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木造住宅の金物施工
小さな設計事務所勤務の人間です。 業界の方、お教えください。 木造の接合部分の金物ですが、建告に倣って金物を入れるとべらぼうな数の金物になりますよね? アンカーボルトも、ホールダウンもかなりの数になってしまい、かえって木材の断面欠損のほうが心配になります。 H12建告1460号、ただし書きによって引抜を考慮して金物入れればいいんですがそれも結構な数になってしまいますよね?計算して図面化するのも結構な手間です。そこまで計算してある(公共以外で)図面もあまり見た事がありません。 どうしていらっしゃいますか?
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H12建告1460号の標準的な仕様のほかに、 N値を計算すればいいので、 そのほうが金物は少なく出来ます。 N値の計算方法はご存知かもしれませんが、 公庫の標準仕様書にものっていますし、 簡易計算ソフト(フリー)もいくつかあるようです。 http://www.vector.co.jp/ N値計算で検索してみてください。 ホールダウンは基礎の施工時に確認するしかないので、わたしは、位置と種類をわかるように図面にマーカーして監理してます。 また、開口部が大きく一つの壁に力が集中するような設計になっていると断面欠損の大きな柱もでます。その場合は補強します。 できるだけまんべんなくバランスよく…となると、外部を構造用合板で覆ってしまって耐力5倍の壁を減らせるように設計するとボルトは減ります。 また、開口部をどうしても取りたい場合は、他の接合の仕方を取り入れるといいです。 http://www.j-kenchiku.co.jp/ 開口部に剛接合の枠を入れる方法、他に接合部に金物を使わないやり方。 http://www.inoues.co.jp/nongrt.html 断面欠損の少ない方法の金物 このほかにも金物メーカーでいろいろでてます。 (ちょっと高くはなるが) http://www.ncn-se.co.jp/ FCですので契約工務店の施工が基本です。 そのほか、プレカットの時は工務店にお願いしてプレカット図を承認するという形でもやる場合もあります。 ちなみに、私は自動計算ソフトがCADに入っているので、その計算書を申請のときは使っています。 法規をクリアすればいいという考え方ではなく、 丈夫な家にするためにどうすればいいかを考えながらいろいろやってます。 だって、穴だらけの柱がいいはずないですものね!
その他の回答 (1)
- donfan777
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私の場合はN値計算を第3者の専門家にお願いして計算してもらいました。それに基づき工務店に指示し、施工の確認/不具合箇所のやり直しを支持しました。 うる覚えなのですが「H12建告1460号」を採用すると膨大な量の金物になってくると思います。その金物施工の負担を減らすためにN値計算をするのだったと思います。N値計算も計算方法さえわかれば素人でも簡単に出来るものです。(3階建て以上の場合は構造計算をしないといけないので素人には無理ですが・・・)
お礼
回答ありがとうございます。 質問文の”ただし書きによって引き抜き力を考慮・・・”がN値の事です。 計算方法は簡単なんです。(私も一応プロなので・・・) ただ、金物を告示によってたくさん入れなければならない事、そういう法律を知らない工務店がいるのも事実なんですよね。残念ですが。 で、全国のほかの皆さんのところの実状を教えて頂きたかったんです。 回答者さんはお施主さんですね?ご自分で勉強されたんでしょうか。 うーん、最近のお施主さんは勉強されてますねえ・・・。頭が下がります。
- AFG3171
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設計上は、建設省告示第1460号による。 とか書いて終わらせてしまってます。 確認申請もそれで通りますし。 あとは施工者任せで、目視検査にて対応してます。
お礼
そうですよねー・・・それしかありませんよね。 施工者、ちゃんとそこまで理解してやりますか? 経験ではそこまで考えて質疑してきたのはゼネコンの住宅部くらいです。 施工者が悪いってんじゃなくて実情はどうなのかと思います。 金物、対応して施工してます?お教えください。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。感謝いたします。 今度の物件でどれかフリーソフトを試しにやってみようと思います。 ありがとうございました。