紫外領域の光学定数(反射率,透過率,屈折率など)は,その材料が持つ色とはほぼ無関係です。もっと正確に言えば,「色」とは可視光領域の光学定数に依存する要素であり,光学定数は紫外領域と可視領域とでほぼ独立です。
この前提に立った上で,質問にお答えいたします。色が異なると,紫外線の反射も増減すると思います。ただし,これは色の種類に関係があるのではなく,その色を呈している顔料なり染料なりの独自の特性として,紫外線の反射が増減するということです。また,表面処理の問題もあるでしょうね。
色という意味では,前述の通りハッキリとした関係はないと思いますが,実際の紫外線の反射は光散乱によって起こる場合が多くいかと思いますので,白色顔料などは比較的紫外線を多く反射するのではないかと思います。