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PowePCの製造工場はいくつありますか?
モトローラブランドとIBMブランドのPowePCについて、以前にマックの先輩に話を聞いたことがありました。 「IBMという会社はファブレスなんだから工場はモトローラにしかない、IBMはモトローラから仕入れてブランド名だけIBMと印刷している」派のかたと、 「IBMにも製造工場がある、モトローラ一社だけでは非常事態の時に対処できないからです」派の方と、両者とも譲らず真っ向から対決してしまっている様子です。 消費者としては同じ品物ならそれでいい話なんですが、ちょっと気になってしまいました。 個人的な思い入れは抜きにして、事実はどちらなんでしょうか? (製造年代によって工場の分担が変わったりしていてどちらも正解なのでしょうか?)
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さらに7です。 >※本家モトローラ社の存続とは切り離して、パワーPCプロセッサに関しては、この「半導体部門」のフリースケール社が設計製造販売担当ということになるのですか? そうです。PowerPCに関しては完全にフリースケール社が製造販売となります。 >CHRPマシンの失敗 もしWinNTが動作していたなら成功もありえたかもしれませんが,その場合はMacOSが沈没していたと思います。ハードとOSをきりはなさかった(プロジェクトをつぶして閉鎖性を保った)ことが現在もApple社がある理由の1つかと。 >いつか別スレッドでお聞きしようと思っていたのですが、IBMのCell技術はAppleモトローラのパワーPC概念から盗んだ技術で許せない、という巷のうわさ話も耳にしています。 まったく的外れです。 Cellに含まれるPPE部分がPowerPCG5と完全互換であることを「盗んだ技術」としていると想像します。 でも,PowerPC技術そのものの根幹となる「パワーアーキテクチャー」はIBM社が開発したものです。 つまり,土台を作り,PowerPC開発を進めてきたIBMは,単に「自社技術を発展応用しただけ」です。 ※任天堂のゲームキューブは,正にPowerPCベースですが,これは誰も批判しないんですか(^^; プリンターとかサーバーとかNASとか,自動車制御部品とか(PC以外の),制御部品としてのPowerPCはIntelなど足元に及ばないほどシェアが大きいのですよ。これはAppleの資産泥棒だとは思いませんよね。
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- macinspire
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6です。 >共通仕様書に基づいた両社生産体制、とばかり思っていましたが、それはG4までのはかない蜜月だった、という実情という訳ですね。 …三社連合結成時は「打倒Wintel=MS+Intel」という明確なターゲットがありましたが,モトローラは携帯等組込用途に重点,IBMはサーバーやワークステーションへとターゲットがシフトし,連合を組む意味が薄れたというところでしょう。IBMが抜けた形でしたが,モトローラがアテにならなかったのでAppleはIBMに助けを求めた,と見られてます。 結論として、601時代から現在に至るまで、「IBMブランドのパワーPCはモトローラのOEM供給を受けた」という説は、ユーザーの間だけでの作り話でまったくのデマ …そうですね。少なくともIBMは自社工場に製造能力があり,PowerPCを製造する権利があります。iBookG3搭載PowerPCG3の「PowerPC750」シリーズはIBM工場製造。G4は基本的にモトローラ製の「MPC74**」シリーズですが,後期のG4はIBMに製造委託との噂もありました。(IBMの方が製造技術が優秀) IBMは基本的に"G4"は製造,供給しませんでした。 (G4は「AltiVec」が特徴でしたが,PowerPCへのAltiVec搭載に反対したのはIBMでした。構造を複雑化させるよりクロックを上げるべきと主張。) モトローラはロードマップ上で"G6"を示していますが,「G4,G5」等の呼称はAppleが勝手に呼んでいるだけなので,少なくとも現時点で「PowerMacG6」目的に開発されているものではありません。 むしろIBMが開発中と呼ばれるPowerPC980等の方が期待されるスペックや元になるサーバー用CPUがすでに存在する点からG6候補として有力と私は思います。 ちなみにフリースケールとはモトローラの半導体部門が独立した新会社(モトローラ社は存続しています)。 それぞれ,会社の目的や状況が異なっていますので,三社連合はまず無理。 IBMとて,SonyのCellやゲーム機向けCPU製造開発で引っ張りだこ。Appleは「客の1社」でしかありません。
お礼
>ちなみにフリースケールとはモトローラの半導体部門が独立した新会社(モトローラ社は存続しています)。 なあるほど、そういうことでしたか。 macinspire さんの補足をいただかなかったら、またこのまま信じて諸説入り乱れて混乱する所でした。 ※本家モトローラ社の存続とは切り離して、パワーPCプロセッサに関しては、この「半導体部門」のフリースケール社が設計製造販売担当ということになるのですか? >それぞれ,会社の目的や状況が異なっていますので,三社連合はまず無理。 CHRPマシンの失敗(わざと戦略的に失敗させたという説も聞きましたが)がなければパワーPC全体の市場需要が比べ物にならない程大きくなっていて、連合の結束も強かったでしょうに、と思うと複雑な気持ちになりますね・・・。 >IBMとて,SonyのCellやゲーム機向けCPU製造開発で引っ張りだこ。Appleは「客の1社」でしかありません。 いつか別スレッドでお聞きしようと思っていたのですが、IBMのCell技術はAppleモトローラのパワーPC概念から盗んだ技術で許せない、という巷のうわさ話も耳にしています。 どこまでが真実か非常に興味深く見守っていきたいと思っています。
- macinspire
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G5は「Power4」というIBMのサーバー用CPUに由来するCPUです。過去製造されていた「G3,G4」とは系列が異なります。 根は「Powerアーキテクチャー」という共通する考え方から来ていますが,IBMは独自に「Power」CPUを開発し,IBMのサーバー用CPUとして進化させてきました。 平行して「Apple,モトローラ,IBM」三社共同開発としてPowerPC系列にも関係してきました。G4時代中盤に三社連合は崩れ共同開発しなくなりましたが,設計が決まっていたG4は,主にモトローラ主導で開発が継続され少しずつクロックアップしてきました。 Pentiumとの性能差がいよいよ開くにつれ,Appleは性能を上げらない(注文に応えきれなくなった)モトローラに見切りをつけてIBMにG5開発を依頼,IBMはPower4という遠い親戚をベースにG4互換のAltiVec搭載の「PowerPC970(G5)を開発した,というのが一般的な話です。 要するにG4までは三社連合のCPU,G5はIBM独自開発のCPUです。
お礼
とても詳しく具体的にありがとうございます。 (正直、ここまでお詳しくて「自信無し」でほんとによろしいんですか^^;) >要するにG4までは三社連合のCPU,G5はIBM独自開発のCPUです。 共通仕様書に基づいた両社生産体制、とばかり思っていましたが、それはG4までのはかない蜜月だった、という実情という訳ですね。 (なんだかマイクロソフトとIBMのOS/2計画破局と同じわだちを踏んでしまっているような心配がよぎりますね・・・) そうしますと、結論として、601時代から現在に至るまで、「IBMブランドのパワーPCはモトローラのOEM供給を受けた」という説は、ユーザーの間だけでの作り話でまったくのデマ、ですね? しかしG5になってからは「共通仕様書」が事実上消滅して、IBMが独自仕様のG5、モトローラ改めフリースケールがこれまた独自仕様のG6を作る、という分裂状態、と・・・。 両者で仕様書を交換してIBMがG6,モトローラ改めフリースケールがG5を生産する可能性はもう期待できない状態ですか? (仲良くやってほしいものですよね^^;)
- asuca
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訂正します。 製造の技術が追いつかなかったのではなく開発が追いつかなかったんです。 しかしモトローラはG6をすでに発表していますね。
補足
こ、この参考URLは・・・ モトローラという社名はフリースケールと変更されたのでしょうか?
- asuca
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>ちなみにG5の製造をモトローラが担当しなくなったのは、どんな理由があってのことでしょうか? 製造の技術が追いつかなかったからです。
- asuca
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>G5だけがIBMの製造、ということでしょうか? G5に関してはそうです。 G3,G4はモトローラ製が多かったですね。 >IBM製品の製造ラインはモトローラの工場内にある、という主張のひとがいるのは、誤まりですか? 誤りです。 製造ラインは別途持っています。 powerPCというチップの開発をお互いに基本技術仕様に乗っ取って開発しています。 その上でIBM,のものやモトローラの物などが使われます。
お礼
なるほど! どうもありがとうございました。 どうもマックに関する話しというと、けんか腰の論争に巻き込まれてしまうことばかりで何がなんだか混乱してばかりですが、おかげさまですっきりできました (^^)
補足
ちなみにG5の製造をモトローラが担当しなくなったのは、どんな理由があってのことでしょうか? (PPC連合のあらそいごとがあったのでしょうか)
- asuca
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参考URLを付け直しておきます。
- asuca
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参考URLにも「製造はIBM」とあります。 すべてではありませんがチップによってモトローラで作った物とIBMで作った物とがあります。それぞれに開発計画を持ち開発を行っています。技術提携をしていることも事実です。 http://www-6.ibm.com/jp/chips/products/powerpc/ http://www2.nsknet.or.jp/~azuma/p/p0023.htm
お礼
どうもありがとうございます! >参考URLにも「製造はIBM」とあります。 この参考URLの素直な疑問なのですが、G5だけがIBMの製造、ということでしょうか?(・・)? azumaさんのホームページの記述は、両方あり、と受け取れる記述なので、アップルのホームページと矛盾してしまい、疑問が膨らんできます。 「IBMという会社はファブレス」だという認識は、明らかに間違いだと断定して大丈夫なのでしょうか? (IBM製品の製造ラインはモトローラの工場内にある、という主張のひとがいるのは、誤まりですか?)
お礼
>プロジェクトをつぶして閉鎖性を保った)ことが現在もApple社がある理由の1つかと ははあん、やはり本当にCHRPはアップル社の政策として意図的に破綻させたものだったのですね。(政策といえば綺麗ですが連合企業の中心として権力を持っていたからこそで、芽を摘みとってしまったことになりますよね;;) 私は個人的にはその頃からOS/2を使っていましたので、CHRP版βまで出来たころにすごく期待していたんですが、その後中止になり非常にがっかりしました。 >まったく的外れです。 ありがとうございます。 これに類するさまざまな疑問が山のようにあるのですが、神話と伝説の正統忠実な継承主義のかたの餌食になってしまうと私刑状態になってしまう苦い経験ばかりしています。 格調高いこちらの掲示板で、本当の真実をぜひこれから少しずつ、確かめさせていただくことができれば幸いです。 >これはAppleの資産泥棒だとは思いませんよね。 単にその事実をご存知ないだけで、知った途端に騒ぎ出すのではないでしょうか (ーー;) macinspire さん、asucaさん、ありがとうございました。 また別スレッドで色々投稿したいと思いますので、私の体験してきた摩訶不思議な世界の壁に風穴をあけてください!