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無線IP電話におけるジッターについて
日経コミュニケーション2/15号で無線IP電話におけるQoS(優先制御)関連の話でジッターという言葉が出てきてました。 調べてみたところ、時間的な揺らぎということなのですが、データの遅延とどう違うのかよく分かりません。そこで質問が2つあります。 1.この場合のジッターの意味を詳しく知りたいです。 また、これが発生することによって実際に通話時にどのような現象がおきるのかも詳しく説明して頂けば助かります。 2.データが遅延するのだったら、通話をreal timeで処理するのが追いつかず最悪の場合切れるのはそれとなく分かります。遅延とジッターはどう違うのでしょうか? 回答についてですが、ある程度専門的(数学的、技術的)に答えて頂いた方が理解を深める上で助かります。ご存知の方いましたらよろしくお願いします。
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> 1.この場合のジッターの意味を詳しく知りたいです。 > また、これが発生することによって実際に通話時にどのような現象がおきるのかも > 詳しく説明して頂けば助かります。 ジッターは、おっしゃるとおり時間的な揺らぎです。 ここではパケットの遅延時間のバラツキとお考え下さい。 ジッターがあるということはパケットの間隔が広がったり狭まったりする事になります。 ジッターが発生するとパケットをデコードして音声にしたときに 波形歪が発生し音質が劣化します。ひどい場合はパケット欠損になります。 これの対策としてジッター・バッファーと言うものを設けパケットを一時蓄積します。 出口からは決められた正規の間隔でパケットを取り出すと言う方法を採ります。 当然遅延時間が増えることになります。 > 2.データが遅延するのだったら、通話をreal timeで処理するのが追いつかず > 最悪の場合切れるのはそれとなく分かります。 > 遅延とジッターはどう違うのでしょうか? 上でも述べましたがジッターはパケットの遅延時間のバラツキです。 例えばジッターが遅延時間の10%と言う風な表し方をします。 もし、遅延時間が600mSの場合ジッター(最大)が60mSということになります。
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- ymmasayan
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No.1です。補足質問に回答します。 > 1.単純に600msの遅延のみでジッターが0%の場合相対的に全てのパケットが > 600ms遅れるだけで、デコード側でもパケットが均一にそろうから > デコードするとき歪みは生じない。 その通りです。 > 一方、ジッターが遅延時間の50%などのように多く生じた場合、 > パケットが順番通り届かず、デコードする際データの欠落などの問題を生じて > 音声がひずみますよね?! ジッターが小さい間は単なる音声波形歪ですが、ジッターが大きくなると おっしゃる通りパケットの欠落が起きます。 > これらを式にまとめると > 音声復調時間=データ伝送による遅延+ジッター解消のためのバッファーでの遅延 > という考え方でよろしいでしょうか? 伝送による遅延時間と言う意味ではそうです。 実際にはわずかですがデコード時間による遅れがこれに加わります。
お礼
ありがとうございます! ごれで、ばっちり理解できました☆
お礼
私が書いた補足についてですが、一部エンコードとデコードを書き間違えています。すべてデコードですね・・・ 再度読み直していて気づきました。訂正してお詫びします。このサイト一度書いたら後で訂正できないのですね(泣)
補足
ありがとうございます。 読んでいてなるほどって思いました! 少し脱線するかもしれませんが、次のような解釈をしても、問題ないでしょうか? 1.単純に600msの遅延のみでジッターが0%の場合相対的に全てのパケットが600ms遅れるだけで、エンコード側でもパケットが均一にそろうからデコードするとき歪みは生じない。 一方、ジッターが遅延時間の50%などのように多く生じた場合、パケットが順番通り届かず、エンコードする際データの欠落などの問題を生じて音声がひずみますよね?! 2.1を解決するためにバッファーを設けてデータがある程度そろった次点でデコードすればいい。ただしこの場合少し録音して話したことと同じだから衛星中継のように相手方と話しづらくなる。つまりジッターがあるほどバッファーの設定時間を多く必要とし、もし元の正しい音声を得ようと思ったら、より多くの遅延が生じてしまう。これらを式にまとめると 音声復調時間=データの伝送による遅延+ジッターを解消するためのバッファーでの遅延 という考え方でよろしいでしょうか?