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読書への興味をわかせるために中・高等学校でできる指導について
読解力の低下を食い止める、という謳い文句で、今、学校現場では「朝読」など、読書指導が盛んです。しかし、私が見る限り、「読書が好きな子は指導があろうがなかろうが読んでいる」し、「嫌いな子は朝読の時間すら読んでいない」ように思います。 学校総体としては、読んだ本の数を競わせたり、読書感想文を義務づけたりして、なんとか読書をさせようと必死ですが、子ども時代の私の経験では、これらはかえって読書から遠ざかる要因だったように思います。こんな枠組みがなくなって、私は元の読書好きに戻りました。 そこで、質問です。学校、とりわけ中・高校生を対象にしたとき、どんな「指導」「朝読」のあり方が、読書への興味をわかせる(読書好きにさせる、とまでは言いません)のでしょうか。担任として、また国語科としてなど、いろいろお聞かせ下さい。現役の中高生からの声も聞かせていただけると、ありがたいです。
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インターネットのブックショップであるセブンアンドワイに、「みんなの書店」というコーナーがありますね。 一般の人が本屋さんになって、商品を並べ、キャッチコピーをつける。非常におもしろい企画だと思います。 私自身も、感性の合いそうな店長の書店はこまめにチェックします。また、自分の読んだ本についても、どのようなコメントをつけたらお客さんの興味を引けるか、いろいろと工夫します。 これを応用して、生徒一人一人が書店を開くというのはどうでしょうか? 商品は、図書室や図書館の本とし、それぞれに好みのジャンルを設定します。 「ミステリー」「動物が出てくる本」など、何でもいいのです。他の人と重複したテーマでもいいと思います。それぞれのセレクションの特徴やキャッチコピーの違いをくらべるのもおもしろいでしょうから。 ひとまず5冊くらいからスタートし、商品リストを展示します。 商品リストには、それを見た人が「読んでみたい!」と思うような、キャッチコピーを工夫します。 〈読書感想文よりは、楽しく取り組めるのではないかと思います) 本を読んだ人は、満足度に応じて、店長に★をプレゼントする。 また、注文も受け付けます。「泣ける恋愛小説が読みたい」など、リクエストをうけた店長は、お客さんを満足させられる本を探すわけです。 似たジャンルの本屋さんで「提携」したり、グループで各ジャンルを取り揃えた大型書店を作ったり、といった可能性も考えられると思います。 その上で、毎月、あるいは学期ごとに、MVP店長とVIP読書客を表彰する。 ジャンルによって偏りもあるでしょうし、軽い本が好まれたりもするかもしれませんが、それもいいと思います。 中高生は、読み聞かせからの延長で比較的本を読む小学生と違い、一気に興味の対象が広がり、読書離れが進みやすい時期にいます。 この時期に、とにかく活字から離れない、どんな本でもいいので〈私は漫画でもいいと思います)座ってじっくり本に向き合う「基礎体力」をつけることが最も重要だと思っています。 よろしければ、ご検討下さい。
- 参考URL:
- http://ms.7andy.jp/ms/top/
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- watabu
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一ヶ月も前のご質問ですがログを眺めていたら見つけたので・・・ 僕自身は中学までほぼ本は読みませんでした。でも高校で週に2回、昼間の十分間だけ読書の時間というのがあり、強制的ですが久しぶりに本を読みました。自分でも不思議なところがありますが、それをきっかけに本が好きになっていき、次の本を本屋で選ぶのも楽しくなってきました。 荒っぽいようですが、とにかく読書をする機会がないといつになっても本を読もうなんて絶対に思いません。朝読を設けても興味がない子は読まない、とおっしゃいますが、教室は“本を読む”という雰囲気になっていますか?寝ている子がいたりして、読まなくてもいいという雰囲気ならばそれを変え、本を忘れたら懲罰的なものさえアリだと思います。 感想文など、目的が読書からほかの事に外れるような事は、もともと本が嫌いな人にとっては確かに苦痛でした。読まされているという感覚でもいいので、ただ本を読む機会を与えるべきです。 とにかく一冊読破させれば達成感も得られ、“次へ”という気持ちにもなれます。今は大学生ですが、小さいころから本を読んでいなかったのはもったいなかったと思っています。なので、ぜひ中高生にも本を読んでもらえるようにこれからもがんばってください。
お礼
新鮮なご意見ありがとうございます。もう少し…と思って、この質問を締め切らなくてよかったと思います。時には“強制”もあり、ですね。それがいいきっかけになるということもあるのですね。 皆さんからいろいろ真摯な意見をいただき、参考になりました。感謝しております。
- Sombart
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速読の研究での話なのですが、文字を読む能力は小学生のレベルで既に差が開いています。 能力が高い子供は、文字を追うことが苦ではないので何もしなくても興味のあることが書かれていたら読みますので、さほど問題はありません。 能力が低いと、文字を追うこと自体が苦痛なので、読めないのです。 読書が好きとか嫌いという以前に、この能力差があることをまず前提に考えることが必要と思われます。具体的には、読む速度を計測し、速度が遅い子供たちには、文字を読み進む能力を鍛えることをまず考える必要があるということです。手法としては、朗読を繰り返し練習させることが一番だと思われます。 速度が速い子供たちに対しては、おっしゃるような競わせたりすることも工夫のひとつとしては、やりようによっては効果があるかと思われます。
お礼
確かにおっしゃるとおりだと思います。 文字を追う力をつけると言うとき、高校生ぐらいになると、「なんでそんな(朗読の繰り返し)ことを…」という声が返ってきそうな気もします。その際、本人の興味を喚起することが必要だと思うのですが、それにはどうしたらいいのでしょうか。 高校生に、時には読み聞かせをしてやるというようなことは、効果はないのでしょうか。
- aiue0
- ベストアンサー率45% (88/192)
小中学校時代は読書をした記憶がありません。 でも、高校ぐらいから自分で本を買うぐらい読書好きになりました。 きっかけはドラマの原作本を読むようになったからです。先が気になってしょうがなく、原作で先取りしたわけです。 それをきっかけに気になるドラマの原作や、関連する本を読むようになりました。 大嫌いだった古典も田辺聖子さんの「新源氏物語」を読んでようやく意味がわかり、興味が持てました。 映画やドラマの原作、エッセイやショートショートのような短い話などを勧めてみたらどうでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 個人的に星新一のショートショートが好きで、読みやすいので勧めてみたところ、「読んだけど…長い!」と言う声が返ってきて、正直、これで長いって…どうすればいいの!?という感じです。これより短いのは、詩か俳句か、とおもわずため息です。
お礼
>中高生は、…読書離れが進みやすい時期にいます。 そうだったのですか。知りませんでした。 >この時期に、…「基礎体力」をつけることが最も重要だと思っています。 基礎体力、ですか。なるほど。 読書離れや「基礎体力」は、小学生くらいの時に決まってしまうのかと思っていました。 いろいろアドバイスありがとうございます。検討してみます。