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モノの値段(価格)の決め方
なんでも良いのですが、例えば新しい機能を持ったボールペンを開発して販売しようとした場合、1本の値段を決める必要がありますよね。 材料費、生産(製産?)ラインの構築、人件費、営業費などなどを考慮して決定するのだと思いますが、具体的にはどのようにしているのかを知りたい(勉強したい)場合、どういう本を読んだらいいのでしょうか? また簿記の1級を持っているような人は、こういった仕組み(?)みたいなことは理解しているものなのでしょうか? ボールペンと違って、今までに存在しないようなモノを発売する時など、どのように単価を決めているのか、ちょっと興味がある、というか値段を決めるのって大変だろうな?と思ったので質問してみました。 あまりにも難しい理論のようなものがあるのでしたら、そこまで詳しい情報は不要ですが(聞いても理解不能だと思うので)ざっと、こんな本を読めばだいたいのことは理解できるよ、みたいな回答があればよろしくお願いします。
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マーケティングというのがあります。いわゆる市場調査のことです。これを元に販売戦略を練り、価格を決定していくのだと思います。 例えば、普通のボールペンAと、書いていて疲れないボールペンBがあったとします。 Aが100円でBが105円だったら、私はBを買いますし、恐らくBを買う人が多いでしょう。(効果がなくても5円くらいの差でしたら、次にAを買えばいいや、と言う感じで) でも、Bが150円だったらAを買います。(効果が未知数なので、思い切った投資はしたくない) 多くの人がBを買えばBを買うかもしれませんし、CMでよくBが宣伝されていればBを買うかもしれませんし、驚く効果があればBを買うかもしれません。 Aというターゲットがある場合は、Bの価格はAの価格を参考に、商品の性能(賞品に対する自信)、宣伝効果、などを踏まえて価格を決めていきます。 逆に、ターゲット価格を元に、製造原価を下げるとか、広告費を控えるとかする場合もあるでしょう。 では全く価格の付けられないものならばどうするか、と言う事になると、やはり購買意欲がある範囲内で決定されますので、これも市場調査の上、製造原価を下回らない範囲で価格を決めます。もちろん、作っても売れないものは作りませんし。 例えば家事手伝いロボットが1体500万円で製造できるとした場合、1ヶ月に何体売れるのか、全体の何%くらいが買うのか、によって価格が変わってきます。 たくさん売れそうだと600万円でもいいでしょうが、月に1台とかだと1000万円にしなければ儲からないかもしれません。また、1000万円だと高すぎて売れないかもしれません。 誰にも作れなくて、どうしても欲しい人が何人かいたら、1体1億円でも売れるかもしれません。 やはり価格決定で重要なのは売れるか売れないか、買うか買わないかなので、市場調査は非常に重要です。 なお、今までに存在しないもの(売れそうだという前提で)を販売する際は、価格は強気(高め)に決めます。他者が追随してきたら価格を落としていきます。早いもん勝ち、と言う感じですね。
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昔、アマチュア無線機の製造メーカーに勤めていました。 開発部門にも所属しましたので、販売価格にも多少関わっていました。 おおざっぱに言いますと、原価の3倍程度、ということでした。 しかし、当然の事ながらターゲット価格というものがありますので、(同業他社の同じような機種よりも、少しでも安くしたい)徹底的に原価を抑える努力が要求されます。 たとえば、300円のパーツがある。 ここに100円のパーツを使用して同等の性能が得られれば、200円×3=600円価格を低く設定できる、と。 あくまでも一例です。
お礼
回答ありがとうございます。 同業他社の製品があればその価格が参考になりますが、全く新しい製品だとターゲット価格そのものが設定できませんよね。そういう場合に、原価(人件費などもすべて含めたもの)をどうやって計算するのかな?と思ったんです。製品を作るための工作機械から特注で作って、いざ製品を完成させたら原価が高くなりすぎて売れない、となったら、会社が倒産するほどの損失になったりするような気がするのですが・・・。
お礼
価格決定にはいろいろな要素を考える必要があるのですね。マーケティング調査はかなり重要だと思いますが、その手法みたいなものにもいろいろとありそうですね。 とにかく難しいものなのかな?という感じは理解できました。どうも、ありがとうございました。