCRプライマーのように末端のプライマーだけだと、テンプレートの長さに応じた長さのプライマーができます。プローブの長さは、ハイブリのカイネティクス(Cot)に影響します。すなわち、一本の長いプライマーより断片化したプライマーのほうが早くハイブリを完了します。また、一本の長いプローブのなかにプローブとして機能しない配列が含まれると(ノーザンのときイントロンを含むプローブなど)、ハイブリの安定性が下がる可能性があります。 2.Klenowは低い基質濃度(dNTP濃度)でも高い伸長性があるのに対し、Taqは基質濃度の低下にセンシティブです。一般的にklenowなどでRIラベルする場合、ラベルの入ったヌクレオチド(たとえばdCTP)はRIの使用を必要最小限にするため濃度が低くなりますが、この条件ではTaqには十分な伸長性がありません。またnon-RIラベルの場合、ラベルされたヌクレオチド(たとえばdUTP)はTaqの基質になりにくいので伸長性がかなり落ちます。いずれにしてもラベルの入っていないヌクレオチドを加え、基質濃度をあげてやる必要があります。これは、比活性を下げることにもなります。 ランダムプライマーと酵素(Klenow)を買えば、キットを使わず、ランダムプライムラベルをすることは可能です。ランダムプライマーは結構安い試薬です。もっと安く上げようとしたら、胸腺DNAやSperm DNAをDNaseなどで細かく分解したものをプライマーにするという方法もありますが(昔々は、そういう方法も使われていました)。

その他の回答 (1)

回答No.2

BcaBestは、TAKARAが自社開発した耐熱性DNA polymeraseで、Klenowとは違います。Klwnowなら、55℃では失活してしまいますね。