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新電力供給方式について
分散型電源方式とは、どのようなものなのですか?できるだけ詳しく教えてください。お願いします。
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簡単に言えば、「電気を使うところの近くで発電しましょう。」ってことです。 従来の方式は、大型の高効率発電所を作って、そこから送配電線で各工場や家庭に電力を配っていました。 これに対して、各家庭(や団地単位)、工場に小型の発電機を置いて、電力を供給しましょう、というのが分散型発電。 メリットは既に書かれているので割愛。 実施上の問題点は、発電と消費のバランスをどうとるか、というところ。各小型発電機が自由勝手に発電すると、発電と消費のバランスがとれず、電力系統がダウンする危険性があります。分散電力の割合が小さいうちは、従来の電力系統とつないで、従来からある発電機の発電量調整でバランスをとれるのですが、分散電源の割合が大きくなってくるとバランスをとりきれなくなります。(発電量の調整にはある程度の時間が必要です。発電量が少なくなると、調整できる電力が限られるし、時間当たりの電力変化量も小さくなってしまいます)。また、各分散発電機間で電力の融通が必要になってくるのですが、電力の流れ(潮流)制御をどうするかも課題です。
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- foobar
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#5に補足(大事なのを忘れていた) もうひとつ、大事な課題として、送配電線の保護をどうするか、というのもあります。 例えば送電線に異常(落雷、地絡など)があったときには一旦その部分の電気を止めて、トラブルを解消して、再度送電を行います。 ところが、分散発電機が増えてくると、単に電力会社発電機に近い側のスイッチを切っても、分散電源側から電気が供給されてトラブルが起きた箇所の電気を切ることが出来ない、場合によっては、(電力の流れが複雑になって)トラブルがどこで起きたかの検出が難しくなる、という課題も出てきます。 分散電源と言えども、電力系統全体を見渡したシステム設計、それに応じた(分散)制御の確立が必要でしょうね。
- sego
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火力発電などは、エネルギーを家庭まで届けるのに20~40%くらい?だったと思います。発電して不要になった熱は海などに捨てています。そのため火力も原子力も海沿いにあります。送電線のロスもおおきいです。一方家庭用コジェネでは、発電効率が40%としても廃熱を暖房や給湯に利用可能なので、実質80から90%になりエネルギー利用効率がよくなります。 太陽光は、昼間のピークを需要家側(遠い発電所より)で発電して供給するため、伝送ロスの低減や 電力会社の夏場のエアコン需要による電力対応の緩和になり、夏場のエアコンピーク需要だけのために、電力会社の過剰な設備投資を抑えることが出来ます。 太陽光やコジェネでは不安定なため系統連携して電力会社ともちつもたれずの関係で運転する方法です。 昼間しか使い物にならない太陽光や風が吹かないと発電しない風力発電など、お湯を使わないと発電しないコジェネレーションなど自然エネルギーや高効率エネルギー利用方法が促進される新システムです。
お礼
わかりやすい回答ありがとうございました。 分散型っていうシステムはすばらしいいですね。
- alsas
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太陽光発電、風力発電、燃料電池電池など、 発電=大規模な発電所、以外の発電方式。 のようです。 発電所=系統と分散型の連係、分散型が発電して余りを系統に送る系統連係が重要な点のようです。
お礼
ありがとうございます。 「系統と分散型の連係」、「散型が発電して余りを系統に送る系統」ということは、電力会社なしてはまだやっていけないわけですね。
電力会社からの電力供給によらずに、自家発電にて電力を調達することです。 ゴミ発電、コージェネレーション(電力と熱を供給)、マイクロガスタービンなどが注目されています。 太陽電池は、発電量の確保が不安定なので電力会社からの供給なしではやっていけません。 分散型電源のメリットは、電気代が安くつく(流通コストが不要)と言うことに尽きますが、その一方では初期コストが非常に高価になるということと、設備の維持に専門家と費用を必要とすることですね。 なお、実際には分散型電源といえども、電力会社と予備電力契約するのが通常です。
お礼
ありがとうございました。 やはり、分散型だとしても電力会社の助けが必要なんですね。
- bullfrog
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お礼
すばらしい文章ありがとうございました。 長所だけでなく短所も詳しく知ることができました。