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菊池寛の『憂鬱な結婚』
『大正時代の身の上相談』(カタログハウス)という本の中に、作家の菊池寛氏のことばが載っていました。 「恋愛も結婚も出来ず、 父母のいい加減な選択で、 未知の男性の寝床へ放り込まれる 処女の身の上を思うと、 私はいつも憂鬱になる。」 というもので「菊池寛(作家)『憂鬱な結婚』―大正十四年」と書かれています。 このことばが気になったので『憂鬱な結婚』という本を探してみましたが、見当たらず。短編かもしれないと色々検索を試みましたが、わかりませんでした。 この『憂鬱な結婚』というタイトルの本(短編)を御存知の方がいましたら出版元を教えてください。
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菊池寛は幅広いジャンルの多くの作品を執筆したにもかかわらず、残念ながら本として出版されているものは、ほんのわずかしかありません。 「菊池寛文学全集」のようなものはこれまでで3度ぐらい出版されていますが、より正確でほぼすべての作品を載せているものは、『菊池寛全集』(刊行元:高松市菊池寛記念館、発売元:(株)文芸春秋)ぐらいしかありません。 さて、homecoさんがお探しの『憂鬱な結婚』ですが、この『菊池寛全集』の21巻の363ページ~に載っている「憂鬱な結婚」と思われます。今、手元にあるわけでないのでこの文章が載っているか確認がとれませんが、21巻になかったとしても『菊池寛全集』のいずれかの巻に載っていると思いますので、一度『菊池寛全集』をご覧ください!他にも大正、昭和期に発売された本で載っているものがあるかもしれませんが、これが一番近年に発売されたもので、読みやすいのではないでしょうか。 ちなみに借りられるのでしたら『菊池寛全集』は大きい図書館にはだいたい置かれていると思います。(町の図書館ではなかなか置かれていないかもしれません)購入されるのでしたら、街の大型書店でも売られていないと思います。下記のURLの「刊行物販売案内」を参照し問い合わせて購入するのが一番確実だと思います。
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- f_koga
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押してしかるべきだと思います。菊池寛の他の作品をお読んでいれば、大体の雰囲気はお分かりになると思います。 当時の社会制度などを知るのに、小説が資料となるかどうか疑問ですが。当時の風俗なら、いくらかはわかると思います。 その類の人がどのくらいの程度で被害を受けたのか、わかるといいですね。
お礼
f_kobaさん助言を有難うございます。 菊池寛氏は高校の現国の教科書に載っていてそれで名前を知りました。(作品名は忘れましたが) が、あとは読んだことがなかったので、どのような方かは存じませんでした。 この探していた「憂鬱な結婚」のようにわたしの琴線に触れるものがあれば幸いと、今度全集を探しに行くときに読んでみたいと思います。
お礼
momo251caiさん 大変わかりやすく丁寧に教えてくださり有難うございます!! 住んでいる地域の主な図書館のサイトで蔵書を検索してみると、所蔵しているところが見つかりました。まずは時間をみつけて閲覧に行こうと思います。 刊行・販売元をしっかりと教えてくださったおかげで探しやすかったです。その仰った21巻の内容に「恋愛と結婚の書」というのがあったので、これではないかと思います。(ページまで憶えておいでなのですね!) すぐに回答を下さったのに、こちらからの御礼が遅くなり失礼しました。 有難うございました。