高分子の滴定について
大学院で無機化学を専攻している者です。
いま他の分野(高分子化学)についての実験の助手のバイトに携わっていますが、その実験というのが低分子と高分子の滴定の違いを学ぶものです。
高分子の滴定結果が、低分子の滴定結果と異なる理由を教えて頂きたいです。
ちなみに詳しい実験内容は、
酢酸とポリアクリル酸を水酸化ナトリウムで滴定し、pH曲線・終点・中和度a・pK-a曲線を求めたのちに低分子と高分子の違いを考えさせるというものです。
自身でも実験を行ってみましたところ、高分子の方が終点が早く訪れ、さらにpK-aのグラフも右上がりになりました。
酢酸もポリアクリル酸もカルボキシル基を有しているので、高分子におけるカルボキシル基が何かしら関係しているのではないかと考えています。
pK-aのグラフが右上がりになったのは、イオン強度が関係しているというヒントも教授にいただいたのですが、いまいちわかりません。
化学便覧などの文献や、ネットでもいまいちヒットしませんでした。
(高分子 滴定 ポリアクリル酸 カルボキシル基 などで検索しました。)
分析化学や高分子化学は専門にしている人ほどは分からないので、出来れば分かりやすくお願いします。
高分子の滴定に関するページのURLなども受け付けます。よろしくお願いします。
お礼
大変参考になりました。 その事によって密着強度が上がるわけですね。