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フジテレビのTOBと新株予約権
同じ質問をカテゴリー違いで経済のほうにしているのですが、ニッポン放送の株式でフジの公開買い付け期間中に同グループのニッポン放送がフジに予約株の発行を決めたことにより株価が下がりフジの買い付け価格近くまで下落したことで現在買い付けが進んでいるようですが、この行為自体はインサイダーや、株価の不正操作など法で規制されるようなことは無いのでしょうか?このようなことって自由に出来てよいのでしょうか?
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意見を持つことはいいことだと思いますが、経済は最終的に客観的な事実となって現れるものですから、事実関係の認識を間違えると、見当違いな意見になってしまいます。その点を注意してください。 >ニッポン放送の株式でフジの公開買い付け期間中に同グループのニッポン放送がフジに予約株の発行を決めたことにより株価が下がりフジの買い付け価格近くまで下落したことで現在買い付けが進んでいる これは事実とかなりの点で違います。 >ニッポン放送がフジに予約株の発行を決めたことにより株価が下がり」 株価はまだ下がると結論づけられません。また、新株予約権の発行が当該株価を下げるという因果関係は一般的な経済力学的にあり得ることですが、断定はできません。そこのところはライブドア社は「将来、1株あたりの価値が下がることを株主に連想させ、株価を下落に向かわせることを意図したのではないか」(同社幹部)と注意深く発言しています。 だからこそ、証券取引等監視委員会や東京証券取引所に、証券取引法違反にあたるかどうかを調査するように申し入れることにしたのです。 >フジの買い付け価格近くまで下落したことで現在買い付けが進んでいる」 これは明らかに事実誤認です。TOBとはどういう制度か勉強してください。TOBでは買い取り価格とその期日をあらかじめ公表しますから、それよりも株価が高いと空振り(株主が応じない)になります。そのため、TOB価格は通常、市場評価よりも高く設定されます。しかし、今回のニッポン放送株(4660.T)はTOB中でもラ社が市場でそれより高く買うことが考えられるので、株価がTOB価格を超えて推移しています。フジグループ側としてはそれではTOBが不成功に終わってしまうので、市場にラ社の買収劇が失敗すると予想させ、それが株価の下げ要因となるように新株予約権発行を発表したのでは、というのがラ社側の主張で、調査依頼する方針なのです。 TOBはその約定期日に売買されます。また、ニッポン放送株はむしろ今週末前日比上げて終わっています。これはフジのこの新株予約券発行が商法違反ではないかという認識が市場に広がったためです。 >株価の不正操作など法で規制されるようなことは無いのでしょうか?」 つまり上記のように株価に影響することを意図した、という点で不正操作にあたるのか、ラ社は裁判所に差し止め申請という形で判断を求めているのです。 私の意見は、 http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1235372 に回答したように、この新株予約権の大量発行とフジテレビジョン1社への割り当ては他のニッポン放送株主の利益を明らかに損なうものですから、ニッポン放送取締役会の議決は違法で、裁判所も差し止め申請を受けると予測しています。これは商法上インサイダー取引とは別のものです。
お礼
知識不足で間違った質問をしてしまったようで申し訳ありません、今回のような報道で一時的に株に興味が高まったのですが、報道の話を間違って認識したまま自分の中の疑問を衝動的に質問してしまったようです。もう少し勉強しながら今後の動向を見守りたいと思います。こまやかな回答ありがとうございます。