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ラジエータキャップの圧力について
ラジエータキャップの圧力はノーマル0.9kg/cm^2が一般的と言うのがこのサイトで解りましたが、どうして1.0kg/cm^2以上(1.1や1.2等)にしないのですか? よく解りませんが (1)水の沸点を90℃にしている? (2)キャップ作製のコスト? (3)その他? 一般的に普通に自動車を使用するのであれば、そこまで高い圧力は必要ないと言う事ですか?教えて下さい。
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- sailor
- ベストアンサー率46% (1954/4186)
確かに圧力を高めることによって冷却水の沸点を高めることは可能ですが、冷却水の沸点を幾ら高めてもエンジン自体の設計として、適正な冷却水の温度が設定されています。これにはシリンダーやシリンダーヘッドに設けられたウォーターギャラリーから冷却水への熱の移動のバランスの上で設計された冷却水の流量や温度にもとづいています。従って冷却水の圧力を高め沸点を高くしても必ずしも冷却効率が高まりエンジンの性能が上がるということではありません。 エンジンと言う物の基本的な性質は熱エネルギーを運動エネルギーに変換する機構ですから、単位時間内にできるだけ沢山の燃料を燃やしてやることが出力の向上(効率の向上ではないことに注意)につながるのですが、それは即ち大量の熱の発生につながります。しかし、ガソリンエンジンではエンジンの燃焼室の温度をあまり高く設定することは不可能(プレイグニッションの問題が解決できない)なのです。筒内噴射などの燃料供給方式の改良である程度は回避できますが、やはりむやみにエンジン温度を高めることは異常燃焼を招く結果となります。 ディーゼルではエンジン温度を高めことは高効率化の手段(放熱=無駄に捨ててしまう熱量 と言う図式から無駄にしてしまう熱量の低減につながるのですが)として有効であることが実証されていますが、ガソリンエンジンでは、その点火・燃焼メカニズムから無理があります。 従って、単に冷却水の沸点を高めたからと言ってエンジン自体の性能が上がるということではありません。ただし瞬発的な大出力を得るためには有効である場合もあります。継続的に大出力を求めるには冷却水の循環量の増加や放熱量の増加の方が効果が大きいでしょう。
- kabasan-z
- ベストアンサー率41% (26/62)
普通に乗る分にはメリットがないからです。 圧を掛けるのはハードな乗り方をする時のオーバーヒ-ト対策です。それよりもラジエターの容積をUPする等の基本的な事をしないと余り効果は無いです。 デメリットは高い圧を掛けるのでラジエター本体が破損する可能性が出てきます。 例えば錆びや傷等で脆くなった箇所があると、そこから破け易くなります。 それに社外品使用で故障したら保証が効かない可能性もありますしね。
ここが参考になるのでは。2ページあります。
- nanasupra
- ベストアンサー率33% (45/136)
キャップの表記は大気圧以上にどれくらいの圧力をかけるかです。 つまり0.9kg/cm^2は0.87気圧ですので、ラジエーター内は1.87気圧になります。水の沸点は百数十度になっていますし、冷却水はもともといろいろ入っているので100度で沸騰もしません。
- nitto3
- ベストアンサー率21% (2656/12205)
それ以上にしたら冷却効果が落ちるからです。 強制水冷になっていたらポンプのキャビテーションが起こります。 高い温度が必要ないというより高いと危険性が増すからです。