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違いはあるの?

「宗派」や「信者」で検索してもヒットしなかったので教えて下さい。 先日知人との話の中で 「天台宗はもともと金持ちの信者が多くて、浄土真宗や日蓮宗は貧乏人信者が多い」 と言われました(言い方が悪くてすいません…ちょっとした雑談だったので)。 前の質問の中で「浄土真宗は一番信者さんが多い」みたいな記述があったのでいろんな階層の人がいるだろうと思ったのですが、やけに自信ありげに言われたのでそんなもんか、と納得してしまいました。 でも江戸時代には半ば強制的(?)にいずれかの寺に属するように決められたんですよね(学生の頃のおぼろげな記憶を引き出せば)? その時も宗派と階級というものは考慮されていたのでしょうか? それとも単純に地理的に近いところに決めてしまったのでしょうか? 宗教の歴史をひもとけば長いながーいいわれがあるとは思いますが、そのような階級による宗派の区別みたいなものはあったのか、ご存知の方がおられましたら教えて下さいm(__)m。

質問者が選んだベストアンサー

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  • masakaji
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回答No.2

 そももそ、仏教といっても、最初に釈尊(=仏陀=ゴータマシッダールタ)がひろめた教えが、そのまま今に伝わっているわけではなくて、その教えから、弟子たちが、いろいろアレンジを加えていったり、自分なりの解釈を体系化していって、いろんな宗派ができています。  その宗派ができたときのいきさつや、広まっていったときの経緯で、どういった、人たちに支持されていったかということなのです。  宗派は、階級によって決められていたというより、改宗できるので、自分で選択することはできるのですが、先祖の墓をどこのお寺に預けているかということで、実際に改宗するのはとても困難。(親族とかの激しい抵抗で)  それで、似た環境の人は、同じような宗派になっていったことは、わりと自然なことですね。  天台宗は、禅宗なので、教え自体が難解です。  そこで、天台宗の高僧の法然上人が、人を救うためにはどうしたらいいかという観点から、導き出したのが、浄土宗。  生涯に一度でも、心のそこから、南無阿弥陀仏と念仏を唱えると、極楽浄土に往生できるという、とてもわかりやすい教えだったので、庶民に広がったのですよ。  また、浄土真宗は、法然上人の弟子の親鸞上人が導き出した教えで、もっと、かみくだいたぶぶんがあり、庶民に人気が出たのですよ。  日蓮宗については、門外漢なのでお答えできませんが、天台宗と浄土真宗のつながりをみても、面白いですね。これは、NHKの特集で取り上げられていたのを、覚えていて、おもしろいなーと思いました。

noname#10492
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 元々はお盆でお墓参りに行って云々の話から出たので墓との関連はとても興味深かったです。 人間いつかは死んでしまうんだし、いくら信仰心の希薄な日本人でも最終的には「お墓」に拘りますね。 階級によるもの、と決め付けてしまうのではなく、極めて現実的な「お墓」の問題はかなり大きいと思います。 教科書で習うような難しいことも、本当のところは当時の人々にとって当たり前の選択だったのかもしれません。 <ころころ改宗するとめんどくさいとかその程度だったのかも…。 小難しい教義を分かりやすくしてもらえれば多くの人はそちらに行くでしょうし、より多くの人々を救済するという点ではとても上手いやり方なのかもしれません。 救われたいと思うのは今も昔も変わらないという事なのですね…。

その他の回答 (2)

  • fuji1
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回答No.3

こんにちは。 詳細な説明を2人のかたがされているので、寺に属していたことを説明します。 現在のような詳細な戸籍が無かったため、その管理を寺院で行っていました。 そのため、登録しておかないと、葬儀もだしていただけないので、すべての庶民が寺院に登録していたと思います。 このときの登録先は当然近所の寺ということになります。 (宗派とか教義とはまったく関係ありませんでした) しかし、その目的は徴税(年貢)のためであり、このことが権威と宗教者を堕落させた原因といわれています。

noname#10492
質問者

お礼

お礼が遅れまして申し訳ないです。 お寺の方の意見が聞けるなんて…(^.^)。 >しかし、その目的は徴税(年貢)のためであり、このことが権威と宗教者を堕落させた原因といわれています。 きっちり取るモノは取る、という事が目的なんですね。 そればかりのせいではないかもしれませんが、やっぱり制度による影響は大きいみたいです。

  • cse_ri
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回答No.1

私なりの解釈ですが、 「天台宗は、平安時代に主に貴族層に広まったが、浄土真宗・日蓮宗は  鎌倉時代に主に農民・商人層に広まった」 というようなことではなかったかと思います。 それから、現在はどうだかわかりませんが、歴史的には日蓮宗は商人の 信者が多かったらしいので、金持ちの信者が多いのは日蓮宗のような 気がします。

noname#10492
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 >「天台宗は、平安時代に主に貴族層に広まったが、 >浄土真宗・日蓮宗は鎌倉時代に主に >農民・商人層に広まった」 倫理の教科書によると 平安時代の末法思想→鎌倉仏教(浄土宗・真宗等) ということで、元は比叡山で修行したが、それら既存のものにはとらわれない、自己の課題として何を受け取るかが真剣に考えられた のだそうです。 時代の転換期に、世の中について一生懸命考えていた人々がいたんだなあと今の自分を反省するばかりです(~_~;)。 現在の状況ですが、自分の家の宗派が何なのか言える人もそんなに多くはないと思うので厳密な宗徒数を把握するのは難しいかもしれませんね。 「身分」もはっきりしませんし。 日蓮宗については初耳でした。商人階級の人に受け入れられる内容だったのかもしれませんね。<そのへんは勉強不足ですが。 また色々調べてみようと思いました。 ありがとうございます。

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