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社会主義国の労働者
社会主義国では勤勉に働いたとしても給料は変わらない ということで労働者の勤労意欲が低かったと言われますが、 厳しい管理がなされていた社会主義国で労働者が怠ける ことが可能だったのでしょうか? 計画達成のために追いたてられていたということもいわれていて、 よく分かりません。
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社会主義国では、「厳しい管理がなされていた」わけではありません。杜撰な管理をしていたのです。 作物の出来高が悪いのに、豊作だと嘘の報告をしたり、上司が部下からワイロをとったりと、腐敗した官僚組織が、国を滅ぼしたと言っても良いでしょう。 嘘の報告を集計した統計を元に、計画を立てて、それが達成できずにまた嘘をつく。 国全体で粉飾決算をしていたようなものです。
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- pojipoji
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大きい組織と小さい組織という考え方はどうでしょうか。組織というものは人材とお金や資源を一元的に管理し、その管理の方針は上位の管理者の意思決定にゆだねられます。 例えば田植えの時期だったら何月何日までに行なえという命令を下すわけです。もし管理者が気候や地理的条件に無頓着だったり、無知だったりすると雪の降る中で田植えをすることもありうるわけです。それがもし全国統一だったらどうなるでしょうか。 どんなに優秀な人でも、全ての時にそしてすべての場合に正しい判断を下すことはできません。また地方の事情を知る由もないでしょう。また上意下達で現場の者の意見を反映させることが出来なかったらどうなるでしょうか。 そして、成功は上位の責任者の手柄となり、失敗は直接の担当者の落度となるとしたら、直接の担当者は失敗の理由を自分に都合よく創作するか、失敗の事実を隠すでしょう。命が掛かっているのでしょうから。そのことも上位の責任者の判断を狂わせる悪循環になるでしょう。 組織が大きくなればなるほど、最終的な判断を下すものと現場との距離は大きくなります。組織の風通しが悪く議論出来ない組織においては、事実や外部と懸け離れた常識が横行し、その常識によって組織の運営が実施されるので、現実より報告の表現の仕方のほうが大切だったりします。大きい組織では迷惑を受ける人も多くなります。 大きな組織においては、大胆に分権を進め責任と権限を明確にすること、それぞれの現場の判断を重視すること、また事業の成否などの報告が内部向ではなく外部からの批判にも耐えうる正確なものであることが必要だと思います。
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回答ありがとうございます。 ここに挙げられたことの極端な例が社会主義の独裁のでしょうか。 党や政府の官僚が現場から離れていたことが問題だったようですね。
- ipa222
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日本でも公務員の労働意欲は極端に低いです。 「計画」そのものが、現実(つまり需要)とかけ離れたものとなっているため、労働そのものに「おもしろさ」が一切無いからだと思います。
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回答ありがとうございます。 やりがいは重要なのに考えていませんでした。
日本の戦争中(1集落1管理者という世界一の管理体制をしいた社会主義国です)では.管理者のお気に入りの人々は遊び放題に遊んでいられました。 主に密告やの連中です。 下層は強制労働(+無食料)で散々だったのですが.支配者層とその仲間たちは遊び放題です。疎開で来た児童生徒は強制労働の対象.この強制労働の音頭を取っていたのが.在郷有力者(=管理者)の子弟です。 計画もいいかげんで「しょうこんゆを集めろ」といっていたので松根をゆでで作ったのですが.結局厚めに着ませんでした。
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回答ありがとうございます。 管理する側は好き放題できてしまうのですね。管理者が強ければ、される側は何もいえないですから。
お礼
早速回答していただきありがとうございます。 ソ連などの独裁の怖いイメージしかなかったので、 徹底的に国民を支配していたと思っていました。 杜撰だったとは知りませんでした。