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エマ(森薫)第1巻に飛行機の模型が出てくる(19世紀末なのに!)
森薫さん作のメイド漫画「エマ」を読んでおりますと、第1巻に飛行機の模型が出てきます。 副主人公の青年紳士が通販で買ったもので、ゴム動力で飛ぶ第一次大戦ころの複葉機のスケールモデルです。 さて、ライト兄弟の飛行機が飛ぶのが1905年。 お話の設定が19世紀末。 飛行機は発明されていないし、複葉機というスタイルも当然確立されていないはずなのに。 こういうところに拘るのを「瑣末主義(トリビアリズム)」というのでしょうが、気になります。 どなたか納得のいく解説をして頂けませんでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
作者のミスだと思われています。 実際はきちんと資料を揃え、きちんと時代考証を済ませたうえで 描くべきだったと思いますが、 そこは新人作家ということで大目に見てあげてください。 資料も揃いつつあり、時代考証の手助けになるような人々のサポートが入り、 実際にイギリス取材を経た以降は 作品の完成度は加速度的にアップしています。 (作者はエマ連載前にはイギリスに実際に行ったことがなかったそうです) ちなみに別な人間による時代考証が入ったアニメ版では まだなんとかおかしくはない模型にデザインが変更されています。
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- nemosan
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オナラクサイさんが納得いくかどうかは分りませんが、作者のウッカリミスですね。 結構多いですよ。ウッカリミスは(笑) 有名な所では、理系漫画家の手塚治虫先生が『火の鳥』で日食の欠け方を間違えた話とか。 ちなみに、私は玩具職人が頑張った説に一票を入れたい。なにしろ、アポロが月に行く前に『サンダーバード』を放送した国ですからね、イギリスは。
お礼
あくまで「お話」ですから、うっかりミスやご都合主義はあるんでしょうね。 玩具職人が頑張った説は面白いのですが、20年近くあとの実機を想像・・・。いや、ウルトラマンのビートルはスペースシャトルそっくりだ(むしろ逆か)という事実もあるので、可能性は否定出来ない・・・? 珍説ということにとどめておきましょうか。(^^;
私も読んでいるのでその事は知っています。 某掲示板でもおかしいと言われてますね。 質問者の言っている事は正しいです。 要するに単なる作者のミスです。 この漫画は、ドアの開く方向だとか矛盾点は結構あります。 同人あがりの駆け出しの漫画家なので、その辺は少し寛容に読むにつきます。 編集部も気づかない状態だったのでしょう。 今だったら加筆修正しているんじゃないでしょうか。 作者もきっと恥ずかしい思いをしていると思いますよ。
お礼
作者の考証不足というのが一番スッキリする答えかも知れませんね。模型の存在があったということも、他の回答者さまから教えていただきましたが、デザインが20年後の実機そのものですから、考証不足でしょう。 まあディテールをつっついても仕方がないんで、当時新人ということでもあれば、温かい目で見たいです。 ただし編集部は何をしてたんじゃ!という気分は消せませんが。(^^; ありがとうございました。
- mshr1962
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英国万博博覧会の開催が1862年なのでその前後を調べてみました。 このサイトの情報だと1854年に飛行機の模型は存在したようです。 http://www2.wbs.ne.jp/~yamanobu/rosia.htm
お礼
実機以前に模型は存在した、というのが盲点でした。ありがとうございました。
- dac203
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「世界初の模型飛行機」ということであれば二宮忠八が1891年(明治24)に発明した「カラス型飛行器」というゴム動力による模型飛行機になるみたいですね。 更に1893年(明治26)に人を乗せて飛べる「玉虫型飛行器」の模型を完成させましたが、資金調達ができず、陸軍上部に上申したものの却下されてしまい、結果としてライト兄弟に先をこされたとか。 まあ形的な問題もあろうかと思いますが(19世紀に通信販売の仕組みがあったこともよくわかりませんが)、理由付けのひとつに使えるかなぁということで(^^;)>。 「二宮忠八」 http://www.asahi-net.or.jp/~uw8y-kym/hito5_chuhachi.html 「カラス型飛行機」http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/yoshitakaya.com/g/618/index.shtml
お礼
そうか、実機以前に模型は存在したんですね。盲点でした。 ただ20年後の実機にそっくりなのが不思議。アニメ版では改定されたと教えていただきましたので、考証不足だったんですね。 ありがとうございました。
- ftomo100
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回答中に消された(怒) 漫画を読んでないので推測です。一番いいのは、この世界とは違う技術発達をした世界だと思うことです。後は作者の検証不足の線もありますが、以下こじ付けを。 当時のSF模型(架空技術)だったのでは?と言う線がまずあります。現代でも、実用化されていない宇宙船やアニメーションを模型化することはありますので。 また、ライト兄弟が飛行に成功したのは1903年ですが、それ以前にも飛行機と言うものはありました。1490年ころレにはオナルド・ダ・ヴィンチがヘリコプターのような航空機のスケッチを残していますし、19世紀半ばには有人グライダーの飛行に成功しています。1909年の国際飛行大会には複葉機も出現していますから、あながち夢の技術ではなかったのかもしれません。ゆえに、当時としても全く想像もできなかったとはいえないのではないでしょうか? http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%AA%E7%A9%BA%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%B9%B4%E8%A1%A8 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E6%A9%9F%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
お礼
ありがとうございます。作者の検証不足の線が濃厚のようですね。 「この世界とは違う技術発達をした世界」というのは、ドラゴンボールみたいな漫画にはぴったりなんですが・・・。(^^; またSF模型という考えには驚きました。なるほど!って感じですね。ただあまりにも20年後の実機に近いのが難点かな。昔のSF漫画に出てきたロケットがスペースシャトルみたいということはありましたが、複葉機は複雑な形ですからねえ。アニメ版では変更されているとの情報も教えて戴きましたが。
お礼
やはり考証不足によるミス、ということですね。 新人ですし温かい目で見守りましょう。 なかなか普通、イギリスに取材に行ってから描くということは、新人であれば余計に出来ませんしね。 アニメ版では模型のデザインが変更されているとの情報、ありがとうございます。テレビ観てないもので。(^^;
補足
短い時間にたくさんのご回答をいただき、ありがとうございました。 作者のウッカリミス説、考証不足、模型は存在していたという事実、はたまたSF技術あるいは模型職人が頑張った説など、どれも面白く説得力がありました。 最終的には「考証不足あるいはミス」ということで落ち着きたいと思います。 ライト兄弟以前にも模型の存在があったという事実は確認出来ましたが、デザイン的に無理があるし(アニメ版では改定)、そうした「ハイテク」な玩具があったかどうか。いくらお金持ちだったとはいえ、玩具技術が。(^^; この件が話題になった時は、玩具職人のSF技術説でビックリさせておいて、考証不足でオチをつけることにします。σ(^^; ありがとうございました。(^-^)/