αリポ酸は、もともと全身の細胞にごくわずかに含まれ、エネルギー代謝にかかわる必須の物質。
年齢とともに低下するαリポ酸を、食物で摂取するにはゾウ並みに食べなければなりません。
そこで食品として発売が可能になった近年、サプリで効率よく摂取できるようになりました。
食欲中枢に働くAMPKという酵素の働きを抑える一方、体の熱産生(代謝)を高めるUCPというたんぱく質を増やした結果が得られた。
と、αリポ酸で太りにくくなり、代謝がアップするおいう実験データが韓国の研究で実証されています。
αリポ酸には昨年6月から食品として販売されるさい、単体での商品はまずありません。
目的にあわせて、特にダイエットを狙うなら、脂肪を運搬するLカルチニンや、BCAA(分岐鎖アミノ酸)入りサプリがいいでしょう。
脂肪細胞を使った実験では、BCAAの一つロイシンをプラスすると、脂肪細胞が蓄積されにくくなると報告されています。
エネルギー代謝を促進するビタミンB群を一緒にとるとさらに効果的です。
●「美活工房 リポα100D」ロート製薬
1日目安量3粒にαリポ酸100mg、Lカルチニン15mg、ほかにBCAA、B2、B6なども配合。
●「αーリポ酸」井藤漢方製薬
1日目安量5粒にαリポ酸200mg、Lカルチニン60mg、コラーゲンペプチド70mg、Lアルギニンなどを配合。
またダイエット目的なら、筋肉が取り込んだ糖を燃やすために、運動を組み合わせましょう。
シミ、シワ、日焼けを防ぐ抗酸化パワーで、美肌も期待できます。
☆空腹時の摂取がベスト
一般的にサプリは食後に飲むと栄養摂取効率がいいですが、αリポ酸は空腹時に飲むと吸収がよくなります。
晩ご飯前にαリポ酸を摂取して、晩ご飯後に他のサプリがあるなら飲むといいでしょう。
食後1時間後に運動をプラスして、代謝率をアップ。
ちなみに私は抗酸化作用もより多く働かせて摂取効率をアップさせたいので、ロートのαリポ酸を空腹時にのみ、食後に資生堂のCoQ10を飲んで細胞から元気になるようがんばっています。
まだ二つを併用して2週間たらずですが。
●体の疲れがでにくくなったので、苦手だった運動も気持ちよくすすんでできるようになりました。
●肌の調子がすこぶる良く安定しています。大人ニキビと、部分乾燥が驚くほど減りました。
いつも太りにくい体作りを心がけているので、体脂肪率は安定しています(平均16%)
ただ、体のシルエットを気にされている方なら、ダイエット効果もしっかり現れそうです。
また、これはクチコミからの情報ですが、DHCの商品は、体内の吸収レベルが非常に低いんだそうです。
成分を錠剤やカプセルの中に閉じ込めるのを、いかに体の中へ取り込ませられるか。
商品を選ぶさい「内容量」もしかりですが、「吸収率」の観点からでもチェックしてみるといいと思います。