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宮本輝氏 愉楽の園について
宮本輝氏の本が好きでだいたい読んでいると思います。 いつも読んで良かったなあという思いが残るのですが 愉楽の園は何故かわかりませんが、読んで具合が悪く(そんなおおげさではありませんが)なってしまいました。 皆様はどんな感想を持ったのか知りたいのですが どなたか教えていただけませんでしょうか。 簡単で構いません。 お忙しいなか申し訳ありませんが どうぞよろしくお願いします。
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私も宮本輝さんはとても好きな作家さんの一人です。 「愉楽の園」は「月光の東」「ドナウの旅人」「錦繍」と並んで私の好きな作品なのですが…(^_^; 「具合が悪くなる」というのは、読後感が悪いということでしょうか。 「愉楽の園」は、なまめかしさ・気だるさがとてもよく表されているところが優れていると思います。 特にタイでのシーンなどは、バンコクの「空気」が伝わってくるようで、とても好きです。 ただまあ、人間関係が(というか恵子を巡る男性たちとの関係)が複雑で、タイでの出来事も混沌としている上に、恵子が優柔不断気味なのでイマイチすっきりしないかもしれませんね。 やはり、主人公に共感できるか否かで作品に対する印象もかなり変わってくるのではないかと思います。
お礼
私も月光の東は大好きです!私はバンコクに行ったことがあるのですが全く好きになれない国だったので読後感が悪かったかなとも思います。主人公には確かに共感できませんでした。とても鋭いすばらしい回答で感動しました。わざわざありがとうございました。