水の摂取量は排泄量とのバランスで変わってきます。夏などで汗をかいて水分を失ったときは適量補給する必要がありますが、必要量摂取するのが最適です。目安として、食事をとることで1.3L~1.5Lとれますので、飲む水分としては1.2L~1.5Lくらいとるのが標準的な適量です。
水は不足すると危険(10%失われると身体機能に異常、20%失われると生命の危機)ですが、同時に摂りすぎても水中毒などになり危険です。水中毒とは、水を大量に飲むことで血液中のNa濃度が下がり、細胞内のNa濃度とのバランスが崩れ、重篤な症状を呈するものです。水中毒になると、特に脳が大きなダメージを受け、精神の錯乱や発作、昏睡状態になることもあります。水を飲みすぎて手足にしびれが出たり、皮膚を押してへこんだ跡が残るようなむくみがでたときは危険信号です。通常の人であれば、7L以上飲まないと水分の排泄能力を上回ることはありませんが、心臓や腎臓に疾患を持っている場合は、腎臓の排泄能力が低くなっている場合があり注意が必要です。
何事も適量が体にもっとも良い結果をもたらします。水をたくさん飲めばダイエットできるということはありません。ダイエットの基本はあくまでも適切な食事と運動です。水を必要以上にたくさん飲んでもデメリットだけで何の得もありませんよ!