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国産車にはなぜディーゼルが少ないのか?
欧州などでは主要車種にディーゼルエンジンが搭載されていることが多いようなのですが、最近の日本車ではディーゼルエンジンといえば大型トラックやバスなどしか思い当たりません。 日本メーカーの技術をもってすれば低公害なディーゼルエンジンを作り出すことも可能なのではないかと思いますが、なぜ欧州と同じように普通の乗用車用のディーゼルエンジンを開発しないのでしょうか? よろしくお願いします。
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別にディーゼル車が売れないわけでも、排ガス対策が困難な訳でもありません。 単に、産業界の国際競争力を維持するために、トラックの燃料である軽油の 価格上昇を抑えるためです。 つまり、最近のガソリン車は燃費も向上しガソリンの需要がやや下降して きています。 しかし、軽油は運輸需要が主であるため、横這い状態です。 このまま、ガソリンの需要のみが減り続けると、ガソリンと軽油の 需要のバランスが崩れます。 その結果、需要と供給の関係で、軽油の値段をガソリン並みか それ以上に値上げせざるを得なくなります。 そこで、普通車以下の車でのディーゼルを廃止し、ガソリン車に 置き換える事で、ガソリンと軽油の需要バランスの調整を産業界が 謀った訳です。
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- nekoppe
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No14で、「サシクル」は「サイクル」でしたので訂正します。ついでに 「国産車にはなぜディーゼルが少ないのか」の追記をします。 ディーゼルエンジンにするとコストが上がり、加給するとさらにコストが上がり、しかも日本人は騒音振動に関して厳しいので、遮音材、吸音材、制振材、等が余分になり更にコスト高になり、乗用の使用では元が取れないからです。欧州ディーゼルの様にエンジンだけ載せ換えても日本では売れないのです。ボッシュはディーゼル車の宣伝を日本でして、ガソリン車並の騒音だと言いましたが、深夜住宅街に帰ってくる欧州ガソリン車を奥様方は、「外車のディーゼルはうるさいわね」と言っていましたよ。
燃料について、軽油の硫黄分が高くて道路沿線の住民に多大の健康被害を与えています。 それに、この硫黄分を除去することをしてこなかったので、健康被害が問題化されました。 そのために、浄化装置を開発して、取り付け義務をするようにしたのです。 また、乗用車タイプのディーゼル車はヨーロッパで普及した理由として、価格の割に経済性に優れている点が大きいためです。 また、ガソリンについても、日本のようにクリーンではないところが多いでしょう。 そのために、ガソリン車は普及しにくいのです。 また、ディーゼル車の振動や馬力等の快適性が悪いので、嫌われる原因にもなっています。 同じ排気量のクルマの場合、ガソリン車とディーゼル車では、2割ぐらいディーゼル車が落ちます。 そして、日本の道路事情では短距離を走行するケースが多いので、 長距離を走るようなケースが多いヨーロッパとは違って、燃費は悪化します。 維持費や経済性を考えた場合、ガソリン車を選ぶ傾向は日本の場合、多いのです。 アメリカの場合は、自動車を利用しますが、長距離になれば、航空機での移動が主流ですので、わざわざディーゼル乗用車を利用することは少ないでしょう。
- k_cee
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ソースがあいまいで申し訳無いですが・・・以前、どこかのコラムで読みました。 アメリカ型文化・・・人間に優しく自然はその次 ヨーロッパ型文化・・自然に優しく人間はその次 ガソリンエンジンは、人間には優しいですが、自然には厳しい有害物質を排出します。 ディーゼルエンジンは、自然には優しいですが、人間には厳しい有害物質を排出します。 ANo.10さんと同じですが、日本がアメリカ型文化を踏襲しているから・・・だと思います。 しかし、実際は日本でもコモンレール式ディーゼルなど環境に優しい低公害型ディーゼルエンジンを搭載した市販車は存在します。(ハイエースやキャラバンなど) しかも、アメリカでも低公害型ディーゼルは乗用車でも徐々に浸透してきています。 なぜ、日本だけが取り残されているのか・・・?ガソリンから軽油に燃料が移行すると困る人たちが居るのです。しかも、権力に近い人たちです。 そう言う人たちに情報操作されているわけですね・・・この質問への回答を見ているだけでもディーゼルエンジンに対する間違った認識を見ることが出来ます。
- nekoppe
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>乗用車用のディーゼルエンジンを開発しないのでしょうか 開発していますが、主に輸出用なのです。いすず社のディーゼルは欧州車に搭載されています。トヨタのディーゼルもBMWミニに搭載されています。アベンシスやアコードも欧州ではディーゼルがあります。日本のディーゼルが2級品なら欧州社が輸入するはずがありません。 >大型トラックやバスなどしか 日本の国策として、産業車両優遇の為、軽油の価格を安くしているのです。ですからトラックやバスだけで良いのです。 ディーゼルは大きくて重い、振動騒音が大きい等で、エンジンの比率の小さい船舶、大型トラック向きなのです。 >国産車にはなぜディーゼルが少ないのか 日本車は欧州車より車体もエンジンも軽く、燃費も良いのでディーゼルの必要性が少なく(希薄燃焼、直墳、ハイブリッドも造ってきた)、タクシーもディーゼルでなくLPGを選択しています。ディーゼルの維持費は、オイル交換サシクルが短い、バッテリ交換費が高い、噴射系の点検整備費が高い、等で乗用使用ではガソリン車に比べ余り安くならずメリットが少ないのです。(点検整備は不良の黒煙が多いのはこの為)
- kan3
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排ガスのクリーン性能が国産は悪いからです。 ヨーロッパのヂーゼル車は10年前から黒煙は吐いていません。 >日本メーカーの技術をもってすれば低公害なディーゼルエンジンを作り出すことも可能なのではないかと思います 買いかぶりです!、国産は遅れています、研究を怠っていれば技術の差は当然出ます。 OILメーカーとの関連もあります。 ヨーロッパの人々の環境に対する意識は極めて崇高です。 チンケな極東の島国での環境を強く考える人の数で、 ラベル(LEVEL)が全く違います。 規制する政府の意識も国民に合わせるからです。 アイドリングを延々としている先進国はありません。 (国会の駐車場を見てください) 日本は国民のラベル(LEVEL)的に後進国なんですよ。
>欧州と同じように普通の乗用車用のディーゼルエンジンを開発しないのでしょうか? GNPの差があるからではないでしょうか? 日本は物は豊で給料が高い国ですが、欧州の方は日本ほどではないらしいです。その故にディーゼル車を使うと聞いたことがあります。 あと、ガソリンエンジンの方が静かで馬力があるからだと思います。トラックやバスは快適性より機能性、安さ性が優先されるからではないでしょうか? 黒煙などの効果のあるディーゼル排ガス触媒機なども最近になってから開発されましたしね。
- ats_ats
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こんばんは、 結構出尽くしてますが、もう1点。 日本は戦後アメリカ文化を踏襲しているからです。 アメリカがいいといえば日本でもいいとなるわけです(本当にいいかは?ですが) ガソリンの値段は倍ほども違うのにね それと、日本の東京ような大都市ではSTOP&GOが多いのでガソリンのほうが燃費は向上します。ですからディーゼルの需要は減ってしまいます。 東京志向が強い国民性もあり、本来ディーゼルのほうが燃費が優れている田舎でもガソリンが売れるようになります。 もちろん某都知事のプロパガンダも無関係ではありません。 アメリカでも現在gディーゼルが売れる傾向が出ていますので、5年・10年先には日本でもディーゼルが日の目を見るかもしれません。 その頃には、今最も環境問題になっている古いタイプのディーゼルトラックの台数も減っていますし、都知事も代わっているでしょうから(* ̄m ̄) ププッ
- suwakame
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たしかホンダが一般車のディーゼルエンジン開発しましたよ。もちろんホンダ初。たしかアコードだったかな?ここは微妙ですw 日本人は結構いろんなものに対して敏感だからかな?あの吹き上がりのなんともいえない振動から入りますし全般的に独特の振動がありますしね。そのイメージが根強くありますからね。 ましてや、今は低燃費&ハイブリットという新しい世界に入りたてなので、また変わるには早いと感じるのでは? しかし、将来的にはエタノールエンジンと僕は考えています。
- keroro32
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トヨタの1KZに乗って、同一車種のガソリンにすれば良かった、なんていう人がいたら見てみたい。 1KZ搭載車種では圧倒的にディーゼルでした。 売れないからではありません! 首都圏で乗れなくなったからです。
ディーゼル車を動かす場合、まずヒーターでエンジン内部を暖める必要があります。ディーゼルエンジンを動かすために必要な作業ですが、エンジンが冷えていればそれだけ暖める時間もかかります。さらに、燃料が少なくなると燃料タンクからエンジンへ供給する部分に空気が入りやすくなり、空気を抜く必要が出てきます。空気抜きを自動でする車もあるようですが、ごく一部とのことです。 日本では環境問題でディーゼル車が悪く言われているだけでなく、ディーゼル車は思った以上に管理が大変です。たとえ低公害化が進んでも、これらの問題が残る以上、受け入れは難しいと思います。
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お礼
皆様から予想以上のご解答数をいただき、びっくりしております。 本来なら全ての方にコメントをつけなくてはいけないのですが、都合上このコメントで皆様へのお礼と代えさせていただきます。 どのご解答も大変勉強になりました。 特に海外向け国産車にはディーゼルエンジンを搭載しているといったことや、欧州と日本の道路事情、経済的背景といったことは非常に参考になりました。 どうもありがとうございました。