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選手との契約
契約についての質問なんですが 例えばチームと選手が2007年まで契約を結んでいたとしても、選手ってその年まで満たす前に移籍したり、チームは選手を放出したりしますよね? 契約ってその年まで絶対にいるっていう契約じゃないんですか? どういった場合契約が残ってても移籍したり放出したりするのか詳しく教えてください。
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2007年まで契約したとしても満了するまで残さなければならないという意味ではありません。むしろ契約満了前に移籍することのほうが多いです。1997年にボスマンというベルギーの選手がチームを移籍する際に、所属チームが移籍交渉をしていたチームに相場以上の移籍金を請求して移籍できなくなったということがありました。契約が終了してたにもかかわらず移籍金を要求して自分の移籍が破談になったことを不服としたボスマン選手が裁判を起こし、不当な移籍金による移籍の妨害という判決で勝訴しました。いわゆるボスマン裁定といわれる事件ですが、この事件以降に移籍の基準が大きく変わったのです。それまでは契約が満了しても選手が移籍したら、移籍先のチームに移籍金の請求が出来ました。しかしこれ以降契約が満了した選手については移籍金が発生しないことになったのです。つまり契約満了まで選手を残しておくと、移籍したときに移籍金が請求できないのです。そこで多くのチームは有力選手に対して長期契約を結びます。ほとんどの選手は活躍すればよりいいチームからオファーを受けます。当然契約途中にオファーがくれば移籍金が発生してチームにお金を運んでくれるのです。 海外の有力選手を抱えているチームは、契約期間満了の前に放出するか、さらに契約を結んでできるだけ高く移籍金を得るために契約期間内に放出しようとするのです。経営者としては主力選手をただで放出したくないのです。 というわけで契約を満了する選手は圧倒的に少ないですよ。
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契約の中身にも色々あるので一概には言えませんが、基本的に契約年数の期間中は、そのチームに拘束されるのが基本です。 にもかかわらず、契約期間の途中で移籍が発生する原因は2つあると思います。 まず第一は、どうしてもその選手がチームになじめなくてやっていけない、もしくはチームにとって編成上その選手が不要になった場合などが考えられます。こんな場合は環境をリセットしたほうがお互いの為なので引き受け先があるなら移籍が発生します。 もうひとつは移籍金(違約金)の存在です。 契約期間中に他チームへ移籍するということは契約違反になる訳ですから、この場合、移籍相手のチームから違約金を支払ってもらうことになります。が、この金額が莫大なので、今では選手移籍に伴うビジネスの一部と化して居る訳です。ちなみに、レアル・マドリーのジダンの場合、ユベントスからの移籍に際して発生した移籍金は、当時のレートで82億円ほどです。 資金の裕福なチームであれば、下部組織で時間をかけて育成するよりも、様々なチームの優秀な選手を違約金を支払ってでもかき集めたほうが、短期でチームの強化につながりますし、違約金の膨大な出費も、もしチャンピオンズリーグで優勝でもしたら、十分ペイできると言う訳で、こうした移籍が発生します。 とはいっても、最近はどこも支出を控えて緊縮財政になってるので、数年前のようなバブルはさすがにありませんが、チェルシーなんかは例外的に大枚をはたき続けていますね。
お礼
なるほど。詳しくありがとうございました。
お礼
分かりやすい説明ありがとうございました。