質問の内容があまりにも漠然としているので的を射た回答が出来るかどうかわかりませんが、一般的な事柄について書いておきます。ちなみにこの質問は電気抵抗および電気に於ける抵抗器と考えてよろしいですよね?
まず、電気抵抗ですが、超伝導物質で無い限りどんな導体にも電気抵抗は必ず存在します。簡単にいってしまえば電流の流れにくさのことです。抵抗(R)と電流(I)電圧(E)の間には一定の関係がありE=I・Rと言う式が成り立ちます。ある導体の両端に一定の電圧(E)を掛けたとき抵抗(R)の値が大きいほど電流(I)の値は小さくなります。逆にいえば抵抗(R)が0であれば電圧(E)がどんなに小さな値でも電流(I)は無限大となりますが、実際にはこのようなことは起こりません。それは、電圧を供給する電源にも、導体にも必ず抵抗が有るので有限の値に落ち着きます。また、ある抵抗を持つ導体に電流を流すと熱が発生しますが、これをジュール熱と呼びヒータなどはこの性質を積極的に利用したものです。また、電気製品の中では回路に流れる電流を調整したり、複数の抵抗器を組み合わせて回路内で必要な電圧を作り出したりする用途に不可欠なものです。
抵抗器とは任意の電気抵抗を持たせた素子のことで、抵抗体の種類や形状により色々な種類がありますが代表的なものをいくつか紹介しておきます。
カーボン抵抗 最もポピュラーな抵抗器で粉末状の炭素と樹脂などを練り合わせたものを固め、両端に電極を付けたものです。価格が安く、抵抗値も広い範囲のものが作れる、高周波特性が良いのが利点ですが、高精度(一般にこのタイプの物は5%~10%の制度である)のものは作りづらい、経年変化比較的大きい、雑音特性がやや劣る等の欠点もあります。
金属皮膜抵抗 セラミックなどの担体に金属酸化物の皮膜を作り両端に電極を取り付けたもので、価格はカーボン型に比べ高価になりますが、高精度(誤差0.1%未満の高精度な物もあるが、一般に2%~5%)のな物が作れる、広範囲の抵抗値のものが作れる、経年変化が少ないのが利点ですが、抵抗値調整用の溝があるものでは高周波特性がやや劣るものがあります。
巻線抵抗 ニクロム線などの抵抗線をセラミックなどの担体に巻いた物で主に電力用などで使用されます。大電力に耐えるものが作れるのが最大の利点です。最近この型の物は見かけることが少なくなっていますが、白色の直方体の両端に端子(リード)が付いている、通称セメント抵抗などがこのタイプです。このタイプの欠点は巻き線構造であるためコイルとしての特性を併せ持つため、高周波回路での使用は難しい、形状が大きくなりがち、抵抗体の種類にもよるが一般的に温度係数(温度の変化により抵抗値が変化する割合、一般に金属は温度が上がるほど抵抗値が大きくなる)が大きいなどです。
可変抵抗 通称ボリュームと呼ばれるもので抵抗体に接触しながら移動できる摺動子を持ち、抵抗体のどの位置に摺動子があるかによって抵抗値を可変できるようにしたもので、上記に示した全ての抵抗体を用いた物があります。小型のものではカーボン型や金属皮膜型が大型のものでは巻線型が主です。また、通常のボリュームとは違い回路の微調整(通常摘みは無くドライバーなどで調整する)などに用い、普段は変更することないもので半固定型の物も有ります。
お礼
どうも詳しく調べてくれてありがとうございました! これを参考にレポートを書きたいと思います