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なぜ腎不全の人は高リン血症になるんでしょうか?
腎不全の人は腎臓でビタミンD活性が出来なくなり腸管からのCaの吸収が出来なくなり低Ca血症になるのは分かるんですが、なぜ次に高リン血症になってくるんでしょうか?以前調べたんですが忘れてしまい困っています、どうかよろしくお願いします!
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高リン血症をみる疾患は、糸球体濾過値(GFR)が低下した状態(慢性,急性腎不全)によるものが大部分で、他の原因はまれであると考えられています。 その理由として、一般に糸球体濾過値(GFR)が30ml/分以下になるまでは尿細管のリン再吸収量は次第に減少するので高リン血症を示さないのですが、GFR が30ml/分以下ではGFRあたりの尿細管リン再吸収が増加して、高リン血症を呈するようになることが多くなります。 しかし摂取されるリンが少なければGFR10~15ml/分以下になって、はじめて高リン血症を呈するなど、リン摂取量によって一概にはいえません。 高リン血症の鑑別では、GFR低下があってもCPK(クレアチンフォスホキナーゼ)、アルドラーゼの上昇がみられれば高リン血症はGFR低下に由来するのではなく、筋肉からのリン遊出によるものであるかもしれないので、GFR30ml/分以上の高リン血症ではまず貧血、溶血の有無、輸血歴を調べ、赤血球由来の高リン血症の可能性を調べます。
お礼
あ、そうですよね!すいません!すごい分かりやすかったです!ありがとうございました!!