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遺伝子くみかえ
遺伝子組み換えについて教えてください。 薬学部出身なので一通りの勉強はしたのですが、いまだに根本的なところが分かりません。 遺伝子治療などで、遺伝子組み換えした細胞を体内に戻す場合、それは異物として排除されてしまわないのですか? どうして、それまで体内で増えつづけた細胞を押しのけて、増殖していけるのですか?
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- kawakawa
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現在、遺伝子組み替え治療には2通りの方法があります。 一つは欠陥のある遺伝子そのものを正常遺伝子と置き換えて先天的な疾病を治療する方法。 もう一つは腫瘍などに対する致死的遺伝子などの「薬」となる遺伝子を移植した細胞を用いるDDS的手法。 現時点で実用化されているのは、両者共に、取り出した本人の細胞の遺伝子を組替えて戻すものです。 インスリン非分泌型糖尿病の治療などの場合は、大腸菌にインスリン産生遺伝子を組み込んで大量に培養し、そこから、遺伝子を取り出して用いるものですが、これはDDSに近い方法ですネ。 本人の細胞(リンパ球や体細胞、場合によっては癌細胞なども)を戻すとき、それが異物として認識されないかというご質問ですが、遺伝子の一部が変わっても、それだけで免疫システムは異物と認識するわけではありません。 丁度、通常の移植手術を想像していただければ分かるのですが、基本的に多くの部分で不一致である遺伝子を持つ、他人の臓器を移植することができるわけですネ。当然、免疫抑制剤は用いますが‥。全く遺伝子に手をつけていない、ちぎれた指なんかの接合では、もともと自分の組織ですから、速やかに修復します。 遺伝子操作をした細胞が受け入れられるのは、このような理屈ですネ。 現在行われているのは細胞移植法のみですが、将来は、研究が進められている、細胞を取り出さずに「遺伝子銃」を用いて、患部などに直接遺伝子を注入する方法が主流となってくると想像できます。 以上Kawakawaでした
- JIMI
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私の認識では、 遺伝子治療とは、組換えした細胞を戻すのではなく、ベクター(運び屋)と呼ばれる細菌があって(組変えたDNAを目的の体内の細胞に運ぶ)、その細菌に細胞が感染すると、組替えられたDNAが細胞内に入りこんで正常な細胞になる、という感じだったと思いました。