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肝臓ガン(末期)について

以前、肝臓ガンについて質問させていただいた者です。 8月の初旬に父が余命1.2ヶ月を宣告されて、抗がん剤による延命治療をするか自宅療養するかの選択で、治る見込みの無い延命治療を断って退院しました。 退院後は比較的快適に過ごせていたようですが、つい最近食欲がない(固形物が受け付けない)、食後や薬を飲んだあと嘔吐を頻繁に繰り返すようになって最近再入院しました。 それで今現在、何とか危なげながらも自力では歩くことはできますが、ほとんど食事は摂れないらしく点滴に頼っています。 痛みとかはないようですが、本人はかなりイライラしているようです(本人に告知はしていません) それで母が言うには、主治医の方から「抗がん剤治療をしないということで、これ以上治療のしようがない」と、やんわりとですが薬は出すので自宅に帰られては・・・みたいな事を言われているようです。 何かあったら来て下さいと言われたようですが、何かあったらとはどう言う状態をいうのでしょうか? 現在の症状くらいなら大丈夫と言う事なのでしょうか? ガン末期患者でも、自力で動けるし痛みもないのなら、嘔吐や食欲が無い程度では、自宅療養が普通なのでしょうか?(初めての体験でよくわかりません・・・) それで、今日うちに主治医から電話がありまして、話しがあるので15日に来て欲しいとのことです。 母では頼りない(ハッキリしない)みたいなことを言われました。 いったいどんな話しがあるのでしょうか? 電話で母に聞いても埒があきません(多分気が動転して、しっかり話を聞いていない、何を言ったかも覚えていないと言った感じです) 主治医の言う通り(あくまでも母が聞いたことですが)、思わしくない状態の父親を退院させなくてはならないのでしょうか? アドバイスよろしくお願いいたします。

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回答No.7

最近回答をお休みしている、医者のひよこのvoiceと申します。 お父様の大変なご様子、察するに余りあります。 とりあえず私に答えられることを書いてみました。 <お父様のいらいらについて> emichinさんのお父様の肝臓癌というのは、おそらくは肝細胞癌だと思います。 肝細胞癌は肝硬変が進行した結果であることが多く、肝硬変の結果として肝臓の 機能が大幅に低下しています。 これに伴なって現れる有名な症状に肝性脳症(=有害なアンモニアを肝臓が処理 できないため、脳に影響を及ぼす)というものがあり、軽度なら怒りっぽくなる などの人格変化が、進行してくると幻覚を見たりコミュニケーションがうまく とれないなどの障害が出てきます。 現在、お父様がいらいらされているのは、自分の病気が心配であるということも あると思いますが、肝性脳症の初期の段階の影響もあるのかもしれません。 <病院の姿勢について> 日本の病院は、基本的に急性疾患を中心に考えられています。 もちろん慢性疾患に対応する病院や、emichinさんのお父様のような末期患者さんに 入院していただくような病院もあります。 つまり、病院によっては急性の患者さんが得意な病院もあれば、慢性疾患の 患者さんに長期療養していただくのが得意な病院もあるということです。 おそらく、emichinさんのお父様が現在入院されている病院は前者であり、 積極的に加療するつもりがないのなら、自宅療養するか他の病院に転院するか した方がお互いのため(?)だと思っているのではないでしょうか。 ちなみに、末期の患者さんに積極的な治療をしないとしても、痛み止めなどを 使う必要は必ず出てきますから、入院していることが無駄だとは言えません。 <何かあったらって何?> 何か急激な病状の変化があったらということです。 考えられる緊急事態としては、食道静脈瘤破裂による大量吐血、腹水や胸水が 溜まることによる呼吸困難、肝性脳症の進行によって暴れたりして外傷を負う、 肝臓の崩壊に伴なう高カリウム血症での心停止、などがあると思います。 <15日にお話されること> おそらく、お父様の病気の現状と今後の予想経過、そこの病院でできることと できないこと、自宅療養するならその注意点などでしょう。 #私の父は内科医でしたが、三年前に肝細胞癌で他界しました。 # #父は自分の病気のことを全て知っていて、端から見ると痛いほど冷静に #自分で病気をコントロールしていましたが、その父も病気の進行とともに 肝性脳症による人格荒廃、そして昏睡へと進んでいきました。 #そして昏睡の時間の方が長くなりつつあった死の10日ほど前の早朝、奇跡的に #意識がクリアになり、最後にいろいろなことを話し合えました。 # #当時の私はまだ医大生で、父には結局何もしてあげられませんでしたが、 #不安に感じている父のそばについていてあげることが、唯一当時の私に #できることでした。 #そのせいだとは思いませんが、父は僕の手の中でいつ亡くなったのかわから #ない程静かに息をひきとりました。 # #現代医学や現状の日本の医療体制が完璧だとは到底思いませんが、病気の人が #一番不安に感じているときに、親しい家族がそばで手を握っていてあげることが、 #末期の患者さんに対する最大の治療である気がしています。 # #不安や後悔のない結果が出るといいですね。

emichin
質問者

補足

voiceさん、詳しい回答ありがとうございました。 今のところ、嘔吐や血痰、腹水や足の腫れもある程度おさまっているようです。 でも、病状は確実に進んできています。 食事は全くと言っていいほど摂れてません。 イライラの方は、いつまでたっても体調が良くならない事へのもののようです。 わたし達、子供の前ではいつも温厚でいます。 病院の姿勢ですが、ほんとにvoiceさんのおっしゃる通りの病院に見受けられました。 「他の病院に転院しては」までは言われませんでしたが、とりあえず退院をして、また何かあれば来て下さいとのことでした。 もちろんこのまま入院していても構わないようですが・・・。 父の場合、もう既に痛みは出ているようで、現在痛み止めの治療をしているみたいです。 その痛み止めですが、薬で抑えられるということで自宅療養でも問題ないとのことでした。 退院となると、他にもたくさんの薬が出されるでしょうが、食事を全く受け付けない父は薬を飲むのも辛いようです。 それに、本当に治療法は病院でも自宅でも同じなのでしょうか? 飲み薬でガンの痛みは治まるものなのでしょうか? 何かあったらの何って?ですが、voiceさんのおっしゃったことと同じような事を言われました。 けど、一番の問題はうちの場合本人がガンとは知らないという事です。 主治医には家に帰る最期のチャンスだと言われました。 でも、父は今でも病状が良くなると思ってます。 治療法が自宅でも同じということで、退院するかを聞いても、もちろん家には帰りたいけれど、今の状態で退院しても、また前回のように何かあって救急車で運ばれるのも不安だという思いもあって、すぐにでも帰りたいという様子ではありません。 何かあった時を考えると入院している方が安心だという感じです。 告知するしないで180度対応が違います。

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  • voice
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回答No.8

補足拝見しました。 <告知について> 非常に難しい問題ですよね。 告知された患者さんは、死の恐怖や絶望感に打ちのめされて しまうタイプの方と、それを乗り越えて余命を充実させようと する方がいます。 一方告知されなかった場合は、良くならない病状に対して家族や 病院への不信を抱く方、死期を悟ってしまった際に最後の時間を 有効に使えなかったことを悔やむ方などがいます。 告知するか否かは単純に決められることではなく、現在の日本では 個々の患者さんの病状や性格から、個別に判断されているのが 実情だと思います。 今からでも告知すべきか、主治医の先生や家族のみなさんで もう一度話し合ってみてください。 <今後の治療や経過について> まず、肝性脳症を軽減するために下剤(便秘によって腸内に 異常発酵が起こり、そのために蓄積した有害成分が脳に回る ことを防ぐためです)や、アミノ酸のバランスを補正する薬 (肝性脳症時には芳香族アミノ酸というものが増えてしまうため です)を用います。 次に、浮腫や胸腹水に対して、必要に応じて利尿剤を用いて 改善を試みます(が、最後にはあまり効かなくなってきます)。 場合によっては、新鮮凍結血漿(人間の血のエキスだと思って ください。点滴で使います)を用いて、出血傾向や低蛋白血症 由来の浮腫に対応することもあります。 また、食事が充分摂れない場合は、首の右のところから点滴を 入れてカロリーを補給することになります(中心静脈栄養)が、 実際には中心静脈栄養だけでは充分な量のカロリーを補給し きれません。 なお、痛みのコントロールは経口薬からはじまり、最終的には モルヒネなどの麻薬性鎮痛薬を使わないと抑えられなくなって きます。 家庭で家族の方がモルヒネを使うというわけにはいきませんから、 その段階での鎮痛には入院している必要があります。 そして最終的には、 ・食道静脈瘤の破裂による吐血での大量失血 ・高カリウム血症による心停止 ・胸水または癌の肺転移による呼吸困難 などの原因で亡くなられる可能性が高いと思います。 というわけで、家庭でできる処置には限りがありますが、一方で 入院しているよりも家庭で過ごす方が、患者さんは精神的に 落ち着かれることが多いようです。 告知の問題、入退院の問題など大変だと思いますが、少しでも 後悔のない判断ができるよう祈っております。

emichin
質問者

お礼

告知については、本当に難しい問題だと思います。 うちの父の場合はvoiceさんのおっしゃる死の恐怖や絶望感に打ちのめされてしまうタイプと、家族みんなの一致した意見で告知をしない方向できました。 ですから今から告知するのはあまりにも残酷に思います。(本人が気づいたりして聞いてくれば別ですが・・・) 今でも本人は必ず治るものと思っています。 それで先日、父が直接主治医に、体調が良くなるまでは退院するのは不安だと申し出たそうです。 何かあってもすぐに処置をしてくれる病院でいる方が安心らしいです。 ですから、もう本人の意思を尊重したいと思います。 体調が良い時は外泊許可をもらいたいと思ってます。 抗ガン剤治療をしなかったということで、つい最近までは自宅でのんびりできたし、温泉旅行にも行けたし良かったと思います。 いろいろとありがとうございました。

  • garuda
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回答No.6

もうすでにたくさんの方が回答されてますね。 どの意見もその通りだな、と思いました。 医療関係の仕事に携わっているので、 こういう場面はよく直面しますし、 私の父、祖父がやはり癌でした。 お父さんがおいくつなのか、分かりませんが、 やはり食べられなくなったということは、 死期が差し迫っていることの証です。 ただ、高カロリーの輸液を行ったりすることで、 ある程度の延命は期待できます。 病院にいたら、輸液を受けたり 腹水が溜まった時には、処置をして出してもらえたり、 吐血をした時も緊急の処置をして、一命を取り留める こともできるかもしれません。 しかしそれらの処置で伸ばせた時間は、 ただ苦痛な時間となる可能性もあります。 自宅に戻ると言う事は、緊急の処置は無くても、 家族がそばにいる、という精神的なケアーを 受けられるわけです。 ただこの場合、かなりの負担を家族は負わなければなりません。告知している、していないに関わらずです。 今のケースでは、お父さんは知らないわけですから、 家族が変わりに判断してあげなければなりません。 決定はかなりの覚悟が必要です。 お母さん一人では、抱えきれないことです。 家族全員で支えなければ、お父さんに最良の最期を 迎えさせてあげられません。 これはひいては、残された家族がお父さんをちゃんと 見送ってあげられたか、になるわけです。 主治医が退院を勧める訳は、最期までの時間を 今のうちに家庭で過ごしたらいいのでは?と言う 思いからです。 家族が(お父さんが)病院を望むのであれば、 断ってかまわないと思います。 お父さんにどうしてあげたいのか、家族みんなで 話し合いを持たれた上で、主治医に会うことを お奨めします。

  • jurisan
  • ベストアンサー率50% (2/4)
回答No.5

ご家族のお気持ち、痛いほどわかります。アドバイスにはならないかもしれませんが、私は、家族としてではなく、ガンという病気と戦った一人として、自分の経験を少しお話させてください。肝臓ではありませんが、私も5年ほど前ガンになりました。かなり厳しい状況の中(お医者様には五分五分の命と言われました)手術の上抗がん剤が効き、9ヶ月の入院を経て、今に至っております。お父様とは違う状況ですが、ガンとは想像を絶する痛みとつらさがあるものです。ガンそのものの痛みは本当に末期にならないとこないものですが、薬(たぶん抗がん剤の一種?)でも吐き気があったり、味覚異常になったり、いろいろと副作用があるものです。それだけでもつらいし、いらいらするし(告知されていないのならば余計に)。いろいろな方と接してきて、告知されていてもいなくても、皆不安は抱えています。家族にはいえなくても「もしかして・・」と考えている方が私の周りにも多かったように記憶しています。入院していると様々な状況を目にしますので、憶測も出てきてしまいます。そこのところ、十分にご理解なさって接してあげてください。 癒されるのは家族の暖かさです。そして、ご本人がしたいこと、楽しいと感じることができることを積極的にさせてあげてください。そうすることで、QOLがとてもあがり、良い方向に向かうと信じております。がんばれ!!

  • CKO
  • ベストアンサー率33% (4/12)
回答No.4

8月の時点で、余命1,2か月とのことでしたので、その後が気になっておりました。大変失礼かもしれませんが、少し安心しました。前回も回答させて頂きましたが、私の父も肝臓ガンでした。 主治医の先生のお考えは良くわかりませんが、他の方が書いているように、病院より自宅のほうが、家族と過ごせるし、ご本人にとっても快適と判断なさったのではないでしょうか。もし、病院のほうが安心というお気持ちもあるのでしたら、先生にご相談してみてください。退院させなくてはならないということはないと思いますよ。 「何かあったら」の何かはきっと15日に詳しくお話があるでしょう。腫瘍のできる位置によっては、黄疸が強くなると胆道の手術ですとか、吐血したら、急いで来て下さいとか指示があると思います。 退院なさってからも、点滴が必要な場合、訪問看護婦さんの手配ですとか、自力で動けなくなった時の介護ですとか、想像を絶する大変さがありますが、それでも、私は 父の最期を自宅で迎えてよかったと思っています。父には、告知をしなかったのですが、意識が朦朧としながらも 家に帰りたがっていましたから・・・ お父様に告知するにしろ、しないにしろ、お父様が病院のほうが良いのか、ご自宅が良いのかのお気持ちを大切になさってください。気が動転しているお母様を助けてください。うちの母も、父の余命宣告から最期まで取り乱していました。 よそ様のご家庭ですが、他人事とは思えず、でしゃばったことを言ってご免なさい。

emichin
質問者

お礼

前回に続いて本当にありがとうございます。 できることなら最後は自宅で迎えさせてあげたいのは言うまでもありません。 もしこれが告知をしていたのなら、すぐにでも連れて帰るでしょうが、父の場合告知をしていないし、未だガンだとはこれっぽっちも思ってないんです。(今までが健康すぎたせいでしょうか?) 主治医には退院を勧められましたが、父は今のような状態で退院するのは不安だと言います。 きっちり治してから退院すると主治医にキッパリ申し出たそうです。 そこに私たち家族が退院を勧めることもできません。(今現在かなり体調が悪いですから) 告知するかしないかでは家族の対応は全く違ってきます。 でも私のところは家族で話し合っての判断が告知をしないでした。 体調が良い時は外泊許可をもらいたいと思ってます。 家でも病院でも、毎日そばに家族はいるのだからと思うようにします。 それに父の場合、抗ガン剤治療をしなかったと言うことで、つい先日まで家でのんびり過ごせたのがせめてもの救いです。 いろいろありがとうございました。

noname#199
noname#199
回答No.3

5年前に、舅を胃がんで・・・ お気持ちは、分かります。とにかく、前向きに考えて、まず、 もし、退院して、家で過ごすとなった場合の、処置方法とか、往診及び訪問看護の有無等、細かいお話を伺う事も、大切だと思います。 大変だと思いますが、お母様も、一人で聞くより、そばに誰か居てくれた方が、落ち着いて、お話を聞けると思います。

  • mickmama
  • ベストアンサー率48% (85/176)
回答No.2

私の友人も肝臓ガンで今年中もつかどうかと言われています。 ただ、わかった時点でご家族から私に連絡があり、相談のうえ、私が告知しました。 その辺の違いはありますが、症状などはあなたのお父様とほとんど一緒です。 食べられるのはおかゆぐらいでしょう。 うめぼしか、たいみそなどで味付けするぐらいのものしかうけつけません。 それと、だんだん味がわからなくなるようです。 告知されていないのですから、これらのことからもイライラする事を察してあげて下さい。 残りわずかの時をご家族と過ごすのが一番本人が幸せではないでしょうか。 文面から見ますと同居されてないようですが、何とか一緒に最後を迎えさせてあげられませんか。 私が担当医師でしたら、おせっかいですがこんな答えをします。 大変です。つらいです。 でもがんばってほしいな。

noname#25358
noname#25358
回答No.1

 そこまで分かってらっしゃるなら、主治医の方がおっしゃるであろうことも見当がついていると思います。  たしかにここに書き込めば、安心させてもらえるような返事が返ってくるかとは思いますが、もう現実を見据えるしかない状況に来ているはずです。  主治医の先生としては、家族の人が24時間一緒にいられるような環境を……というような考えなのではないかと思います。  それに、延命治療を自ら断ったのですから、そのあたりの責任もご家族みんなで持たなければなりませんし。  お父さんを退院させるかどうかは飽くまでも、ご家族と話し合ってemichinさんがお決めになればいいと思いますが、現状ではおそらく家庭でも病院でも、「今できること」は同じだと思います。