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フリ-トレインは実用性あるのでしょうか。
映画「交渉人真下正義」ででてくるフリートレインは実際には実現・運用可能なのでしょうか? 実用化するとして何のために必要なのですか? 私としては、あの混雑をなんとか解消する方法を考えて欲しいのですが。
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混雑をなんとかするには、 信号システムの改善により走行可能密度を上げる 編成長を長くする 複々線にする・新線を建設する といった地道な努力が必要です。 地下鉄でフリーゲージトレインというのは 実現しても運用が複雑になるだけで、 輸送力が増すわけでもなく、 意図が全くわかりません。 また、東京メトロでは銀座線&丸の内線とその他の路線で、 軌間が違うわけですが、トンネル断面も違います。 また、銀座・丸の内・日比谷線は走行可能な車体の長さも違います。 一番短い車両にして、一番小さい断面に合わせなくては走れません。 銀座・丸の内線は集電方式も違うので、 今回の車両はバッテリー駆動となっているようですが、 これで実際に走るのはつらいでしょう。 実際のフリーゲージトレインは 新幹線との乗り入れを考慮して開発中です。 ただ、新幹線の一部に狭軌区間(スーパー特急)が残る場合はそれもありですが、 計画・建設途中で格上げされて標準軌になっているのが現実なので、 実際にはどこまで需要があるか。 もちろん新幹線とは別の路線に分岐して乗り入れる場合は考えられますが…… http://www.mlit.go.jp/tetudo/gijutukaihatu/06_02.html またバリエーションとしてJR北海道では 道路と線路の間を行き来できるデュアルモード・ビークル(DMV)」 を開発しています。これはディーゼル駆動です。 この方が実現性はありそうです。 http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2003/040128-2.pdf
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- travelKENKEN
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映画に出てくるような車両の製作が技術的に可能かどうかといわれれば可能でしょう。バッテリー式の電車も軌間可変式の電車もそれぞれ開発中です。 ただし、映画の想定のような使い方は、これまでの回答にあるように実用価値がありません。したがって、必要がありませんから実用化されません。 軌間可変式は基本的には、これまでの回答にあるように新幹線~在来線の乗り入れを主眼に考えられています。ただ、蒲田に連絡線を作って京急空港線へ東急を直通されるような都市交通への応用の構想も一部にあるようですが、具体化している計画は一件もありません。 一方バッテリー電車は、トヨタのプリウスのようなハイブリット鉄道車両への応用や架線のない路面電車などの形での実用化研究がすすんでます。
補足
ハイブリット鉄道車両というものが本当にあるんですね、これなら自走できる、・・・ディーゼル車はもともと自走式か。
- ultraCS
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Free Gauge Trainは最近はGCT(Gauge Change Train)と呼ばれているようです。 実用化されているGCTはスペインのタルゴ(Talgo)くらいだと思いますが、これは、ゲージの違う国の間を直通するための客車です。これ以外にもゲージの違う国の間を移動する国際列車はありますが、すべて客車の台車を交換して乗り入れています。 台車交換には結構時間がかかりますが、Talgoの場合は、低速で軌間変更区間を通過する際に軌間変更が行われるので、ロスタイムがほとんどありません。 以上のように通常、軌間変更は国境などで行われる物です。 現在、国内で試験されているGCTは標準軌の新幹線から狭軌の在来線への直通を目的とした物で、新幹線網の補完が主な目的です。景気がよければ山形や秋田のように改軌するのでしょうが、その代替手段ですね。新幹線に乗り入れる車両ですから、客車ではなく、電動車を含んでおり、ここが、タルゴと違う点です。タルゴのような動力集中方式だと他の新幹線列車の足を引っ張ってしまうというのが懸念されたのでしょう。 GCTは現在、アメリカ(プエブロ実験線)での試験が終わり、国内で試験が行われている段階です。 で、映画に出てきたやつですが、あれの実用化はあり得ません。 地下鉄は基本的には都市内交通機関であり、すでにラッシュ時には線路容量いっぱいの列車が走っています。他の路線にわざわざ直通列車を走らせると、運行系統が複雑になり、また、ポイント切り替え次の安全確保のための余裕を増やさなくてはいけないので、線路容量が減ってしまうことになります。 わざわざGCTを導入して乗り入れるくらいなら、乗り換えを改良して人に歩いてもらった方がトータルで見れば、事業者にも乗客にも安上がりの方法なのです。 なお、映画に出てきた隠れた連絡線というのは、あるライターの妄想から発した物で、実際にはありません。もしあったとしたら、かぶりついている鉄道ファンが気づくでしょうし、不自然なポイント通過音が話題になっているはずです。 ところで、あの映画、クモの進行にあわせて、誰がポイントを操作したんでしょうね。 それに、ポイントのないところで前後を列車で挟んでしまえばクモは雪隠詰めだったと思う。
補足
大陸規模や国間の話なんですね、規模がでかい。 ポイントを操作は私も疑問でした、遠隔操作かと勝手に考えていました。安全上そりゃ無理かな。
- ceeda34
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まずフリートレイン→フリーゲージトレインです。 軌間の違う線路同士の直通をするために、線路幅にあわせて台車幅を変えられる鉄道車両ですね。 実用化ですが、試作車はすでに走ってます。 >実用化するとして何のために必要なのですか? 元々、新幹線と在来線で乗り換えなしに直通列車を走らせるために作られたのが主な目的です。 >あの混雑をなんとか解消する方法を考えて欲しいのですが。 あの混雑とは、映画のストーリーから考えて地下鉄のことと理解します。 簡単にいうとフリーゲージトレインは、作られた目的が上記のような理由なので、地下鉄に入れてもまったく効果はないと思います。 それは、映画と違って下記理由があるからです。 (1)地下鉄同士の連絡線が少ない。地下鉄線は線路が1箇所くらいしかつながってない路線が多いです。 またつながっているのは、軌間が同じだからでフリーゲージトレインの出番はありません。 (2)規格が違う。たとえば、銀座線と建設中の13号線は集電方式も車両規格も違います。相互の乗り入れには、トンネルから見直さないといけません。 混雑解消はいろいろあると思いますが、それを書くと長くなりそうです。他の方の意見を待ちましょう。
補足
地下鉄はほとんど繋がっていないからフリーゲージトレインはやっぱりあの映画の設定上あってのものなのですね、設定あっても使えそうもありませんが。
補足
混雑をなんとかするには、やっぱり地道な努力が必要なんですね。 フリーゲージトレインも地下鉄では使えないことが判りました。