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狂牛病の感染原因
牛肉や牛乳は安全で、口にしても問題ないと報道されていますが、英国では100人ほど感染者がいると報道されています。 骨髄や脳髄などが危ないということですが、普通そのようなところは食べないと思います。 感染した人達は何を食べたのでしょうか。
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英国を中心とする欧州各地で、狂牛病が人間にも感染したのではないかと疑われている病気、変異型クロイツフェルトヤコブ病(vCJDと略)についてお答えします。欧州を席巻している狂牛病と問題のvCJDの共通点は、どちらも異常プリオンという蛋白質によって脳細胞が脳から抜け落ち、脳がスカスカのスポンジ状になってしまう点です。他にもいくつかの共通点があり、このことからvCJDは狂牛病が人間に感染した伝染病であると言われていますが、いまだ異論を唱える学者もおり最終的な結論には達していません。 ですが今回はあえて異論には触れずに、vCJDとは狂牛病にかかった牛の肉を食べたため異常プリオン蛋白が人体に侵入し感染した病気であるものとしてお話させていただきます。 このvCJDの患者の多くには今回のtakknさんの質問の鍵となる共通点があります。患者の多くが酪農家もしくは肉牛を生産する酪農地帯の住人だったという点です。 英国の酪農家において牛を食べるということは、すなわち皮革、鼻輪、そしてよだれ以外のすべてを何らかの料理にして余さずきれいに食べるということだそうです。当然異常プリオン蛋白を多く含む脳および脊髄を摂取する危険性は、一般家庭より高かったものと思われます。これがtakknさんの求める回答であれば良いのですが。 ただし、最近ロンドンで酪農と何の関係もない少年がvCJDを発症し、その感染源はどうやらハンバーガーらしいという衝撃的なニュースが流れました。日本で食用牛肉から脳、脊髄、眼球の排除が義務付けられるのはこれからです。日本政府の対応の遅さは相変わらずですが、今度は「私は関係ないから大丈夫」と言える人はかえって少数派ではないかと思います。さかのぼってvCJDの潜伏期間10年以内に牛や羊(鹿も含まれるという説も有)の肉を口にしなかった人がどれだけいるかですから。かくいう私も数年前に羊の脳のトリッパなる料理を食した経験がありまして、今軽くドキドキしています。非常に美味しかったのである意味観念してますが。 いいようのない不安にかられる話ですが、家庭レベルでできる防衛策としては、業者を通してない牛や羊の肉を知人から分けてもらうのは、当面は遠慮した方がいいかもしれません。「和牛作ってる知り合いの人が直接屠殺してその場でさばいたお肉を分けてあげるよ」と言われたら、非常にもったいない話ですがvCJD感染の最悪リスクです!!その農家が牛の飼料に動物性蛋白を用いていないことが証明されない限り、断腸の思いで辞退するのがvCJD感染のリスクを回避する最良策です。ただ、私個人に限って言えば、vCJD感染のリスクより「あの時もらっておけば良かった」と一生後悔することの方が怖いので、多分ありがたくいただいて美味しく食べてしまうことでしょう。
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myeyesonlyさんの「英国の調査では、牛を解体する時に、リンパ節を除去するのですが、それをちゃんとやっていなかった業者がいて、リンパ節が残った状態の肉が出荷されたということのようです」という情報大変有用でした。 因みに私は、「感染原因が不明だからこそ恐ろしい」と感じていました。 少し古い記事ですが以下の文章、参照ください。 医原性のクロイツフェルトヤコブ病を除くと、『現在まで、クロイツフェルトヤコブ病のあらゆる疫学的調査にもかかわらず、クロイツフェルトヤコブ病が伝播あるいは感染によって発症したという証拠は全くなく、この点はミステリーである』(メディカル朝日1996年9月号 P56) 早く感染経路が明確に解明されてほしいですね。
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本当に怖いですね。もう肉は当分食べたくなくなりました。
- neuro
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食肉の加工過程で出るクズ肉をハンバーグなどにして販売する際に脳・脊髄を使用することはありますし、背割りと呼ばれるウシの体の半切を作る際に、やはり、そのような組織が飛び散ることがあります。イギリスでは背割りは騒動以来禁止されています。ウシの頭蓋骨や脊椎を使ってスープを取る場合も混入する可能性がたかいですね。この騒動ですので、厳選された輸入牛を使っていれば問題ないとは思いますが。
お礼
なるほどですね。ハンバーグは怖いんですね。一昨日買ったハンバーグ食べるのやめようと思います。ラーメンとかも怖いですね。 ありがとうございました。
- myeyesonly
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こんにちは。 英国の調査では、牛を解体する時に、リンパ節を除去するのですが、それをちゃんとやっていなかった業者がいて、リンパ節が残った状態の肉が出荷されたということのようです。 肉自体には感染性がなくても、リンパ節は感染性が指摘されています。 例えて言うと、ふぐはあちこちにキモという毒な部分があって、それを一つでも取り損なって食べると中毒になるそうです。 それを考えて頂けると判りやすいかもしれません。 ですから、牛自体をつくる?農家だけではなく、解体業者などにもちゃんとした監視、指導を行わないといけないということですね。
お礼
わかりやすい説明ありがとうございます。 リンパ節ですか。怖いですね。解体業者にも早く対策をしてもらいたいと思います。
お礼
まさしく私の知りたかったことをお答え頂き、誠にありがとうございました。 なるほど、酪農家は肉以外にも食べるんですね。それでかなり安心しました。