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マンション建築途中の地震の影響
福岡で購入予定のマンションが現在建築中です。 いま1階部分のコンクリートの流し込みが完了し、現在2階部分を組み立てているようです。 このような状況の中、先日震度5の地震がありました。 コンクリートが完全に固まりきっていない中で地震を受け、何か致命的な欠陥が発生しないか不安です。 もし、コンクリートにクラックが入ったりした場合、修復は可能なのでしょうか? また、完成後に何か強度的に弱くなったりする事はないでしょうか?
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建設会社経験者で、阪神・淡路大震災や芸予地震の被害調査も経験しています。 私の勤務先の会社でも兵庫県南部地震の際に、コンクリート基礎打設直後に地震動を経験したものがありましたが、基礎は現状調査が不可能なため、打設し直したという物件もあります。 コンクリートは使用している材料により硬化するのに必要な時間が変わります。普通コンクリートなら打設後1週間でほぼ硬化しきり、その後は数十年をかけて徐々に硬化するようになります。 打設後1週間以内の場合は、コンクリート強度が不足して、ひび割れなど発生することもあり、強度的に問題になることもあります(構造的クラックの場合)。 ひび割れ等の被害状況により補修が必要な場合、補強で対応が可能な場合もあれば、打ち直した方がよい場合もあります。また、強度的に問題なくても漏水の関係から補修が必要な場合もあります。 補強が完全に行われれば、強度的には十分回復すると思いますし、漏水の問題も対応できますが、補強を完全に行うかどうかは建設会社の技術力や企業姿勢にかかっていると思います。 但し現在建設中ということは、品確法により構造上の問題と漏水に関する問題は保証は10年間付きますので、なんかあれば、販売者に補償を請求できます。 但しこれは、販売者に対して義務ついているものなので、販売者の経営状態が怪しい場合、販売者が倒産してしまうと、保証はなくなりますので、販売者の経営状態などは良くチェックした方がよいです。 ちなみに、品確法の瑕疵担保責任などは、分譲住宅に対しては販売者が受け持つもので、建設会社は購入者に対して直接の責任を負いませんので注意してください。 以上のように、被災に対する対応状況を確認するとともに建設会社の技術力やモラル状況と販売者の経営状態はよく調べてから、購入の判断を行うことをお勧めします。
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- naniga
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こんにちは、nanigaです。 非常に難しい問題だと思います。 コンクリートはクラックがいったからといって、強度が落ちることはないですし、安全率もみていますので、そんなに心配されることはないと思います。 ただ、福岡の地震がどの程度だったのかわかりませんのが、コンクリートの硬化中にクラック以上の割れが発生していれば、別です。 対処法はたくさんありますが、建築物の場合は薬品を注入して、補強するのが一般的です。 問題はこのマンションを建てている建設会社が本当に補強をしてくれるかが疑問です。 契約時に条件を付けられて買ったほうがいいかもしれません。それで、不動産屋に断られたら、購入しない方が賢明ではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。教えていただいた内容を参考にディベロッパーに質問をぶつけてみます。
お礼
ものすごく詳しい回答いただきありがとうございました。ディベロッパーに対し、質問をぶつけてみて安全性を確認しようと思います。